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2024年4月の読書メーターまとめ

冬薔薇
読んだ本
6
読んだページ
2939ページ
感想・レビュー
6
ナイス
84ナイス

2024年4月に読んだ本
6

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

冬薔薇
江國香織「1000年前とは変わった社会システム、風俗習慣、変わらないもの、人の考え方、感じ方、この世のとらえ方、移ろいゆくものへの感覚、手放し方、刹那性、もののあはれ、旅人感、流れゆくもの、男と女のままならなさ」馬場あき子「物語の中の歌、背景によって劇的緊張感が格別、歌によって物語が立ち上がる」 「玉鬘」から「幻」まで。「若菜」因果はめぐる、光君と柏木。 訳者の数だけ趣も変わる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
6

冬薔薇
ゼロ打ちとは投票締切と同時に当確を出すこと。裏金問題、選挙、とあまりにも直近すぎて怖いくらいの題材。小説とはいえ選挙戦の内実、これから見方が変わる。ゼロ打ちを競うメディア、裏金プールを当然とする秘書、都議会議員の自然死に疑いを抱かせるピンク歯、盛り沢山の展開で休む暇なく一気読み。組織は利益追求。職業倫理、自分の信念を曲げない者は不正を世に問う。組織に残り内側から地道に改革の手を打つ者もいるが、ここの記者と秘書の行動は期待を持たせるラスト。小堀さん名前だけの登場。
が「ナイス!」と言っています。
冬薔薇
江國香織「1000年前とは変わった社会システム、風俗習慣、変わらないもの、人の考え方、感じ方、この世のとらえ方、移ろいゆくものへの感覚、手放し方、刹那性、もののあはれ、旅人感、流れゆくもの、男と女のままならなさ」馬場あき子「物語の中の歌、背景によって劇的緊張感が格別、歌によって物語が立ち上がる」 「玉鬘」から「幻」まで。「若菜」因果はめぐる、光君と柏木。 訳者の数だけ趣も変わる。
が「ナイス!」と言っています。
冬薔薇
「桐壺」から「少女」まで。瀬戸内寂聴の言葉「日本語は20年で変化する、日常会話も書かれた文章も命20年」時代の変化で言葉が変わっても式部の書いた愛の本質は普遍。大和和紀「男と女の間には深い溝がある」愛すれど理解できない男たち」 「若紫」なんだかんだと出かけるたびに苦を楽に替える女との出会いが待っている光君。「薄雲」深草の野辺の桜し心あらば今年ばかりは墨染に咲け、と藤壺を送る光君。「淡墨の桜」をふと思い起こす。昔、与謝野訳は何年もかかったが、比べればあっという間に読めるのは今風訳のおかげか。
が「ナイス!」と言っています。
冬薔薇
署長田中健一、傑作だ。好みは「迷蝶」と「美しき余命」凝った展開。「三角文書」ヒフミーンね!8篇それぞれ違う面白さがあって良かった。
が「ナイス!」と言っています。
冬薔薇
半分は読んだことのない方の作品で新鮮だった。卒業式に出なかったクラスメート、戦後の魔鏡、忘想竹の美女、550万の通信販売、ミスセロファン、はめられた犯人、遺産相続、どれも面白かったが、一番の好みは織守きょうや「上代礼司は鈴の音を胸に抱く」だった。
が「ナイス!」と言っています。
冬薔薇
半グレはグレー、ヤクザは黒。生まれも育ちも天地の差がある翔太と海斗は会員制クラブのホストで協力し合う。言葉巧みに女性を借金まみれにして風俗に送り込む。二人の半グレの正反対の人生の顛末。どん底から這い上がり幸せを掴むか、自分の世界観から抜け出せず無知な邪悪のまま己の不幸をも感知できずか。引き込まれ一気読み。読みたいリストに載せていたアンナ・カヴァン「氷」を早く読もう。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/01/22(5214日経過)
記録初日
2001/01/18(8505日経過)
読んだ本
2896冊(1日平均0.34冊)
読んだページ
949450ページ(1日平均111ページ)
感想・レビュー
1426件(投稿率49.2%)
本棚
0棚
性別
血液型
AB型
職業
主婦
現住所
神奈川県
自己紹介

皆様の感想楽しみに読ませていただいています。

ますます読みたい本が増えて、メモが溢れてしまいます。

お気に入り、ナイスしてくださった方ありがとうございます。

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