ネタバレ「ツバキ文具店」・「キラキラ共和国」の続きなのかしらね。結婚し、子供が生まれ、家事と育児に奮闘中の主人公が代書屋を再開するというスタンス。鎌倉の日常の風景を描きながら、夫の先妻の子と関係を修復していく様や、先代の秘めた恋文の話、新しく引っ越してきたお隣さんとの関係などが綴られていく。どれも事件という程の事でも無く，それも緩やかにまったりと解決していくのね。人間的に成長した姿を描きたかったのかなと思うが、最初(キラキラ共和国)から還暦過ぎみたいな話だなと思っていたから、今回も…まあ…こういうことね。

ネタバレ8つの短編集。始めに表題作。自分のドッペルゲンガーが自分に会いに来る。ドッペルゲンガーに会うと死んじまう？。次は「あなた」に自分が語りかける。井戸川射子の「この世の喜びよ」みたいな。脱毛の話、グラビアアイドルが乳房を全摘出した後の出来事、清掃員が超能力を得る話、癌摘出前の看護師とのやり取り、デリヘル嬢の話など。前作「くもをさがす」のオマージュかスピンオフみたいな話。時期的に、著者自身の病気の発覚から治療、その後の生活に関わること？。まっ、術後に本人がいろいろ考えたり妄想したりは、たくさんあっただろうな。

ネタバレ主人公が元マジシャンで、観察力が鋭くわずかな所作や言葉の端々から相手の素性を見抜いてしまうという設定。前作では、この主人公がわざわざ現地にやって来て事件を解決したが、今回はベースであるバーで、やって来る客の素性を見抜いて、主人公の姪に適切にアドバイスをする連作短編集という態(てい)で話は進む。話の相手が女性ばかりだったので、この表題になったのかな…と。最後に必ずネタバレをしてくれるのが親切で良いなあ。 物語のアイデアがいろいろ散りばめられているので、まぁ少し楽しかった。というかクセになりそう…。

ネタバレ「ツバキ文具店」・「キラキラ共和国」の続きなのかしらね。結婚し、子供が生まれ、家事と育児に奮闘中の主人公が代書屋を再開するというスタンス。鎌倉の日常の風景を描きながら、夫の先妻の子と関係を修復していく様や、先代の秘めた恋文の話、新しく引っ越してきたお隣さんとの関係などが綴られていく。どれも事件という程の事でも無く，それも緩やかにまったりと解決していくのね。人間的に成長した姿を描きたかったのかなと思うが、最初(キラキラ共和国)から還暦過ぎみたいな話だなと思っていたから、今回も…まあ…こういうことね。

ネタバレSNSを使って不安を煽り株価を操作して利ざやを得る、というのが最終目的？。情報漏洩(漏えい)があまりにも早くて、この事実だけで犯人が誰なのか推測できてしまう。SNSの情報が社会にそんなに影響を及ぼすものなのか、など言いたいことは沢山あるけれど、小説の筋としてはまぁこんなものかと思うし，結末も大捕物になるのかと思ったけれどあっさり終わったし…。最初はワクワクして読んでいたのだけれど、途中から犯人も見えてくるし、都合の良い状況にもって行くように話は進むし、ワクワク感も尻すぼみ…だったように思うm(_ _)m。