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2024年4月の読書メーターまとめ

みさどん
読んだ本
45
読んだページ
7139ページ
感想・レビュー
45
ナイス
1135ナイス

2024年4月に読んだ本
45

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

みさどん
青山さんお得意のファンタジーかと思っていたら、現実的。仕事や人付き合いなどで考え込んで、とうとう体に不調をきたしてしまう。そういう状態をストレスで片づけられることが世の中本当に多くなった。それをカバヒコという表紙の遊具に、語りかけたりなでたりすることで、自浄していくような連作集。自分の腰痛もストレスからって言われることがあって、それは違う。想像力が大きいと不安になるというのは、SNSに翻弄される人を見て大半がそれだろう。エゴサーチをすることで精神的に疲弊している。みんなネットの悪意から距離を取るべし。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

みさどん

裏庭のサクランボ、楽しみにしていたのに今年は赤くなる前に落ちてしまい、一つも食べられなかった。木自身も困惑しているかのごとく。温かくなってから、雨が多く、肌寒い日になったせいだろう。また来年を楽しみにします。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
45

みさどん
小憎らしい犯人スズキタゴサクのしゃべりがどう進むのか知りたくて一気読み。警官との取り調べの駆け引きがすごくて、そんな知性なら負け組のはずはないじゃあないかと。爆弾があちこちで爆発し、死者もたくさん出てきたのは死に損。あまりにも死に損。頭の良さや知識がある人は、プラスの方に使ってくれないと世の中は暗くなるばかり。始まりとなった刑事さんの異常な性癖って、これもあり得ないと思えて仕方がなかった。
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みさどん
下半身の大事さはとても感じる。近頃筋トレをする上で、自分の体に合うものかを考えることが必要だと思えてきた。膝を痛めていたり腰痛があったりしていると、この動きは逆によくないなと思えることがある。この本のイラストはちょっとわかりにくくて、もっと身体がはっきりするものがいい。次の本に期待している。
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みさどん
行方不明捜索協会の西山さんのところに依頼されたケースが4つ。どれも警察の身元不明遺体の中からみつかる。死ぬ前の動向を探っていくもので、亡くなってからその人の人物像や本心がうかがえていって、足取りを探す人は悲しんだり決別の意思が強くなったりする。でも、亡くなったらそれまでで、読んでいて虚しさは消えなかった。自殺のケースだとなおさら。身元が分からなくなるような死って悲し過ぎる。西山さんのお母さんは最後に何か分からないかと期待してしまった。ごめんねという気持ちはどう消化させればいいのだろう。
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みさどん
鳥が蜘蛛の糸を使って縫ったり、葉をさいて編み上げたり、ものすごいレベルだった。知らないで見ると、小さな鳥が作り上げたとは思えないだろう。獲物の中身に住むとか入り口を開け閉めするとか、興味深いものもたくさんあって、楽しめた。鈴木さんってこういう文献も作るのだと感心。こんな自然をますます守っていかなきゃと思える。
鴨ミール
2024/04/27 14:00

数年前に地元の美術館で、鈴木まもるさんの原画展がありました。その時にいくつかの鳥の巣の展示もありました。これ、どうやって取ってきたのか?ということはさておき(笑)ご本人が会期中何度かいらしていて、来場者(子どもさん)に説明していて、熱心な人だなぁと思いました。もちろん、他の絵本の原画もありましたよ。

みさどん
2024/04/27 14:08

いいですね。絵ももちろん丁寧でお上手ですもん。鳥の巣研究家であり絵本作家さんだと知りました。鳥の絵本が心に残っています。

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みさどん
心を病んだ人が通うことになる心療内科はとても素晴らしいご夫婦。病んでいく過程がわかったけれど、そう簡単には治っていかないだろうとは思えた。真面目な人や想像力が高い人がこんな風に押しつぶされていくのだろう。短所も含めて突き進める人って、それだけで強いものだなあ。
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みさどん
たくさんでいるとギャング団かもと、手が見えないと武器を持っているかもと、そんな黒人ゆえの差別事象が存在することへの悲しさ厳しさを母からの警告で表現している。警官に殺された事件の記憶は新しい。私たちの周りにも海外の人はずいぶん増えてきた。偏見の目を持たないこと、これからの子どもたちには壁は薄いかも。
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みさどん
難しい漢字に全くルビはなく、大人絵本。中学生がのりにのってマンガの筋を書いていった感じ。想像だけでいろいろな化け物を描くのは大変だろうけれど、楽しそう。百鬼夜行の世界だな。人間がいやーな存在だった。
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みさどん
ストーリーは本題の通り。とにかく絵がすごかった。細かくてでも優しくて独特。渋いんだな。海賊って優しさとは無縁の残酷なものだけど、冒険する人々としてだけ合っている。最後の成長した息子絵がかっこよかった。
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みさどん
ジャングルに住む一族とそこに巡ってくる一族との交流から始まる。不思議な社会と文化やしきたりがあって、上橋菜穂子さんを彷彿とさせたファンタジーの世界。どれほどの想像力だろう。巨人と呼ばれる人間はまさに高文明の未来の人間像で、人工的に創り出されたものが主人公たち民族だという。コントロールされていると、一生を自分で全うするという自由が何より大切になるものだという感じ。ここにも見目麗しさが出てきて笑えた。
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みさどん
ありえない鳥がたくさん。名づけと風貌がものすごくいい。原著では名前がどうなっているのか興味がわいた。訳者さんもナイスセンス。足と羽とくちばしで、特徴がバッチリとらえてあった。うまい!好きな本棚
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みさどん
こういう本があるということは、海外でも見かけの違いでいじめや仲間外れなど心を痛める事象があるということなのだなと読みながら思う。いろいろな人種の人が一つのクラスにいる時、当たり前すぎて、違いに心をとめることはないと思っていた。見かけや様子の違いで、心にバリアを張るのっておかしい。まずは大人が実践すべき。
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みさどん
暗くておぞましい話が多かった。膝の裏を刃物でえぐられたり、父親の冷酷さが母親を狂わせたり、首の後ろに卵を産み付けられたり、想像するとぞっとする。父親を殺したいほど憎むって辛いだろうな。親に頭が上がらないというのとは違って、家庭内での恐怖政治って不幸でしかない。自分は痛そうなのが読んでいて最も苦しかった。悪夢というだけあって、もういいと思わせられた。
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みさどん
法律や裁判、弁護士といった分野は分かりにくかったり難しかったりするのでとっつきにくいが、これはするする読めた。結婚をやめたくなる4つのケースって、どちらかの人間性に問題があったり人生をやり直そうとするものだった。互いに真剣に闘うと、それはそれは泥沼になりそうで、弁護士や法律事務所って精神的に疲弊しそうだから、元気な人でないと務まらない。主人公松岡弁護士の出自が良きお寺で、支える人や家族に恵まれていてホッとした。これは続きのケースを読んでいきたい。好きな本棚
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みさどん
青山さんお得意のファンタジーかと思っていたら、現実的。仕事や人付き合いなどで考え込んで、とうとう体に不調をきたしてしまう。そういう状態をストレスで片づけられることが世の中本当に多くなった。それをカバヒコという表紙の遊具に、語りかけたりなでたりすることで、自浄していくような連作集。自分の腰痛もストレスからって言われることがあって、それは違う。想像力が大きいと不安になるというのは、SNSに翻弄される人を見て大半がそれだろう。エゴサーチをすることで精神的に疲弊している。みんなネットの悪意から距離を取るべし。
が「ナイス!」と言っています。
みさどん
6つの夫婦の短編集。本題からどれほどしたたかな女性が出てくるのだろうと思ったら、全くだった。どう転ぶかとか真相が解明されてないのもあって、不完全燃焼。ちょっと短すぎる気がする。帯であおり過ぎかな。
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みさどん
数学に魅了される人の話を立て続けに読んでいたので、数字の魅力って物凄いのだろうと思えた。ソフィーは天才。けれど女性だからってこんなに認められないものだったのかと驚くばかり。でもめげない研究と論文と実績が、認めざるを得ないところへ彼女を押し上げるのが痛快だった。好きな本棚
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みさどん
自動車学校で教官に、母は逃げ出して父は一昨日首を吊ったと話す主人公。なんですと!と思ったら、それが異常ではないディストピアの世界。小惑星がなんとわが熊本阿蘇に衝突するって、笑ってしまった。そんな中での狂気じみた殺人事件を解決しようと動き出す5人組の顛末。死と血と遺体がたくさんで、グロテスクだった。死が待ち受けると、人ってこんな風になるものかもなあ。
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みさどん
現世ではない異国、えん。そこで暮らす賢也や不運の重なる茜の話だけれど、あまりにも非業で人がたくさん死んでいく。あの世とも繋がりがあると、死さえも大ごとではなくなるようなのが今一つ。異世界が重なると生き疲れる感じがする。エンディングで語られない顛末がいくつかあったのが残念。
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みさどん
とにかくドバーンと料理描写の迫力あること。いかにも美味しそうだし、クローズアップがいい。男の子はいつもおなかがへったとつぶやく。子どもの頃って気にせず食べ放題だけれどおなかがすいて、親にコントロールされていたことで健康的だったかも。分別がつくと、添加物だ、栄養素だ、コスパだと考えて、ちょっと面倒でもある。おばあちゃんが作ってくれた味が濃い巻き寿司は美味しかったなあ。
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みさどん
こんな絵本が生まれたのは、チェックが好き、タータンチェックが好きというマニアックな筆者の一念があってこそ。好きこその情熱。歴史や背景、過去と現在を研究し、まとめていく。好きなことを明らかにしていくその過程がたまらなく幸せだったろう。民族の象徴のような伝統文化は残していかなくちゃ。その国ならではの織物や、作られる人がいなくなっていく編かごや細工物などが増えている昨今事情は寂しい。
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みさどん
女性映画監督として認知されていなかったこんな女性がいたのだと驚いた。才能豊かで、作品もたくさん残しておきながら、当時のその世界で知られなかったのは残念。せっかく築いたスタジオも手放すような厳しい晩年が辛い。栄誉賞を受けて、ここにきてこんな絵本にもなって本当に良かった。
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みさどん
この表紙の桃太郎ったら!桃色に身を包みパンクロックかというビジュアル系のフリルやタイツ、化粧気味の顔。想像の上をいく挿絵の数々。悪意しかない彼がお供をだまし、その気にさせ、鬼を襲い、搾取、酷使、命を奪う。そもそも鬼は一つの民族で幸せに暮らしていた。人に憎悪を抱かせ、非道にならざるを得なかったのだというそんな解釈。人の対立の根を見せられた、そんな話。怖い怖い。龍之介の闇をみつめる目が凄いと思えた。これまでで一番怖い桃太郎話。心に残る大人の絵本だ。好きな本棚
桜
2024/04/19 13:16

みさどんさん タヌキが中年の臭いオッサンで、兎が女子高生設定(的な)設定で面白かったです(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)

みさどん
2024/04/19 14:38

えーーーー、冷ややかなシニカル設定なのかと思ったら、登場人物が変則的ってなんだか怖いです ( ´艸`)

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みさどん
表紙の死神がおばあさんに寿命を告げている。もちろんおばあさんは悲しむが、その結末はなるほどと手を打つものだった。癌の方が突然死よりもいいという一つの説は、死ぬまでの準備ができるということ、確かにそれはある。本はそれをうまーく落としてあった。愛猫に対してどっちかなあといつも考えてしまう。人より短いから。
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みさどん
今の髪型がどばっと出てきてさあどうすると思ったら、これまでの変遷をうまく描いてある。きっと女の子だろうけれど、どちらでもよい感じも好感度大。髪型で遊ぶのもいいなあ。勧めて勧めてやっとパーマをかけた甥っ子がとてもかっこよくなったばかり。髪型って人の印象を大きく変えるものだから侮れない。自分はシャンプーなし継続中。とても元気な髪でいられる。好きな本棚
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みさどん
いくつもキーがあった。おじいちゃんお手製のそり、雪深くなるお出かけ、迷子の犬探し、オオカミの群れのような犬集団、中身は想像や表紙とは違ってきて、でもおもしろかった。雪がたっぷり降る風景の描きこみって難しそうだけど、うまい。いかにも賢そうな犬だった。最後は報酬のケーキゲットという落ちもかわいい。
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みさどん
迫力があるお弁当がたくさん出てきた。お弁当には生ものや海鮮が出てこないことが多いので、どれも好きだなあ。海苔弁やシュウマイ弁当が一番。魚形お醤油入れが紹介してくれるのがかわいい。
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みさどん
生きにくい発達障害の兄道のことを認められない妹羽衣子。その葛藤もわかるし、兄の状況もよくわかる。語り手を交互にして書かれているからこそ、二人の心情理解が深まった。ガラス工房を継いでいく中、骨壺作りを通して出会った人のケースや自分の親族の事情なども理解し消化して、二人が進んでいく。死がそこにあるけれど、ここには深く考えられる状況作りがうまく機能していて、何度も涙した。思い出になる物を生み出す仕事っていいものだな。好きな本棚
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みさどん
家が檀家になっているお寺が、改修で大きなお金を出すよう言ってきて憤慨したことがある。骨は町の共同墓地にあって、そこにお経を頼む必要性は本当はない。信心深い母は一括で出した様子。自分は神仏に全く興味がなく、初詣もおみくじも無縁だし不要。本にはズバズバものが言える女たちが出てきてスカッとした半面、古い考えの男たちには頭にきた。仏壇や神棚もなくてもいいと思っていて、うちの神棚は猫の寝転がる場所になっている。墓や葬式って形式だけでこだわる必要感がない。裏庭につくった猫のお墓はお参りしているのだ。
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みさどん
いやあ、楽しくて自由だった大学生活を思い出す。大学生の時、大人になる前の許された特別な時間だという印象を持っていたものだった。数学にのめりこむ龍彦にぞっこんな花ちゃんの悩みや不安が想像できた。社会人になると状況や関係はとりわけ変わるもので、この続きはどうなるのだろう。出会った人も仲間も実によい人ばかりで、最後まで波風立たず、気持ちよく読めた。
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みさどん
凄いものを読んだという感じになった。人を好きになると、のめりこむ水無月さん。彼女の恋愛事情に、同僚の目から焦点が当てられていく。普通のおばさんだと思えたのに、激しい情熱と、とことんやる狂気と、思い切りの良さとがあって、決して及第点は与えられないけれど魅力がある人なのだろう。そんなところが女ったらしの作家先生の目に留まる。自分の制御が効かない人って怖い。だからこその「中毒」なのだ。こういう恋愛はいやだよ。
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みさどん
どちらかというと約束より嘘の方が大きい話だった。事故や事件があってそこに嘘となると怪しい不穏な空気がにじむ。嘘をつく生活ってそれだけでストレス満載。素直が一番いいと思えた。猫好きという嘘をつく話があったけれど、あれだけ猫と密接にしていても猫好きだと言えないのはありえない気がする。大崎梢さんのはもっとはっきりとした結末が欲しかったな。
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みさどん
1656年に造られた廃屋が発見されてから人々が住んで暮らしていく。みつけた人が住んでいいのか?なんて思ったけれど、昔々の持ち主のことはわからないものだろうしな。歴史変遷の中で、どっしりとした石の家は人々の動向を見守っていく。最後は現代的な家になるのがなんだか寂しいというか・・。でも昔ながらの建築って、住むには大変なこともあるのだろう。時代の移り変わりが周りの景色にも人々の様子にも反映されていた。ここにも戦争の辛さがあったな。
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みさどん
人物相関図を書きながら読んでいった。ごく短い章がたくさんの恋愛もの。やたらと洗練された男女がでてきて、呆れちゃうくらい。まあ恋愛の駆け引きをしているお年頃というか大人の恋だね。相手に全てを伝えるってところが結婚に向けては一番大事だと思えるのだった。
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みさどん
座り過ぎのよくなさをテレビでみかけたので、読んでみた。ゼロポジとは股関節の角度が110度くらい。直角ではないのだ。その理論はわかった。確かにおなかを曲げたり脚を組んだりする座り方は、腹筋が弱い人がそうなりやすい。直角座りの良さも挙げられていて、そこもわかった。読書やパソコン、スマホをみる時に意識しなければ。
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みさどん
とってもとってもとってもいい一冊。保護された猫の始めとその後が写真と文で48件紹介されている。どの子にもドラマがありそれぞれ幸せになっていて、時には涙がにじんだ。うちも書きたいと思わされたなあ。保護猫を飼っている人には共感ばかりだろう。うちに来る野良猫タヌーを保護するべきか考えてしまう。好きな本棚
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みさどん
カカオの木から美味しいチョコレートが生み出されるまでには、素人には分からない難しい工程があったのだ。テンパリングなどちょうど本を読んで知っていたけれど、ここまでの歴史の中で長い年月がかかったんだと感慨深い。環境の変動で、チョコレートや珈琲が口にできない日が来るかもと言われていたので、すごく心配していた。いや、これからも心配は続くのかな。現代はかえって添加物が入っているのだけれどそこも考えつつ、美味しいチョコを生み出すメーカーさんには感謝したい。
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みさどん
日本の川と違って、ここにある川は物凄く広くて大きいのだ。全てを飲み込み、全てが生まれるような。短いけれどインパクトある一言一言に、絵が趣深い。素晴らしい絵だった。短い詩に描かれる一冊だったけれど、ジーンときた。
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みさどん
女を引き付けてしまうパン職人の虎之介、彼には達観した年上の妻がいる。彼のパンを使うようになったカフェの万里絵と淡々と生きてきた早苗が三角関係状態になる。ドロドロになりそうでそこまでいかず三人が結託するというのも、発酵というのはパンが関わるというのもおもしろかった。ヒモや色男という存在は昔からあって、こんなこともあり得なさそうであるのかも。恋に陥って腐敗してしまう心情はわかるけれど、こういう時って人の助言など効かない。若気の至りと似ているものだなあ。
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みさどん
うんちってけっこう絵本になっているけれど、これにはさらに知らない知識があって楽しかった。うんちをありがたがる生き物はたくさんいるものだ。自分たちも便によって健康を見極めることは多い。便秘ってものすごく体に悪いらしく、これからもしっかり出していけるよう、食物繊維を大事に取っていこうと思った次第。
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みさどん
あきねこに出合い、不思議な絵を描くことができる。それも一瞬で終わって、秋風のように去ってしまうんだ。秋の赤は涼しくて、炎とは全く違う。赤、黄、茶、黄緑と、秋色が楽しめる。猫と絵ってミスマッチのような気がするけれど、あきねこさんはオッドアイがすでに秋色だった。
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みさどん
チョコレートのメリーは、たくさんあるチョコレートメーカーの一つだという認識しかなかったので、読んでビックリした。気概のある会社だ。ホワイト企業だ。サロンドゥショコラに初の挑戦。それからもずっと新作に挑んでいく。添加物の観点からもメリーと名糖チョコは株がものすごくあがった。東京の店舗、メリーカフェに行きたい。チョコも品質や美味しさを追求すると高くはなっちゃうな。まずは地元のメリーチョコを買いたい。
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みさどん
高校から進学、就職、結婚、家庭もち、と人の人生が大きく変わっていく。時には学校で飼われることになった犬の目線から、移り変わる人間模様を描いてある。恋あり、趣味あり、家庭不和、仕事破綻、老いや死など、人の抱える悲喜こもごもが時代の移り変わりの中に散りばめてある。犬や猫って20年弱の命、一生を見守れるありがたさを受け入れるのだと、詩人の伊藤比呂美さんがおっしゃっていて、それもありだと思えるようになってきた。出てくる人みんな悩んでいいて、それが人生だな。自分は高2が一番戻りたい時代だ。
が「ナイス!」と言っています。
みさどん
愛情のない飼い主からもばかにされるジョジョは淡々と仕事をするロバ。広場で出会った可愛いお姫様との交流を応援したくなる。がっついていないような独白がいいのだろうな。多くを望まないとそれなりに幸せだし、そういうところにこそ幸せは降ってくるという、そんな教訓を感じた。父のためにロバを買いたいと思ったことがあったなあ。
が「ナイス!」と言っています。
みさどん
自分も仕事バリバリの若い頃は、空なんか、自然なんか、見なかったし楽しもうと思わなかった。緑に癒される今、空や風や虫、鳥、光をみつめている。本では、汚され見向きもされなくなった星がボイコットをして海辺でバカンス。人間に空を見てくれるなら帰ってあげるだと。これはホンワカの話だけれど、自然や宇宙が人間の好きなようにいじられているのが本当に怖くなる。
が「ナイス!」と言っています。
みさどん
谷川俊太郎さんがお好きな感じがあった。集合体で考えればひとつと呼んでもいいだろうという個体の紹介だけど、さすがの落ち。こういう考え方は万国共通だな。詩的でリズムがあるのが心地よい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/02/23(3721日経過)
記録初日
2014/02/20(3724日経過)
読んだ本
3471冊(1日平均0.93冊)
読んだページ
638234ページ(1日平均171ページ)
感想・レビュー
3471件(投稿率100.0%)
本棚
17棚
性別
現住所
熊本県
自己紹介

 動物が大好きでとりわけ猫が好きです。野良からの飼い猫が8匹。家猫がメス4匹と庭猫オス4匹。写真は今は亡きルウ。老猫ココが逝き、新たに保護したのがグリといいます。
 読メで感想を書くことがよい本整理になっています。正直な感想が好きです。絵本はよいなと思うものだけアップ。「ポプラの秋」と「リプレイ」の感動を上回るものにはまだ出会ってないかな。
 切り絵をするのがすんごく好きです。みさどんに、さんは不要ですよ。

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