読書メーター KADOKAWA Group

2024年4月の読書メーターまとめ

鞠鈴
読んだ本
4
読んだページ
1511ページ
感想・レビュー
4
ナイス
103ナイス

2024年4月に読んだ本
4

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鞠鈴
長編もしくは表題作と繋がる連作かと思いきや独立した短編だったため最初やや拍子抜けしたが、事件解決に至る刑事の思考回路を辿れる点では面白かった。群馬県警捜査一課・葛警部は組織では一匹狼だが独特の直観と嗅覚を持つ切れ者。【崖の下】凶器の解明がミソ。【ねむけ】【命の恩】一見整合性のある証言や物的証拠の連なりにひっかかりを覚えた葛がその違和感の正体を突き止めたとき、それまでと異なる事件の様相がどんでん返しのように浮かび上がる。【可燃物】真相は犯人の動機にあり。【本物か】は緊迫感あり最もミステリーらしく面白かった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
4

鞠鈴
車が欲しかった20歳の大学生・結城は求人誌で破格の好待遇のアルバイトを見つけ軽い気持ちで応募、ところがその案件は「人文科学的な実験」と称して人里離れた隔離施設の地下室に7日間閉じ込められデスゲームを行うという悪趣味で危険な企みだった。結城含む総勢12名のアルバイト生のキャラが立っていて、閉鎖的な空間で平凡な大学生が恐怖の極限にさらされながら疑心暗鬼を深め、彼らの人間関係が変化していく様が面白かった。暢気者の楽天家ながら頭脳明晰な結城に天晴れ。アガサクリスティとも十角館とも似て非なるクローズドサークルもの。
が「ナイス!」と言っています。
鞠鈴
いじめによって心に傷を受けた者がその辛い経験を昇華して立ち直り明るい未来へ羽ばたけることは素晴らしいが、誰もがそんな理想的な美談の主人公になれるわけではない。大空へ飛び立てなくても、懸命に地べたを這いつくばって生きてもいいのだ。飛翔するための翼がなくても、朱音のようにお気に入りの靴があれば歩いて行ける。そして、友だちがいないのは寂しいことではない。友だちにならなくても相手のために行動したり人を大切に思うことはできるのだから。マイナス同士の掛け算がプラスになるような朱音と園田の在り方に孤独からの救いを見た。
が「ナイス!」と言っています。
鞠鈴
長編もしくは表題作と繋がる連作かと思いきや独立した短編だったため最初やや拍子抜けしたが、事件解決に至る刑事の思考回路を辿れる点では面白かった。群馬県警捜査一課・葛警部は組織では一匹狼だが独特の直観と嗅覚を持つ切れ者。【崖の下】凶器の解明がミソ。【ねむけ】【命の恩】一見整合性のある証言や物的証拠の連なりにひっかかりを覚えた葛がその違和感の正体を突き止めたとき、それまでと異なる事件の様相がどんでん返しのように浮かび上がる。【可燃物】真相は犯人の動機にあり。【本物か】は緊迫感あり最もミステリーらしく面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
鞠鈴
NHKのドラマ放映全3回分の録画を見る前に読了。牧師館の四男坊・ボビイはゴルフのプレー中、崖から転落した瀕死の男性を発見、彼は謎の言葉を残して絶命。その後ボビイの身にも不可解な出来事が起こり命をも狙われる。幼馴染の伯爵令嬢・フランキーと事件解明に乗り出すボビイ。登場人物同士の会話を記憶出来ておらず人物相関図の確認が必要だったが、タイトルの回収によって複雑な様相を呈した事件の絵が浮かび上がったときはスッキリ。二人がハッピーエンドなのもよかった。ドラマはパジャーのイメージが違ったが、美しい田舎の景色を堪能。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/04/18(3670日経過)
記録初日
2014/04/29(3659日経過)
読んだ本
437冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
148263ページ(1日平均40ページ)
感想・レビュー
437件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
性別
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう