私は落ち込みに明確な理由があると安心する。では理由もなくやってくる日々の浮き沈みに、人々はどう耐えているのだろう。リモートワークが当たり前になる前の、その場にいることが価値になる働き方が主流だったとき。人と人の繋がりは幸せと不幸どちらを多く生み出していたんだろう。今では無くなってしまった仕事のたくさんあった時代の生き方に憧れる。都合の良い部分だけ、社会の仕組みをアナログに戻せたらいいのに。何が良いのかなんて分からないけれど、今は違う時代に生きている感覚が強い。
文学作品への言及が多く、きっと日本文学に馴染みのある人は笑ってしまうような表現もあるかと。私はそこまで引用が分からなかったのが残念。小説家の盗作をテーマに、主人公も小説家で作者も小説家で、お仕事小説とも言えるだろう。松岡圭祐自身が感じている出版業界の歪みを描いた部分もあると思うと面白い。
ロンドン在住です。
書店で美しい洋書の装丁を眺めることが大好き。洋書は時間がかかるので、日本語メインで読んでいます。
一番琴線に触れるのは島本理生さんの文章。彼女の著す心の機微がすごく好き。
恋愛小説、海外文学など専らフィクションがほとんどで、息抜きにノンフィクションのエッセイなんかを読みます。
ナイス、コメント、お気に入り大歓迎です(´∀`)♡
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文学作品への言及が多く、きっと日本文学に馴染みのある人は笑ってしまうような表現もあるかと。私はそこまで引用が分からなかったのが残念。小説家の盗作をテーマに、主人公も小説家で作者も小説家で、お仕事小説とも言えるだろう。松岡圭祐自身が感じている出版業界の歪みを描いた部分もあると思うと面白い。