ネタバレ下巻もとても良かった！ 下巻はレイディ・アカリ一人とルナの話になるわけなんですけど、アカリというスキルは一般人でも驚異のメンタリティを持った女神（にされた女）がレイディ・アカリとしても穂高灯としても必死にルナと、そしてここに至るまでの自分の人生を肯定しようとする所が何というか、熱い。 後マムの描写が可愛い。 やっぱり猫なんだよな猫。 猫は人類を救う。（この物語では本当にマムのおかげでナインという星の終わりを救い、ナインという星を始める事ができたと言っても過言ではない） 昨今こそ色々な人に読んで欲しい……

ネタバレ20年以上ぶり？ に新井素子を読んだけど、何これ面白！ SFなのに、実際に少子化が進み更に子供が出来なくなっていった社会がこんな風になりそう～と思える展開。 更に登場人物の生々しさがエグい。 自己のプライドを守るために優しい夫をボロクソに罵倒した上で取り返しのつかない所まで侵入し、更にただの腐りゆく肉でしかなくなった子宮に固執するマリア・D。 ダイアナの話で登場する、ルールを破り好きで作った子供の死亡原因を社会に押し付ける女。 こういう世界になったらいそう……！ と思わせる書き方が凄い。 下巻にも期待！！