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2024年3月の読書メーターまとめ

M77
読んだ本
7
読んだページ
1427ページ
感想・レビュー
7
ナイス
345ナイス

2024年3月に読んだ本
7

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

M77
ネタバレ6年生の壁新聞で七不思議を調べる内に退屈だと思っていた町の暗部に踏み込んでしまう。 本好きの魔女の家に集まった小学生のオカルトマニアと否定派優等生とミステリ好きが怪談の解釈を3人でジャッジし合うその関係性が好きだった。 ネタバレ感想。 オチは自分好みではなかった。途中、調べた怪談をノックスの十戒と照らし合わせる場面があるが、あれは中国人の意味が無くなったことからしても細かいルールは大事じゃなくて、謎をフェアに解くこと、読者にズルをしたと思われないことが大事なんだよな。僕にとってこの本のオチはズルに見えた。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

M77

https://shueisha.online/entertainment/196962?page=1 ゴールデンカムイの監修をした中川裕氏のインタビュー。これは後編。アイヌ語を使われている言語として活保存するには、例えば博物館がアイヌ語の文章を使いたい時に職員が書くのではなく話者に外注するなどして、アイヌ語を使うことで経済がまわるようにしなければならない、そうでなければ他の失われた言語のようになってしまう、という提言が面白かった。何となく文化でお金を稼ぐのは不純のように思っていたが、そうではないんだな。

ばたやん@かみがた
2024/03/07 16:12

ほんま、そうですね。言語って使ってなんぼですから、それを駆動させるにはお金が大事よ、無視できんよと。中川先生、そういう現場の事情分かってらっしゃるフィールドで活躍している先生ですね。

M77
2024/03/07 17:52

本当にそうですよね。現場を知ってるからこそ。

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2024年3月の感想・レビュー一覧
7

M77
火を噴く火山島を見たドングリ達が今こそ旅立つ時だと隊列を組んで海岸へ、その先の海へと繰り出します。それぞれ個性豊かなおびただしい数のドングリ達。天候や体調の変化、怪獣のような栗鼠など、幾多の困難を乗り越えて何故彼らは島を目指すのか。島に着いてからの行動になるほどと膝を打ちました。自然の神秘と絵本の楽しさが上手く両立した作品。 とにかく細かく描き込まれていて、3ページ目の皆で集会している時点で将棋をしていて聞いてない者、頭を虫が突き破って早くも脱落する者など、ドングリ達のリアルな生を見ることができます。
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M77
ネタバレ三匹の豚のぶっ飛んだ話。予備知識無しで読んだ方が面白いかも。 ネタバレ感想。豚達は狼の息で飛ばされ過ぎて、コミックのパネルの外、お話の力の及ばない亜空間へ飛び出て冒険の旅へ。画風や作風の違う別の絵本の世界で遊び、旅の仲間までついてくる。空間の外の読者までをも発見するその徹底した探索と遊び心には恐れ入る。作者は元々絵が達者な人だが、絵本というアートの要素を腑分けするような冷静さも感じて、もうちょいエモーショナルな部分が欲しいかなとも思ってしまった。
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M77
ネタバレ6年生の壁新聞で七不思議を調べる内に退屈だと思っていた町の暗部に踏み込んでしまう。 本好きの魔女の家に集まった小学生のオカルトマニアと否定派優等生とミステリ好きが怪談の解釈を3人でジャッジし合うその関係性が好きだった。 ネタバレ感想。 オチは自分好みではなかった。途中、調べた怪談をノックスの十戒と照らし合わせる場面があるが、あれは中国人の意味が無くなったことからしても細かいルールは大事じゃなくて、謎をフェアに解くこと、読者にズルをしたと思われないことが大事なんだよな。僕にとってこの本のオチはズルに見えた。
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M77
ネタバレ普通なら転生チート能力を授けるのは女神様だったりするがこの作品のそれは人間を弄ぶ醜悪なじじいアレウス。転生した後もじじいが関わってきて、そこに駆け引きが生じるのも面白い。 能力者を無法者と見なし狩るイカれた現地人女性ノルンさんも獣人奴隷たちと共に登場! その極まったクソ真面目さはこれぞ人間という感じで嫌いじゃないな。そしてノルンによりその存在が警告されていた別の能力者がパラ君を襲い、留守宅にはまた別の強大な敵が訪問という大ピンチ!「来ちゃった」ここからとんでもなく面白くなってくぞ!
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M77
杉浦次郎がpixivで無料連載し話題になったラフ漫画をうめ丸の手でリライト。僕はラフの段階で絵もムチャクチャ好きだったので慣れる迄時間がかかりそうだが、綺麗な絵でないと読まない人も世の中多そうなのでこれを機に人気になって欲しい! 転生者で錬金術師のパラ君と外国から拐われて来た呪術師で奴隷のノラさんは同じく奴隷で傷ついたエルフのココを治療しながら絆を深めていく。この作品の奴隷は皆したたかで魅力的! 庭の精霊様、魔法店の使いトトリ、錬金術の達人アグノシアもこの巻で登場。原作者のオマケ漫画も付いてます。
M77
2024/03/12 19:08

パラ君を利用しようと考えながらも段々と心を許すようになって、油断すると故郷の言葉が出ちゃうとこも可愛い。一応本編内だけどオマケ的にノラさんの郷土の謎の単語続出なお茶の淹れ方も出てきます。

M77
2024/03/12 19:09

二人が特に心が通じ合ったのは、やはりココにかけられた悍ましい呪いが発覚した時で、その呪いは原作のラフな絵でも生の憎悪をぶつけられたような凄まじい恐ろしさでしたが、リライト版でもわりと再現できていると思います。ノラさんはたとえ奴隷の身でもこだわりを持って仕事をしていて、時おり見せる矜恃のようなものもカッコいい。原作者のオマケ漫画はエルフのココの話で、ノラさんの身も蓋もない分析に笑わされつつも、オチの心の交流にはホロッときました。

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M77
ネタバレシリーズ3作目。山火事が続く地域への公爵の視察について来た4人。空いた時間に釘作りをしていたダジャは誤って成長する金属の木を作り出してしまい、訪れた交易の民から作品を買いたいと言われる。しかしダジャは沈んだ船の唯一の生き残りで縁起が悪いと差別され、交易の民からは会話も拒否される立場。同じく怪我による障害で交易の民から低く扱われる雑用係ポリアムが交渉役となり、駆け引きをする内にお互いに認め合うようになる。ポリアムがダジャの為に用意するエキゾチックな食べ物やお茶、お宝、皆で囲むティータイムが楽しい。
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M77
シリーズ2作目。灯台の爆破事件をきっかけに港の魔法防御網の綻びと海賊のスパイの侵入が発覚。防御網は文字通り魔法をかけられた網で、魔法の鍛冶屋の技術で修復。師匠たちを手伝って海賊に備えるが、肝心のところで子供扱いされ歯痒い思いをする4人。海賊の侵攻で大混乱になった島で、成長した魔力を見せつける。 師匠たちに守られエネルギー体となって海上を縦横無尽に飛び回り船を沈めるクライマックスは痛快だが、同時に子供たちは人の死の重みも背負うことになる。
M77
2024/03/24 16:56

こちらの方が先なんだけど、魔法学校のコックは東の果ての出で丁髷を結っていて太鼓腹に大きな鼻と口に褐色の肌でワンピースのジンベエを思い出すし、4人と師匠たちが港の防壁の上で魔法を使うところはワンピースの頂上決戦で三大将が手をかざして力を使う場面を思い出した。職人の修行によって魔力を鍛える地味な話と思いきや、かなりエンターテイメント性の高いお話。

M77
2024/03/24 17:00

多分作者がイメージしたのは単に相撲取りなんだろうな。丁髷太鼓腹だし。ただし料理はちゃんこ鍋ではなく普通にパンとか洋風。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/02/23(3719日経過)
記録初日
2014/01/20(3753日経過)
読んだ本
1734冊(1日平均0.46冊)
読んだページ
330057ページ(1日平均87ページ)
感想・レビュー
1330件(投稿率76.7%)
本棚
28棚
性別
年齢
47歳
現住所
三重県

参加コミュニティ1

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