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2024年5月の読書メーターまとめ

taiki
読んだ本
10
読んだページ
3636ページ
感想・レビュー
10
ナイス
138ナイス

2024年5月に読んだ本
10

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

taiki
ネタバレ経済的に自立したけど、自律ができなかった櫂と親を支えながら自律できたけど、(本人として)社会的に自立しきれなかった暁海の物語であった。自立と自律に覚悟が加わってはじめて自由が成立する。瞳子という正解を持った人が身近にいたのに、正解を提示してくれていたのに、そこにたどり着けなかった櫂と暁海が悲しい。ただ、暁海は紆余曲折を経て北原先生に導かれながら自由を獲得したのがよかったかな。 まぁ、普通に考えて自立・自律・覚悟を獲得するのは時間がかかる。これらの条件を整えたうえでの恋愛すると強い。ゆえに瞳子は強い。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
10

taiki
ネタバレこの世でもっとも苦しいのは、死にたくても死ねないことだ。古くは『火の鳥 未来編』やジョジョのゴールド・エクスペリエンス・レクイエムでも描かれているが、まさかの男子校を舞台に描かれるとは。男子校のノリがとっても懐かしいなぁからの一人だけ取り残される山田の孤独が読んでいて辛かった。ラストの死にたかった山田に生きたいと望ませて、必死に介錯しようとする和久津に胸が苦しくなりました。楽しそうに振る舞っても、一番つらかったのは山田なんですね。
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taiki
著者の頭の柔らかさ、謙虚さ、自分を疑う力が文章を通じて伝わってくる。常に自分の仕事に対して、売上を通じた世間の声に接しているからこそ、常に謙虚になれるのかなと思いました。特に面白かったのが最終章で、小説の未来について作者の考え方を語っている部分。新しい文体が生まれると新しい読者が生まれるというのは目から鱗だし、ラノベの文体を「文芸じゃねぇ」と切り捨てずに、筆者の解釈を加えて寄り添おうとするあたりがいいですね。こういう方に裏方として小説の未来を支えてほしいと思った。
が「ナイス!」と言っています。
taiki
ネタバレ経済的に自立したけど、自律ができなかった櫂と親を支えながら自律できたけど、(本人として)社会的に自立しきれなかった暁海の物語であった。自立と自律に覚悟が加わってはじめて自由が成立する。瞳子という正解を持った人が身近にいたのに、正解を提示してくれていたのに、そこにたどり着けなかった櫂と暁海が悲しい。ただ、暁海は紆余曲折を経て北原先生に導かれながら自由を獲得したのがよかったかな。 まぁ、普通に考えて自立・自律・覚悟を獲得するのは時間がかかる。これらの条件を整えたうえでの恋愛すると強い。ゆえに瞳子は強い。
が「ナイス!」と言っています。
taiki
ネタバレまともな社会生活を営んでいるものからすれば、引きこもりやニートは異形のモノとして見ている。 それが本当に異形の生き物になったらどうなるのか。極端に振れさせることによって検証する社会実験のようなお話。 読者の大半が母親目線で読むが、半分以上は父親的な行動をするんだろうと思った。つまり、みんな人間の皮を被っているが、実態は異形のグロテスクな生き物なのだ。グロテスクな集団こそが人間社会なのである!自分の意志が弱く受け身の専業主婦が自我に目覚め脱毒親をする話にも読めた。
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taiki
孤島での天才達の共演に巻き込まれた主人公も実は天才界の末席ぐらいにはいた。 謙遜気味で受動的な主人公が能動的な天才たちに触発されて目覚めるお話かな。 ただ、天才たちを超越した天才がエピローグで登場して、全員に愛のある説教をして全部もっていく展開が気持ちよかった。 登場人物全員に個が立っていて、言葉が強いのがよかった。あんなに個の立っている集団で離島にいたら息苦しそうではあるけど。 一番の天才と思われる哀川がなんだかんだで、人間の可能性を信じているのがとってもよかった。
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taiki
誰しもが経験しているような体験を大人の視点を交えて面白おかしく書けるのは東村アキコ先生の凄さですね。サンタのプレゼントが「発注と違う」とかまさにそれ。あと、ドラゴンボールの話で、確かにそれぐらいの勢いがあったなぁと懐かしく思い出しました。また、「漫画家って、プータローがなるもんだから……プータローじゃないと描く時間とれないから……」という言葉が印象に残りました。たしかにそうかも。
が「ナイス!」と言っています。
taiki
ネタバレさすがにこれはわからない。そんな前提で書かれたら「へ?」ってなりますね。らいちがやたらと賢くて強いのはなぜなのかは気になった。少なくとも18歳というのは無理がある。まぁ、面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
taiki
ネタバレ人間の本能的な直感とは何かが問われるお話。 「うまく説明できないけど、なんかヤバい」、この感覚を持った登場人物達のリレーである。 その直感は見た目の良さ(美貌)で有耶無耶にさせられて、無効化されるまでがセットだった。 最後の最後で倒れている亮司を見て雪穂が「知らない」というところに2人の結束の強さと本当の恐さを感じた。 途中から「アレってもしかして」とひたすら繋がり続けるのが見事でした。
が「ナイス!」と言っています。
taiki
これを読んで、私が読みたかったのは普通の小説であって、経済教養小説ではなかったと思いました。この手の話は、普通の実用書の方がいいかな。ストーリー仕立てでわかりやすくしているのでしょうが、逆にそこが苦手なんだという気付きを得られたのはよかった。
が「ナイス!」と言っています。
taiki
主人公が自我に目覚めて、自分の人生を自分で決断するようになるという成長はいいのだが、宗教が絡んで眼が滑り出してしまった。抽象的な宗教の話が続くとツライ。教祖の人間としての器の小ささがなんとも微妙だ。三国志の劉備型人情リーダーシップなのだろうが、その割には自分よりも優れた人が許せないあたりに矛盾を感じた。そういう人はパン屋だろうが宗教団体だろうが、失敗したんだろうなって思った。好きになれるキャラがいなかった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/03/03(3758日経過)
記録初日
2014/03/03(3758日経過)
読んだ本
144冊(1日平均0.04冊)
読んだページ
45377ページ(1日平均12ページ)
感想・レビュー
126件(投稿率87.5%)
本棚
0棚
性別
自己紹介

たまに小説書きます。

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