読書メーター KADOKAWA Group

2024年4月の読書メーターまとめ

あいあい
読んだ本
10
読んだページ
3768ページ
感想・レビュー
10
ナイス
68ナイス

2024年4月に読んだ本
10

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

あいあい
すばらしい。もう冒頭の二頁を読むだけで、あまりの素晴らしさに涙が出た。しっとりとした文章が良く、船場のごわす言葉の台詞回しにうっとりする。エリマキという登場人物(?)が愛すべきで、物語がすごい。各幕(章)のタイトルの付け方も素敵。おびただしい扇の光景。最後の対決。エリマキの真の顏。どれもこれも印象的な場面ばかり。力ある監督に映像化してもらいたいなあ。何度も文章の素晴らしさに、選者の綾辻行人氏と同じく、涙した。今年度ベストかもしれん(何回目?)。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
10

あいあい
純文学が読めない自分でも、いつも面白く読める中村文則。今回はいかにも純文学という感じの小説。それでも楽しめた。延々と続く列に並ぶ人々。人間社会の人生の人間の寓意とも取れる。知性を持ってしまい。際限なく欲望し、競い合う人間の、生物としての歪さ異様さ。そんなコトを思った。誤読かもしれないけれど。そうそう『逃亡者』、購入したまままだ読んでない。
が「ナイス!」と言っています。
あいあい
ネタバレ圧倒的に面白い! 物語の力にぐぐい引っぱられて読了。これは凄い小説だわ。「欺す衆生」もよかったが、さらに凄い。現代日本、そして資本主義の恐ろしさをリアルに描ききった力作。「翔太の罪」と「海斗の罰」。それにしても海斗のクズぶりが、それに自分で微塵も気付いていないクズぶりが怖すぎる。最後の「カレーか――うまいだろうな――」のひとことが唯一の光か。これがなかったら、殴り倒している。読んで良かった!
が「ナイス!」と言っています。
あいあい
パラダイムシフトを繰り返し進んで行く科学の思考法・世界観の方向性とブッダの創始した仏教の思考法・世界観とが相似形であるということを論じた一書。ブッダの本だというのに、全302頁中、ブッダが本格的に登場するのが233頁。だからつまらないかというと、そんなことはなく、筆者の博覧強記ぶり、さまざまな学問分野の歴史のエッセンスをぎゅっとつかみ、分かりやすく読者に提示する手つきが素晴らしい。こういう類いの本(特に歴史書など)は学問的にちゃんとしようとするあまり、学問的には正確な記述なんだろう…以下「ブクログ」へ
あいあい
SNSの紹介で気になって読み始めたが、「ん? このシーン覚えがあるぞ」。なんと四年前に単行本で読んでいたのだった。しかし、図書館で借りた本で返却期限を気にして走り読み。ちゃんと読めていなかったようだ(反省)。今回じっくり読んでみると、実に重厚なミステリー。東京オリンピック前年、テレビ、電話が普及し始めたという時代の空気感、さまざまな立場の警官達の姿が実にリアル。それにしても犯人像の切ないことよ。
が「ナイス!」と言っています。
あいあい
王朝時代の貴族というと、物語に登場するそればかりを見てうっとりし、それしか知らないが、とうぜんそれらはフィクションの中の理想化(あるいは映え化)された姿なわけで、実際は貴族の全てがそんなに煌びやかなものでもなかっただろう。それを、このように学者がきちんとリアルな姿を提示してくれると、ありがたい。とても興味深く、勉強になった。
あいあい
面白かった! 上巻に引き続き、あっという間に読了。やはり東野圭吾手練れ。読者を引き込みぐいぐい引っぱっていく語り、物語展開は一流。そうか、その人物が犯人だったのか、倉木の自供の真実はそういうことだったのか。しかし、『白夜行』に感じた深み、感動を超えるものとは思えない。『白夜行』、思えば一度しか読んでいない。もう一度読みたくなってきたな。本作は、一度真実が判ってしまえば、再読したくなるものではない。
が「ナイス!」と言っています。
あいあい
思えば、東野圭吾、かの大傑作『白夜行』と『幻夜』しか読んでいない。それを超える最高傑作ということで、読みたくなり、図書館に予約してもいっかな順番が回ってこず、とうとう文庫化。ようやく読んでみると、さすが名手。するする読める。そして「真実はどうなのか?」という思いに引っ張られて、あっというまに上巻最終ページ。さて、下巻に移るぞ。俺、今晩寝られるのか?
が「ナイス!」と言っています。
あいあい
おそるべき問題作。あまりの恐ろしさ(ホラー的なではない)に、読むのがつらく、ちょっと読むとすぐに巻を置いてしまう。しかし、読むのをやめられずにまた頁を開いてしまう。の繰り返しで読了。まぎれもなく作家の想像力が生み出した物語なのだが、この恐怖は想像力に産物でありがながも、現実と地続きのもの。どうか、こんな世界にならないでほしい。しかし、桐野夏生、初期の女性主人公ハードボイルドしか読んでいただけだったが、凄い作家だ。他の問題作も読まねばならないのではないか。怖いけど。
が「ナイス!」と言っています。
あいあい
すばらしい。もう冒頭の二頁を読むだけで、あまりの素晴らしさに涙が出た。しっとりとした文章が良く、船場のごわす言葉の台詞回しにうっとりする。エリマキという登場人物(?)が愛すべきで、物語がすごい。各幕(章)のタイトルの付け方も素敵。おびただしい扇の光景。最後の対決。エリマキの真の顏。どれもこれも印象的な場面ばかり。力ある監督に映像化してもらいたいなあ。何度も文章の素晴らしさに、選者の綾辻行人氏と同じく、涙した。今年度ベストかもしれん(何回目?)。
が「ナイス!」と言っています。
あいあい
前作『四神の旗』に引き続き、読売オンラインで読んだものを再読。馳奈良藤原氏三部作を読み終えて茫然としている、本作は、主人公仲麻呂が結局滅びていくことが判っているだけに、読み進めるのが辛い。なぜにそこまで情を疎かにするのか。そして、光明皇后の女傑ぶり、道鏡と出会って人となり、女帝へと成長していく称徳天皇の姿に感銘を受けた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/01/12(5244日経過)
記録初日
2009/01/02(5619日経過)
読んだ本
655冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
225191ページ(1日平均40ページ)
感想・レビュー
515件(投稿率78.6%)
本棚
28棚
性別
血液型
O型
職業
その他
現住所
大阪府
自己紹介

ハードボイルドと幻想文学好き。古典好き。ブクログは
https://booklog.jp/users/aiaitaro8

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう