読書メーター KADOKAWA Group

2024年4月の読書メーターまとめ

あきひと
読んだ本
22
読んだページ
6897ページ
感想・レビュー
22
ナイス
480ナイス

2024年4月に読んだ本
22

2024年4月のお気に入られ登録
2

  • toshi
  • ぶぶ ひこ

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

あきひと
「成天」に続いて読み友から借りて読んだ。本作は、成瀬ファンの小学生や、一緒に大津観光大使になった篠原かれんなど、成瀬の周囲の人の目線から、成瀬が浮かび上がるという恰好だ。何回かの驚きが、最後はドカンときて終わるのだけど、次はどんな展開になるか楽しみに待とうというより、もう終わりかい、もっと続けて読みたいのに、という欲求が勝る作品でした。
tetsubun1000mg
2024/04/16 12:11

本の雑誌3月号の作者インタビューで、「さらなる続篇の予定はあるのですか」 「宮島:とりあえず今は、3作目まで目指して走ろう、という気持ちです。」 と答えてたから、第3弾までは出るかもよ。

あきひと
2024/04/16 17:14

それは好い知らせ。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
22

あきひと
地球誕生から、地球を取り巻く環境、地球資源、そして地震・噴火まで、最新の情報でまるっと整理できて、しかも読みやすい。3.11がもたらした事件は、9世紀以来、千年ぶりの「大地変動の時代」が始まったと断言している所が重い。南海トラフについての解説が多い印象。山歩きでは、自然の恩恵をたっぷり受け、地球科学へ想いを飛ばすことがあって楽しめるし、好きな学問だからこそ、たくさん読んでいるが、災害については予測となるためだろう余り書いてないのが多い中で、ちょっと特殊かも。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
イタリア本国で12万部、23か国で刊行予定とのことで、自分にも解るかもと期待して手にしたが、全く理解できませんでした。この世界は物理学の基礎レベルにおいて、相互補完的な情報の網である。この辺りが重要なんでしょう、何度も説明してます。そして、量子の発見がもたらした世界像には、めまいのしそうな、自由で陽気で軽い感じがある、とおっしゃる。余りに哲学的。 40数年前の講義で受けた印象と変わっていなくて、自分が全く進歩してないのか、量子力学が進歩していないのかも分からないまま読み終えた。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
メグレシリーズの新しい日本語版を図書館で探して。メグレは退職して、リュカという警視登場。不愛想な刑事ロニョンのすっぽんのような捜査とリュカ警視との連携みごとでした。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
短編4作だが、カバーの裏側にも5作目が隠れていた。カバーを外して折り返すと、折り返し方によって違う物語りを楽しめるという趣向。ほかの4作についても挑戦的な試みを実施した実験小説というもの。内容でのインパクトより見た目のインパクトが目立ってしまい、これで続けるのは難しそう。個人的には筒井先生の後を継いでほしいくらいなのだが。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
グループ登山におけるリーダーの法的責任は気になっていた。ツアー登山、ガイド付き登山の事例も多く紹介され、比較しながら多くを学べた。あとがきに「どういう場合に安全配慮義務が生じるかを知っておくことが必要なのは、法的責任を回避するためではなく、事故を防止するためである。」とあり、まったくの同意である。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
フランス在住の辻さん、2014年にシングルファーザーになって、一人息子と暮らす。ここでは2018年から22年、息子が成人(18歳)するまでの日記。父親役だけでなく母親役まで勤め、反抗期もある、コロナ禍もある中、ご苦労様でした。学校や友達とのことで分からないことは、ママ友たちに相談していたようで、これはナイスな手だと思った。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
大坂の地方紙新聞社の労働組合の話。設定は2011年、どこの会社でも組合なんて名ばかりで御用組合になっていた頃なので、どんな展開かと思いながら進めると、労働側組織の説明から入って労使協議会、団体交渉へと続く場面に強い緊張感が走り引き込まれる。その中に、大阪らしい言い回しや突っ込みでエンタメ感を出して、重くならずに読み続けられた。労組を良く知らない自分でも理解しやすい。ちょっと池井戸さんのイメージが重なったが、塩田さんの特長は代表作『罪の声』でのリアリティだと思うし、本作でもそれが十分発揮され、伝わってきた。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
窪さん初読みは、直木賞受賞作の短編5作品。「真夜中のアボガド」双子の妹を失い、その夫と婚活で知り合った男との間で心が揺れる女性の話で、設定に違和感が強く、湿っぽすぎて自分には合わないと思ったけれど、2作目以降は、そんなこともなく「心の揺らぎが輝きを放つ」という帯の言葉がじんわりと染み込んできた。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
エッセイ1作目は、気張り過ぎの印象がぬぐえない。笑わそうとしてか、言い回しが諄く、各章に付けられたサブタイトルがネタバレになっていて新鮮な驚きがない。文庫版にあたって追加されたエッセイは、さすがのリョウさんと思える仕上がり。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
読み始めは10歳の少女ちぃ子のタイムスリップものと思ったが、実は47歳の男、困っている人がいたら見過ごせない、押しに弱い友永譲の話だった。突っ込みどころはあるけれど、ロジカルに良く考えられた物語りだと思う。辻堂ゆめさん初読みだけど、次も読んでみたいと思わせられた。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
長崎から上京した大学一年生の横道くんと、彼と友好関係のあった人たちの1年間を描く群像劇なのだけど、ちょっと趣向が変わっていて20年後の彼らが挟み込まれていて、時制が行ったり来たりして、度々読み返す。ともあれ、吉田修一さんの「素晴らしき世界」を読んで、小説も読んでみようと手に取ってみたのですが、やはり氏の人柄がにじみ出ていて、じわっと温かみが伝わってきた一冊でした。「横道世之介」はシリーズ化されているので、他作品も気になります。
tetsubun1000mg
2024/04/20 17:03

2008年の作品で映画にもなったね。 古さは感じなかった?

あきひと
2024/04/22 15:58

同世代だなあ、と思いながら読んだよ。

が「ナイス!」と言っています。
あきひと
産経新聞東北版に連載された「言葉の贅肉」から。まえがきの中にあった「スキーをやり始めて35年になります。”わあ教えて教えて‼”止めて34年になりますけど…」が面白くて読み始めたが、上げ足取りや大きな勘違いの言葉遊びが続き、最後のほうでは、ちょっと毒にやられて食傷ぎみ。一言添えた挿絵はプロっぽい。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
2010年ー20年にかけて、イタリアやUKの新聞等に掲載したエッセイ。約300ページの中は、物理、哲学、政治、時事問題など幅広いが、中でも自然科学の知識がぎゅっと詰まっていて、好奇心を刺激してくる。ダンテ、アリストテレス、ニュートンからアインシュタイン、ホーキンスのネタまで登場、自然科学好きの方にお薦めです。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
「成天」に続いて読み友から借りて読んだ。本作は、成瀬ファンの小学生や、一緒に大津観光大使になった篠原かれんなど、成瀬の周囲の人の目線から、成瀬が浮かび上がるという恰好だ。何回かの驚きが、最後はドカンときて終わるのだけど、次はどんな展開になるか楽しみに待とうというより、もう終わりかい、もっと続けて読みたいのに、という欲求が勝る作品でした。
tetsubun1000mg
2024/04/16 12:11

本の雑誌3月号の作者インタビューで、「さらなる続篇の予定はあるのですか」 「宮島:とりあえず今は、3作目まで目指して走ろう、という気持ちです。」 と答えてたから、第3弾までは出るかもよ。

あきひと
2024/04/16 17:14

それは好い知らせ。

が「ナイス!」と言っています。
あきひと
短編4作で、どれも面倒くさい人の話。それらの中では、下あごを突き出し気味にして、1,2,3ダー!!をする女子の「眼帯のミニーマウス」が良かった。あとの作品は攻撃性が強くて、生理的に苦手。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
色々あって、山間の実家に戻り、一日一組だけのお客にお任せ料理を提供する女性の話。「糸暦」で四季の味覚や郷里の山菜、ジビエが紹介されていたのに対して、今回は多国籍な料理を訳アリのお客に提供するというが、どうも小川さんご本人が提供したい料理の話なのだろう、と思いながら読んだ。アマローネの赤ワインとか、ジャン=ポール・エヴァンのシュセットのミルク味とか、聞いたことの無い名前がいくつも出てきて、かなりのこだわりの強い食通な小川さんなのでしょう。googleで調べながらでしたが、勉強になりました。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
男好きそうな肉感的な女性の結婚詐欺か、次々と相手を手玉に取る女のやり口が次第にエスカレートし恐ろしく刺激的。現在と過去を行きつ戻りつしながら、このモンスター女の本性を考えさせられる。数々の登場人物の死が女の思い通りすぎて、都合が良すぎるけれど、スピード感があって、女の本性というところに焦点をキュッと絞れて良いのかもとも感じた。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
見えない犯人の怖さ、FBI捜査官とグレアムの連携、どんでん返しに向けた伏線と回収とハラハラの連続で、最後ではとんでもなく肩に力が入ってしまった。解説では次作「羊たちの沈黙」も似たような展開らしいので、読むしかないかと。そして「ハンニバル」も再読必至ですね。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
ネタバレ一家惨殺事件がひと月のうちに2度起こる。元FBIアカデミー教官のグレアムが捜査を開始するが、犯人像の手がかりを得ようと異常犯罪者専用の施設に収容されているレクター博士に接触。ここでハンニバル・レクター初登場という流れ。すでに「ハンニバル」や「ハンニバル・ライジング」を読んでいることもあって、この登場に至るシーンはゾクゾクする怖さがある。その後、犯人もレクターに繋がると、一気にグレアムと犯人との対決へと展開していくというところで、下巻へ。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
1969年~81年のエベレストへの冒険記。69年の2度の偵察を経て70年に登頂。その後、国際隊と、植村さんが隊長となっての冬季隊と合計5回挑戦している。前作「青春を山に賭けて」と併せて読んでみると、冒険家として、企画マンとして、事務方として、人として優れた方だったのだと改めて想像します。どれも人並み外れたことのように思うけど、彼はしてきたことを淡々と書くだけで、自己評価も無いので想像するしかないないですね。これもお人柄なのでしょう。「山では絶対に死なない」そのためにはどうすべきか、肝に銘じておきます。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
中学生・月沢陸真の父親が殺された。事件を追う脇坂刑事。それとは別に陸真、級友・純也と、事件には警察の闇が隠されていると考えるラプラスの円華が真相を追う。 二つの動きが交互に描かれ、緊張感が崩れないままクライマックスへと盛り上がっていくので、飽きることなく読めてしまうのはさすがです。 警察ミステリということで、DNA、AI、ゲノム・モンタージュといった用語が頻出し、捜査現場がどこまでエスカレートしていくのか、信ぴょう性がありそうで怖さも感じました。
が「ナイス!」と言っています。
あきひと
K-9シリーズ。二人の引きこもり小僧が登場、片や事件を引き起こし、片や事件に巻き込まれ、北岳が舞台となってK-9はじめ救助隊、小屋番らが事件解決に向けて活躍する。今作は事件解決と共に、引きこもりたちがこれから進む人生の分岐点にもなって、人の絆がクローズアップされ物語の厚みを増している。読み応えがあり読後感が清涼でした。また野呂川上流の谷間に佇む両俣小屋が初登場し、岩魚釣り始め、此処の魅力が存分に出ている。両俣小屋、行きたい小屋なんだけど、奥深くて行くだけで大変なのよね。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/08/30(3533日経過)
記録初日
2013/06/23(3966日経過)
読んだ本
1051冊(1日平均0.27冊)
読んだページ
339915ページ(1日平均85ページ)
感想・レビュー
999件(投稿率95.1%)
本棚
7棚
性別
血液型
O型
職業
専門職
現住所
東京都
自己紹介

 家族の紹介で利用し始めて、既読本の登録だけはしてきたのですが、同じ本を再入手して、臍を噛むことが時々ありました。
 2020年にフルの仕事を引退して、自由時間が増えてから、感想を書くようになりました。そして「ナイス」をいただいた方のレビューを読み、再び自分の感想を読んでみると、記憶にも残るようになり、既読本の再入手もほとんど無くなりました。
 また、懸賞への応募でBook Walkerのポイントを戴きました。まさか当たるとは思っていなかったので、驚きでした。それでゲットした小説は、移動中などの時間でスマホで読むようになりました。
 読メから色々と刺激を受けています。素晴らしいです。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう