果たしてその方法とは？現代のSNSを駆使し、ほぼ誰にも会わずとも生きる言語を学び、数少ないルーマニア語のハウツー本を通して独学で小説を書くまでに至った著者。その言語のマニアックぶりとルーマニア語の難しそうなこと。当国では皆兼業作家しかいないのが面白かった。久保帯人の辞書の下りは自分もやってみようかな！と思った（※思っただけ）。語り口調がラノベ風の俺で、読みながら嫌悪感も抱くものの読みやすい。引きこもりの星。個人的にはもう30歳なのにいつまで親のすねをかじりつつ中二病やっているんだろうと思う。

エッセイなのかと思いきや、殺人犯によって子供を奪われた母、難病の子を育てる母、突然子が行方不明になった母、養子縁組の母などたくさんの家族が登場。綺麗ごとの方が少ない読んでいて辛い話が多い中、でも、どんな家庭にも希望があり、やはり、母は強い、強くならざるを得なかったのだと思う。

作者が新聞で実際の事件に着想を得た作品。主人公のハルは子供じみた所があり、永遠の親友を探している。バリーこそそうではないかと思い、遊び、愛し、共に働くのだが……バリー亡き後の最後の方のカーリのセリフ、ハルは理想に相手を当てはめ何でも相手の言いなりになり、重く感じて飽きられる…バリーはスリルが好きすぎて、何かが始まる所が好きだった故に興味がなくなると捨てる、だから友達もいない…という客観性に感服(少し知り合った他人をかくも言葉で表現できるものなのか？というのはともかく)親友を好きになる気持ち、分かるな。

ブログを読んで本もあることに気が付き、図書館で借りてみた。現在はお子さん3人になり、また状況も変わっているだろうけれどまた本でないかな。仕事のこと、旦那さんとの関係、お金のこと、出来ることと出来ないこと！客観性があり、面白い。本書は削り出された日々の30分によって育まれたんだな～すごい！旦那さんの視点もあるのが斬新。

果たしてその方法とは？現代のSNSを駆使し、ほぼ誰にも会わずとも生きる言語を学び、数少ないルーマニア語のハウツー本を通して独学で小説を書くまでに至った著者。その言語のマニアックぶりとルーマニア語の難しそうなこと。当国では皆兼業作家しかいないのが面白かった。久保帯人の辞書の下りは自分もやってみようかな！と思った（※思っただけ）。語り口調がラノベ風の俺で、読みながら嫌悪感も抱くものの読みやすい。引きこもりの星。個人的にはもう30歳なのにいつまで親のすねをかじりつつ中二病やっているんだろうと思う。

前作は1991年の夏で幕を閉じたものの、その後96年に中澤先生が60歳で亡くなり、02年には高校自体が統廃合で部が無くなり、04年には奥様まで亡くなる…。前半は1巻の内容がダイジェストで語られ、中盤は病と闘いながらの中澤先生の生きざま、後半はOBバンド部員の証言を丹念に追う。音楽は「心」、環境や設備が十分でなくとも金賞を勝ち取ることはできる…それを体現したんだなと思う。社会人のバンドは毎日練習もできるはずもなく大変だろうけれど、続いているのかな…

黒人女性アマが演劇に携わって40年、ついにナショナル・シアターにて初日を迎える。娘、彼女、その家族、友達……あらゆる12人分の角度から物語が語られる。句読点のない地文で視点がそのまま変わる独特の文体、読みながらあの人出てきたけどどんな人だっけ？としばしばなり、相関図が欲しかった〜。子供のRSウイルスの看護で在宅して閉塞的な空間で読んだ昼寝中の唯一の息抜き。分厚くて本当に終わらないかと思った、3月半ばからこれしか読めなかった。