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2024年3月の読書メーターまとめ

楽駿
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感想・レビュー
14
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947ナイス

2024年3月に読んだ本
14

2024年3月のお気に入られ登録
1

  • どら母 学校図書館を考える

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

楽駿
品川図書館本。直木賞受賞作。万城目氏の作品は、あまり読んで来なかった。軽い感じが、好みに合わなかったから。新潮文庫の100冊イベントで読んだ万城目氏作品が、かなり面白かったので、今回は期待値が上がった。軽妙さは、いつも通りで、その回収が最後にきて、一気に押し寄せる。ただ、野球がやりたかった。そんな言葉に、自分の望む事を、自分の思うままにできなかった時代が見える。神宮外苑での行進ばかりが取り上げられる事への抵抗もあったんだろうが、きっと、日本中でこんな壮行会があったんだろう。そんなことに気づかされた。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

楽駿

友人がこのコンサートを教えてくれて、行ってきました。今年は、東日本大震災の為のコンサートで始まりましたが、能登半島地震にもその収益が使われることに、変更になっていました。続ける支援が大事なんだろうね。東北ユースオーケストラの指導にあたっていた、坂本龍一さんも鬼籍に入り、それを偲ぶ思いもあり、素晴らしい演奏でした。

友人がこのコンサートを教えてくれて、行ってきました。今年は、東日本大震災の為のコンサートで始まりましたが、能登半島地震にもその収益が使われることに、変更になっていました。続ける支援が大事なんだろうね。東北ユースオーケストラの指導にあたっていた、坂本龍一さんも鬼籍に入り、それを偲ぶ思いもあり、素晴らしい演奏でした。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
14

楽駿
ネタバレ品川図書館本。徳川家重のお話だと思っていたが、家重と忠光、2人の話であった。生まれつき、身体に異常があり、武士の頭領になる身分なのに、刀を持つどころか、自由に1人で動き回る事も出来ない。ましてや、思いは様々あっても、発する言葉は、周囲に届かない。頭脳が明晰であるだけに、自分自身がもどかしい。そんな主を支え、お口にのみ生きた忠光の苦悩と、主従を越えた深い繋がり。村木作品を読んだのは初めてだが、とても素敵な作品に出会えた。田沼意次の「まいないつぶろ」には、笑った。いつの間にか、物語に取り込まれて夢中になった。
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楽駿
品川図書館本。小説の中に出てくるレシピが登場するお話は時々あるが、こんな図書館に行ってみたいと、できたら働いてみたいと思わせてくれるところが、ひ香さんらしい。華やかな、凝ったメニューではなく、この図書館に寄り添った、むしろありきたりの料理。人は誰も、心の中にこんな図書館を隠し持っていても良いかもしれない。お金の出所に関しては、やっぱりさすが小説って感じですが、世間一般から、半歩ずれたところに位置したようなこの図書館。私なら、泊まり込んでしまいたい。図書館ホテル作ってください。1週間位連泊希望。お夜食付きで
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楽駿
品川図書館本。直木賞受賞作。万城目氏の作品は、あまり読んで来なかった。軽い感じが、好みに合わなかったから。新潮文庫の100冊イベントで読んだ万城目氏作品が、かなり面白かったので、今回は期待値が上がった。軽妙さは、いつも通りで、その回収が最後にきて、一気に押し寄せる。ただ、野球がやりたかった。そんな言葉に、自分の望む事を、自分の思うままにできなかった時代が見える。神宮外苑での行進ばかりが取り上げられる事への抵抗もあったんだろうが、きっと、日本中でこんな壮行会があったんだろう。そんなことに気づかされた。
が「ナイス!」と言っています。
楽駿
品川図書館本。ほしお氏の作品の中でも、好きなシリーズでしたが、ここで終了。少し残念ですが、これから、学生時代を終えて、社会人として川越の地で頑張っていく事になる姿は、嬉しい。コツコツとやる手仕事が、自分自身でも好きだったりする。洋紙は手軽に使えるし、安価なので、日常的に利用するには便利。けれど、もし、昔から日本にも洋紙が多く出回っていたのなら、昔の事を綴った日記とか、書付の類は、風化して残っていないものが多かった事だろう。江戸時代から200年、300年経たものが、しっかり形に残っているのは和紙だから。→
楽駿
2024/03/25 17:08

→なので、日本はもっと和紙を誇っていいと思う。ジンチョウゲ科の枝を使っていた話に、身近だけにとても驚き、楽しい。

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楽駿
品川図書館本。田中さん一家のその後と、過去。始まりは、いつも通り。『星に願いを』の章で、鈴木氏の大きな成長を感じる。これまで、学生の花の眼差しからしか、物事が語られていなかったのに、その祖母の建前と本音が、とてもリアルで切なかった。自分を責めるあまりに、幸せになってはいけないと思い込む祖母。過去の自分の罪を償う手段は、他の方法もあったんじゃないのかな?けれど、同時に、もし私がその立場なら、同じ様に生きているかもしれない。そんな風に感じられるからこそ、辛い。田中さん一家は、これで一つの完結なのだろうか?
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楽駿
ネタバレ品川図書館本。新聞連載だった作品が本になった。読書会仲間にお借りした新聞連載の時に比べて、非常に読み易くなっていた。さすが、編集さんのお力。補導委託と言う世界、よく知らずにいたが、互いにボタンの掛け違いはあっても、相手の事を思いやる気持ちがあるのなら、それは立ち直る事ができるような気がする。まして、血縁関係でない人が、きちんと心を寄せ、見守ってくれるのなら、甘えも少なくなり、自分を考え直すチャンスがあるのかもしれない。解っていても、簡単に自分が補導委託を始める自信はない。勇気をもらった1冊。
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楽駿
ネタバレ品川図書館本。神と王と領主の間で翻弄されるマイン。記憶を失くした部分が、何より1番マインの大事にしていた部分だった事が切ない。そして、その部分を知っている人が少なすぎる。この先、マインが普通に幸せに生きていかれるのか?下町の記憶を失くして、マインが生きていく上で、頼りになる部分は残っているのか?また先が気になる。フェルデイナンドに対する記憶の一部欠落も、マインにとっては重要。どうなる、次巻?
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楽駿
品川図書館本。前作に引き続き、水墨画の世界を描く。下書きのない水墨画の世界。最初のただ一本の線を引くことで、その絵の良し悪しが決まってしまう事の怖さ。そして反面、技でなく、心の見るままに、子供のようなまなざしで、自然をとらえてこそ見いだせる線の驚き。そんな世界は、以前にも増して、深く、染み渡っている。水墨画に対して、何の知識もない私にも、その世界の重さや、厳しさは、感じる事ができる。今回もしっかり、沁みました。そして、そんな中で決めた将来を、頼もしく思う。こんな先生になら、教わってみたいよね。お薦め!
が「ナイス!」と言っています。
楽駿
ネタバレ川崎図書館本。読書会仲間が読んでいて、気になって手に取ったが、シリーズ3作目だった。仲間に確認を取ると、これから始めても充分話は解るとの事で、これから。確かにこの1冊で充分完結しているし、面白い。ちょっと不思議な聴診器を渡され、6か月限定の女子刑務所の医師と看護師して派遣される。聴診器を当てると、心の声が聞こえて、懲役刑の彼女らの事情が語られ、そこに、ついお節介をしてしまい、そのお節介が彼女たちを救っていく。こんなに上手くいくわけないのは解っているが、安定の面白さ。前2冊も読んでみます。
が「ナイス!」と言っています。
楽駿
ネタバレ品川図書館本。ごくごく普通の人の恋と生き方を描く。恋に恋して、相手に望むばかり、憧れるばかりの時代は、きっと誰にもある。相手を思いやる事ができるのは、自分自身が自立して、相手に寄り掛かる事を止めた時、多分。そして女だからの世間の呪文から、一歩踏み出した時、きっと、女と言う形でなく、人としての生き方が始まるんだろうね。頼りない若い2人。お互い、良い格好だけしようと思っていたけれど、ほんの少しだけ大人になったから、これから、新しい一歩が始まる。当たりまえだけれど、確実な一歩が始まる。だから未来は明るい。
が「ナイス!」と言っています。
楽駿
川崎図書館本。ちょっと切なかったり、真っ黒じゃないけれど、グレーなお話の多い短編集。表題作『獣の夜』と『太陽』が特に好みだった。ずっと我慢ばかりしていると、人はどこかで破裂してしまうから、こんな風に少し横にずれた部分で思いっきり弾けた方が良いのかもしれない。森氏は、個人的には短編より長編の方が好みかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。
楽駿
ネタバレ五十鈴屋が無事に100周年を迎えたところで終了。13巻の発売サイン会にて、髙田氏が言っていた言葉が、良い意味で大きく変更されています。江戸時代にはありえないと言っておられましたが、時代が変わっていく流れを感じられたので、江戸から明治に移り変わってゆく流れの中なら、可能だったと言う事なのでしょうかね?あれほど、恨みがましく思っていた妹の心も、これで静かにほぐれていくのだろうか。ならば、いつか、あのお守り袋を付けた幸と、再会できたりできないのか?そんな願いを込めてしまう。次の100年へと、話は続きそうです。
が「ナイス!」と言っています。
楽駿
品川図書館本。前作、芥川賞受賞の『おいしいごはんが食べられますように』が、芥川賞と相性の悪い私にも、とても面白かったので、こちらも。この作者の作品を読んでいると、自分の中の気がついていなかった部分にスポットを当てられている気がする。誰でも、良い人だけでもなく、悪い人だけでもない。言いたい言葉を飲み込んで振舞っているなら、その裏に隠された黒い部分も確かに存在する。どう思われるかを意識するのは自然の事だが、知らないうちに、本当の自分を見失っていたりもする。あれもこれも自分。割り切れないからこそ、人らしいかも。
が「ナイス!」と言っています。
楽駿
品川図書館本。言葉にできないものを、形にする。そんな世界がある。言葉では上手く伝えられないものを、染める事で、織る事で、伝えたい思いを形にする。そんな世界がある。大量に安価に生産される衣料達は、思いはない。ただ安く、それなりにお洒落に。そんな世界も必要なのだが、もし、一生のうちに1枚だけ好きな衣料を選んでいいのなら、きっと、こんな一反を選ぶのだろう。思いを込めたものを作ると言う事は、その人の命を形作り、生き様にも繋がっていく。憧れの一途で、この本を読み切った。読んで欲しい本。そして私も織ってみたい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/02/03(3737日経過)
記録初日
2014/02/03(3737日経過)
読んだ本
2010冊(1日平均0.54冊)
読んだページ
619903ページ(1日平均165ページ)
感想・レビュー
1901件(投稿率94.6%)
本棚
5棚
性別
血液型
B型
職業
サービス業
現住所
神奈川県
自己紹介

川崎大師でこじんまりとした読書会をやっています。地元仲間で読書だけでなく、お散歩や美術鑑賞、気になる図書館訪問とか、気楽に参加できる形です。
読書メーターには、日々助けられています。
自分の読んだ記録だけでなく、お気に入りの作家の新刊チェック、皆様のレビューの中から、新しい気になる本との出会いや、読み友さんとの出会いまで、ここで得た世界は、私の読書時間を豊かにしてくれています。

現在、お気に入り登録いただいた方全てを、同様にお気に入り登録することはできていません。自分のキャパオーバーで、お気に入り登録させていただいた方のレビューを全て読み切る時間が取れておりません。この状態で数を増やしても、かえって失礼に当たるかもしれないので。
お気に入り登録、していただくのは喜んでですが、仕事と、介護と猫の通院が落ち着くまでは、お気に入り返しができない事情をお汲み取り下さい。誠に申し訳ございません。

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