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2024年4月の読書メーターまとめ

原付野郎
読んだ本
10
読んだページ
2500ページ
感想・レビュー
10
ナイス
58ナイス

2024年4月に読んだ本
10

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

原付野郎
三知嵩のことをよく知らないことに気づいた慧は、ゆかりの人を訪ねる旅に出る。前巻に続いて日本が舞台ということで、清くんが久々に登場。ワトソンのような名アシストで慧を支える。謎に包まれた弟の素性が徐々に明らかになっていくが、それとともに増す不気味さ。自分の知らない弟の側面と向き合わなければならない慧が不憫である。印象に残ったのが、三知嵩が氷を頬張るシーン。食べ物を心ゆくまで味わうこの漫画のキャラには珍しく、彼はつまらなさそうに、バリボリとかみ砕く。腹立ちまぎれをするかのように。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
10

原付野郎
昨年の「異能機関試し読み」に続く文春さんの太っ腹企画。さすがに去年のように未邦訳短編をまるっと載せるような贅沢はないけど、最新刊の2章までを無料で読ませてくれるのだからやはり太っ腹だ。肝心の「ビリー・サマーズ」だが、巻頭対談で白石朗さんが興奮気味に語っていた理由がよくわかる、納得の面白さだった。「ダーク・ハーフ」や「リーシーの物語」など、「書くことの意味」を問う物語を定期的に書くキング先生だが、「ビリー・サマーズ」はその集大成になるような、そんな気がする。
が「ナイス!」と言っています。
原付野郎
2010年代のスペースオペラを集めたSFアンソロジー。スぺオペ大好き人間としては読まないわけにはいかない!と手に取ったが、凝った設定と主役のドラマを短いページ数にまとめきれていない話が多く、なんだか消化不良気味。好きな話は、人工太陽が贖罪に来るというシチュエーションがユニークな表題作、日記形式がいい余韻をうんでいる「甲板員、ノヴァ・ブレード(以下略)」、歴史の重みと苦さを感じる「竜が太陽から飛び出す時」、母娘の軽妙な掛け合いが楽しい「ダイヤモンドとワールドブレイカー」。
が「ナイス!」と言っています。
原付野郎
初読のとき一番感銘を受けた「黒河を越えて」が収録されている第3巻。改めて読むと非常に打率が高く、読み応えのある巻だった。かなり脂がのった時期に書かれたのだろう、文章表現が荒々しくも緻密で、臨場感たっぷり。とはいえ、ベストを選べと言われたらやはり「黒河をこえて」になる。いつものロマンスを排し、国境沿いの生存競争をダイナミックに描いていく。西部劇を意識したような一編で、野蛮人を自称しつつ文明側につくコナンの姿が、荒野をさすらいながらも文明を守るガンマンの姿と重なる。
が「ナイス!」と言っています。
原付野郎
ネタバレ名々節の思いとは裏腹に、雲春くんの帰京がどんどん遠ざかっている気がする第7巻。慣れない地方文化を「そういうもんか」と受け入れて、飯の味が好きだからと同僚の家にさらっと居座って、左遷されたことを根に持たず日々をエンジョイしている。彼みたいな生き方はあこがれるな。どこ行っても楽しさを見出してたくましく生きていけるタイプ。カバー裏の「東名高速を透明高速だと思っていた」という話はあるあるネタだと思う。私は「西京焼き」を「最強焼き」だと思っていました。
が「ナイス!」と言っています。
原付野郎
「北北西に曇と往け」の作者の初期作ということで手にとった。基本1話完結の短編集。慧とリリヤのプロトタイプのような、ガラは悪いが気のいい男と気の強い女のロマンスが大半を占めて、安定した面白さを提供してくれる。一方で、そんなロマンスから外れた話が時折挿入されて、いい感じにアクセントをつけてくれる。好きな話は、先生のノーブラ疑惑を追及する悪ガキの話と、森を散策するおばあさんの話。それにしても絵がうまい。粗削りなところがなくて、初期作とは思えないくらい。
が「ナイス!」と言っています。
原付野郎
三知嵩のことをよく知らないことに気づいた慧は、ゆかりの人を訪ねる旅に出る。前巻に続いて日本が舞台ということで、清くんが久々に登場。ワトソンのような名アシストで慧を支える。謎に包まれた弟の素性が徐々に明らかになっていくが、それとともに増す不気味さ。自分の知らない弟の側面と向き合わなければならない慧が不憫である。印象に残ったのが、三知嵩が氷を頬張るシーン。食べ物を心ゆくまで味わうこの漫画のキャラには珍しく、彼はつまらなさそうに、バリボリとかみ砕く。腹立ちまぎれをするかのように。
が「ナイス!」と言っています。
原付野郎
同じ著者の「フロンティアをこえて」が面白かったので、こちらも手に取ってみる。学術論文を改稿した本ということで、かなり本格的な研究書なのだが、著者の語り口がうまいこともあってかスルスルと読める。とくに面白かったのは「西部開拓史」と「2001年宇宙の旅」を比較考察する第5章。スターゲイト通過後の謎めいた「グランドキャニオン」の映像に、そんな解釈の仕方があったとは。どちらの映画も見たことがあったのに、考えもしなかった解釈に脱帽。
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原付野郎
ネタが切れそうで切れない第6巻。オクシズに遊びに行く回が好き。この回でママが言う「(角度を変えてみれば)遊ぶところはある」という台詞は至言だと思う。見渡す限りの山々も、趣味によっては宝の山に早変わりしたりするからね。「自分で人生をイージーモードにできる」と評された雲春の魅力が光る回でもあった。あとは上司組がママのスナックに来店する話も好きだな。ブランデーメロンなんて初めて知った。美味しいのかしら。
が「ナイス!」と言っています。
原付野郎
人気俳優にしてタコス店オーナーのダニー・トレホが、自店のレシピを教えてくれるレシピ本。ガハハ!という笑い声が似合いそうな豪快な語り口と、様々な境遇の読者に配慮したさり気ない優しさが魅力的。(でもチュロスが嫌いな奴には手厳しい。彼曰く「人間じゃない」(!?))タコスがメインの本なので、肉を使ったレシピが大部分を占めるが、サラダやヴィーガンメニューといった野菜主体のレシピが実に美味しそうで、食欲をそそる。とくに気になったのはロースト芽キャベツ。
が「ナイス!」と言っています。
原付野郎
新キャラが続々登場し、どんどんにぎやかになる第5巻。新キャラに負けるわけにはいかないと思ったのかどうかは知らないが、りん子さんの隙だらけな面が豊富で、いつもよりかわいげがある巻でもあった。この巻で好きなのは高速道路回。「高速道路はレジャーのひとつ!」と言う鎌木くんの主張はよくわかる。全然移動していないとりん子さんは突っこんでいるけれど、SAやPAってめちゃくちゃ楽しいし、なんなら運転してるだけでもけっこう楽しい。少なくとも私は。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/03/31(3685日経過)
記録初日
2014/03/10(3706日経過)
読んだ本
1255冊(1日平均0.34冊)
読んだページ
320802ページ(1日平均86ページ)
感想・レビュー
1255件(投稿率100.0%)
本棚
4棚
性別
自己紹介

映画が大好きなオタクです。好きなジャンルはSF、ファンタジー、冒険小説。あと映画関連本もよく読みます。最近はウイスキーについての本を読むのにはまっています。

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