ネタバレ母親が乙女ゲームの転生者で、娘が悪役令嬢になるのを阻止するために攻略本を用意して亡くなる。その攻略本を元に、破滅ルートを回避しようとするレベッカ。レベッカ自身の素質もあったかもしれないけど、何故彼女が悪役令嬢になったかの根本的な問題を、ある人が序盤に解決してくれたのが大きかったなぁ。ゲームヒロインが主役に懐くのも予想通りだったけど、概ね満足。

ネタバレボタンが倒されたのはやっとって思えるけれど、アンドラゴラスとヒルメスの関係、アルスラーンの立ち位置等まだ気になる謎が残ってるのが歯がゆい。次の巻で全部明かされるのかな。しかしアルスラーン、本当の親は誰なんだろ。

ネタバレ最終巻。元の身体に戻れたのに、黒幕とジェラルドの裏切りのせいで別の身体にうつってしまったセイディ。ヤンデレ怖い。ジェラルドがセイディに執着する理由を聞いても絆されず自力で逃げようとしたり、痛みや死を覚悟して元の身体に戻る決意をしたり、彼女の強さが垣間見れた。そして、関わった人達の最期をきちんと見届ける強さも。それに比べると、10年間気がつかなかったルーファスのポンコツぶりが際立つなぁ。

ネタバレシェリーが殺された後の、その後は悲惨だった。シェリーの人生のやり直しは、ノラが望んだ結果だったんだろうか。ノラがシェリーに恋心を抱いてるのは薄々感じてたけど。皇太子がシェリーに望むのは母性愛か。シェリーの望む未来は、まずは家族の自立よね。その後は…？