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2024年4月の読書メーターまとめ

Emkay
読んだ本
6
読んだページ
2197ページ
感想・レビュー
6
ナイス
84ナイス

2024年4月に読んだ本
6

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Emkay
ウクライナ侵攻によって引き起こされたとされる世界的インフレについて、それ以前の新型コロナ中のパラダイムシフトから勃発していたとする解説から始まり、現在のインフレが供給側から起こっていることから金融引き締めが必ずしも効かないこと、さらには日本のインフレが賃金上昇を伴っていない背景とその独自性を丁寧に説く。各国中央銀行やIMF等のインフレの実態や理由の分析が、当初追いついていなかった様子も詳しい。現在の経済状況に直結するホットな話題を、信じられないくらい分かりやすくかみ砕いて説明する著者の筆力・視点に驚く。
ミカママ
2024/04/26 21:17

今年の✈代がバカ高のも、ロシアのせいなんですかねっ?!ヽ(`Д´)ノプンプン

Emkay
2024/04/27 00:14

エネルギーに関してはそうかもしれませんが、インフレそのものについては新型コロナによる労働者の変化だとこの本の著者は書いています。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
6

Emkay
ウクライナ侵攻によって引き起こされたとされる世界的インフレについて、それ以前の新型コロナ中のパラダイムシフトから勃発していたとする解説から始まり、現在のインフレが供給側から起こっていることから金融引き締めが必ずしも効かないこと、さらには日本のインフレが賃金上昇を伴っていない背景とその独自性を丁寧に説く。各国中央銀行やIMF等のインフレの実態や理由の分析が、当初追いついていなかった様子も詳しい。現在の経済状況に直結するホットな話題を、信じられないくらい分かりやすくかみ砕いて説明する著者の筆力・視点に驚く。
ミカママ
2024/04/26 21:17

今年の✈代がバカ高のも、ロシアのせいなんですかねっ?!ヽ(`Д´)ノプンプン

Emkay
2024/04/27 00:14

エネルギーに関してはそうかもしれませんが、インフレそのものについては新型コロナによる労働者の変化だとこの本の著者は書いています。

が「ナイス!」と言っています。
Emkay
イケイケ極道桑原と建設コンサル二宮を主人公にした疫病神シリーズ。ディープ大阪を舞台に追走劇・抗争劇が展開。疾走感満点のストーリーに一気に読まされた。登場人物たちの深い造形と、一見酷いだけの言葉の掛け合いだがオシャレそのものの関西弁のやり取りが最高。著者のこだわりでもある、数字を多く使った損得勘定と、賭博(今回はマカオのカジノ)の詳しい記述までもが、桑原・二宮の人物造形に寄与している。暴力と算段が混じる桑原の描写は、ともすれば極道独特の鬱陶しさが目立つ他作品より哀愁味が垣間見えており、魅力さえ感じ取れた。
が「ナイス!」と言っています。
Emkay
確率、統計、標準偏差の解説といった教科書的な内容から始まるが、その後実社会における豊富な事例を紹介する好著。各国政府が発表する失業率がビッグデータではなくサンプルデータを基にした数字に過ぎないことや、「表か裏か」というような単純な二元論を疑って物事が起こる際の不平等な前提条件を考慮に入れること、さらにはデータの拾い方が不完全な上にメディアによる色眼鏡によって統計が独り歩きしてしまう現象まで解説。読めば読むほど統計の難しさを感じ取れる。
が「ナイス!」と言っています。
Emkay
臨店指導の立場にある、大銀行の物怖じしない若手女性行員・花咲舞が、次から次へと行内の不祥事を片付けていく短編集。半沢直樹以上の単純明快な勧善懲悪もの。短編なので解決までの時間が短く、花咲舞のヒーローぶりがフィクショナルな分ケレン味があって歯切れが良い。悪役は出世欲、エリート、保身、隠蔽、虚偽、いじめを体現する池井戸ワールド。出てこないのは粉飾ぐらい。そして花咲は半沢以上に躊躇なく顧客・末端行員重視の正論を放つ。読後爽快感は半端ない。銀行の窓口業務の描写に一定のリアリティがあるのも読み応えを産んでいる。
が「ナイス!」と言っています。
Emkay
利家、利長に次ぐ加賀前田藩3代目・利常の打った政策を中心に、利家入国前の加賀一向一揆の時代から家光の時代に至るまで、300年近くの安定の礎となった経緯を詳述。多くの血を流した一向一揆の凄惨な平定の様子と、その後の経済システムを構築したことは確かにダイナミック。しかし、最も印象に残ったのは、利常の正妻が徳川秀忠の娘であり、利常の嫡子・光高の正妻が家光の養女だったという徳川一門化していたこと。長い江戸期に幕府から言いがかりをつけられて国替やお家取り潰しに遭わなかったのは、多分に運もあったのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
Emkay
バージニアの小都市を舞台に展開するバイオレンス・ミステリー。黒人牧師の不審死の真相に、元保安官で葬儀屋というユニークな設定の主人公が迫る。黒人の著者ならではの人物造形、黒人の主人公たちが身を置く人種差別の様子と、治安の悪さと暴力の激しさが明らかに特徴的。特にギャングや格闘の描写はリアルで迫力満点で、荒削りで骨太なプロットを凌駕する面白さ。正義のためなら簡単に法の一線を越える様子が恐ろしいが、そこも米国読者の共感を得るポイントなのか。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/05/11(3649日経過)
記録初日
2011/12/18(4524日経過)
読んだ本
1140冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
397605ページ(1日平均87ページ)
感想・レビュー
846件(投稿率74.2%)
本棚
0棚
性別
血液型
A型
現住所
東京都
自己紹介

日本語、英語それぞれのフィクション、ノンフィクションをまんべんなく読んでいます。

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