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2024年3月の読書メーターまとめ

活字スキー
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感想・レビュー
14
ナイス
1181ナイス

2024年3月に読んだ本
14

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

活字スキー
たぶん3年くらい積んでいた。そしてその間に、読書や教養というものに対する自分の感覚がだいぶ変わったのだろう。お二人とも、自分なんか比べる気にもならないくらいアタマの良い方であることはよくよく分かるし、紹介された400冊を読破すればかなり頭脳が鍛えられるのは間違いなさそう。しかし、アタマの良くない人間がその400冊を読破しようとしても、アタマが良くなるよりずっと先にアタマがおかしくなって人生終了すると思うので、読書はもっぱら気楽に素直に楽しめるものを中心にしようと思います。ヘイル・サタン。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

活字スキー

そして一年ぶりくらいになる出町ふたばさん。天気悪いし、そんなに並ばなくても済むかな?と思ったけど全然並んでた。季節限定の桜だんごも桜餅も売り切れていたのは残念ながら、不動のツートップがどえりゃ〜うみゃ〜ので問題はなし。空いてる電車内でいただくわ。昨日の疲れも残ってるし、明るいうちにさっさと帰ろう。

そして一年ぶりくらいになる出町ふたばさん。天気悪いし、そんなに並ばなくても済むかな?と思ったけど全然並んでた。季節限定の桜だんごも桜餅も売り切れていたのは残念ながら、不動のツートップがどえりゃ〜うみゃ〜ので問題はなし。空いてる電車内でいただくわ。昨日の疲れも残ってるし、明るいうちにさっさと帰ろう。
ブラフ
2024/03/20 16:47

うわ、出町ふたばの豆大福!!うらやま!!><

活字スキー
2024/03/20 17:04

いつ食べても間違いなく美味しい。天気も待ち時間もぜんぶ許せちゃう(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)

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2024年3月の感想・レビュー一覧
14

活字スキー
ネタバレ【うんこ漫画につき注意!】JRの車内広告で見かけて、作者の脳ミソがクソになっているのか、何かの間違いかと思ったら実在の漫画だった。しかし……うん、コレは困った。自分のようなガチ勢からすると、ひたすらうんこうんこ連呼してドタバタするだけのクソバカ漫画じゃないかと糞害、いや憤慨せざるを得ない。絵的には普通にオタク受けしそうな美少女ぞろいながら、肝心のうんこの扱いがなっちゃいない。2巻以降ではちゃんとうんこってほしいと切に願う。
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活字スキー
たぶん3年くらい積んでいた。そしてその間に、読書や教養というものに対する自分の感覚がだいぶ変わったのだろう。お二人とも、自分なんか比べる気にもならないくらいアタマの良い方であることはよくよく分かるし、紹介された400冊を読破すればかなり頭脳が鍛えられるのは間違いなさそう。しかし、アタマの良くない人間がその400冊を読破しようとしても、アタマが良くなるよりずっと先にアタマがおかしくなって人生終了すると思うので、読書はもっぱら気楽に素直に楽しめるものを中心にしようと思います。ヘイル・サタン。
が「ナイス!」と言っています。
活字スキー
ジュンク堂の児童書コーナーで目当ての本が見つからなかったので、せっかくだから代わりに何かないかな……と思ったところに目についたインド的なものをお持ち帰った。冒険家ランキング(なんそれ)1位を目指す少年と相棒のネコ少女が世界のいろんな場所でナゾトキをする脳トレ&学習まんがらしい。なかなかアツくてハードな展開もあるけど、2022年3月の刊行だから『RRR』の公開より前の作品なのね。しかし肝心のナゾトキはほとんどインド関係ないな……。
活字スキー
2024/03/26 22:20

悪徳軍人によって母を殺された少年が村に伝わる伝説の巨神像の力で復讐しようとするが、逆に巨神像を奪われてしまう。そこに居合わせた主人公たちと力を合わせ、もう一つの巨神像で立ち向かうのはいいとして、巨神像てか巨大ロボというのはアヴァタールの新解釈か。ガネーシャはともかく、サラスヴァティ(日本では弁天さん)は武闘派のイメージ無いけどなぁ。ヒンドゥーの戦女神だったらドゥルガーとかカーリーの方が圧倒的にヤバいだろうに。

活字スキー
2024/03/26 22:21

ナゾトキ冒険漫画としては小学校低学年くらい向けかな。紹介文によると、『ナゾトキ・ハンター』シリーズはエンターテインメントであるだけでなく読者の脳を限界まで発展させるエクササイズでもあり、歴史や伝承の正しい知識を学んでもらいたいそうな。漫画はフルカラーでテンポよく、激情型のキャラたちが血管浮かびあがらせて怒鳴りあったり、巨神像にブッ飛ばされたネコ少女が豪快に血反吐吐いたりするのが妙にインド映画ぽかったり。しかしカーストについてはジャーティとヴァルナくらいはちゃんと説明してほしかった。

が「ナイス!」と言っています。
活字スキー
なんだか毎回同じようなことばかり書いているけど、今回もあまり楽しめず。良い意味でフィクションと割り切って思い切り楽しめる『リコリコ』と違って、フィクションとしての方向性が性に合わないのだろうなぁ。特にリヴィアパート。そんなにバッタ食を推したいなら、バッタキチのコータローとコラボでもすればいいじゃない。新章突入というか第二部というか、ここから大きく流れが変わりそうなかんじなので、成長したサラがもう少し主体的に物語を引っ張ってくれると嬉しいのだが。
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活字スキー
【「たきなはさ、何のためにここで生活してるの?映画館が近くにあるからでしょ!?」「違いますよ」】喫茶リコリコの看板娘にして敏腕エージェントである二人の絆を1クールで鮮やかに描いて絶賛されたアニメ『リコリス・リコイル』の、本編では描かれなかった短編シリーズ第2弾。飯テロ、ガンアクション&ウンチク、そしてたきちさ、今回もあらゆる方向でフルスイングのアサウラとしか言いようのない、それ。冒頭の「インタぁーバル!!」からして映画ネタが多いのも嬉しい。気軽に歩いていける距離に映画館があるのは素晴らしいことです。
活字スキー
2024/03/19 23:01

どのエピソードもリコリコらしくアサウラらしくとても楽しかったのだけれど、本編がせいぜい数ヶ月間で小説はその合間合間の出来事ということは、彼女たちの日常の非日常ぶりはとんでもない密度だわ。もちろんちさたきもあるにせよ、千束は全方位ぶっ壊れスペックだからどちらかと言うとたきちさの方がてぇてぇと思う。てかたきなって精密射撃が得意な黒髪ぱっつんロングの生真面目クール系だけどちょいちょいクソデカ感情が溢れてしまうかんじがフェルンママと似てますね。胸部装甲の厚さは完敗でも格闘や機動力なら勝てるはず。

活字スキー
2024/03/19 23:02

ラノベらしい痛快コミカルなエンタメというだけでなく、テンポよく読ませながら構成の巧さでも楽しませてくれるアサウラ節は今回も見事だった。文章だけでなくいみぎむるさんのイラストも含めて、繰り返しと対比(入れ替わり)でニヤリとさせられるパターンも多い。主役二人のやりとりだけでなく、脇役にもちゃんと光が当てられるのもいい。ホラー映画でカップルが生き残るパターンも無くはないけど、盛ったバカップルは逆に真っ先に死ぬから気をつけた方がいいぜ。アニメの2期ではみんな大好きな先生のかわいいとセクシーをもっとください。

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活字スキー
せっかくなのでこちらも登録しておこう。『Yevadu(誰だ)』のタイトルで2014年に公開されたトリウッド・サスペンスアクション。ラーム・チャランの従兄、アッル・アルジュン演じるサティヤはギャングに目をつけられた恋人と逃避行を試みるも友人の裏切りにあって恋人は殺され、自身も瀕死の重傷を負い、顔の半分を焼かれてしまう……と、なかなかハードな導入。身元不明のまま搬送された病院でチャラン顔を与えられて復活した主人公の復讐だけでは終わらない、これまたインド映画らしいボリューム満点盛りだくさんの165分。
活字スキー
2024/03/17 23:00

もちろん歌やダンスもあるものの、全体的にハードな展開でバイオレンス描写もけっこう激しいから「とにかくみんなハッピーになれるマサラ映画」とは言えないだろう。前半は、生まれ変わったサティヤが『仕事人』ばりに悪党どもを一人ずつ始末してゆく復讐劇の中で『ヤマドンガ』『ブリンダーヴァナム』にも出てきたクセつよオモシロおじさんことブラフマーナンダムのダサコミカルなシーンが何度も入るけど、現地の観客はどんな顔して観ていたのだろう。自分はちょっと感情のフットワークがついていかなかったよ。

活字スキー
2024/03/17 23:01

どうにか復讐が完遂されたと思ったら急展開、からのインターバルで「ま、まだ半分なのか……」と思わせてくれるインドクオリティ。後半はチャラン顔の元の持ち主であるチャラン(←役名)のことを知らされたサティヤがチャランの遺志を受け継ぎ、暴君のように振る舞うギャングに民衆とひとつになって立ち向かう。本作でも、無双系主人公を中心に据えつつ厳しいリアルも俎上に乗っけてしまうインド映画の度量に驚かされる。チャランの恋人を演じたシュルティはプラバース主演の新作『サラール』で再会出来るのを楽しみにしたい。

が「ナイス!」と言っています。
活字スキー
2010年公開のトリウッド、ボリューム満点でお腹いっぱいになること間違いなしの王道マサラ映画。『RRR』でNTR.Jrファンになったであろう女性客がほとんどで、隣の女性はこの入場特典を眺めながら「カワイイ〜」とウットリ。自分も似たようなものだが、インド系の経験値をそれなりに稼いでいると、それ以外にも色々と見所満載でとても楽しい170分だった。最強で無敵のクリシュナ神がひたすらモテるのはともかく、インド人の愛は重いな!ツンデレとヤンデレが多すぎやろ。
活字スキー
2024/03/17 22:06

デビューからしばらくは、偉大なるシニアNTRの七光りに頼りがちで演技も体型もだらしなかったというジュニアを名実ともにトリウッドを代表するスターへと押し上げた我らがラージャマウリ監督の『RRR』のあとでは、それ以前のインド映画がいかにも「古臭いインド映画」と感じる部分が多いのは仕方ない。むしろ、インド映画を色々と観ているうちにそのクセつよな様式や役者たちがやみつきになってくるのだ。ドヤ感を出そうとしてやたらグイングインするカメラワーク、『カメ止め』の撮影助手ちゃんなら好きそうだけどマジでうざいよ(笑)

活字スキー
2024/03/17 22:07

とにかく血縁主義が物を言うインドの厳しいリアルを背景にしつつ、神の化身のような主人公がひたすら無双する痛快エンタメでもあるという振り幅の大きさ。これだけ何本も観ているとさすがに知った人に出会う率が上がってきた。ヒロインは『マガディーラ』のカージャルと『ランガスタラム』のサマンタ、二人ともチャランとジュニアの両方と恋人役で共演したことになるのか。どこまでもハチャメチャが続く物語のラスト、さしもの主人公も「なんとかしてよクリえも〜ん」とばかりに泣きつくのは……やっぱりシニアじゃん!

が「ナイス!」と言っています。
活字スキー
アーサー・コナン・ドイルの代表作といえば、そう…………『チャレンジャー教授』シリーズだね!嘘ですごめんなさい初めて知りました。ホームズの生みの親として以外のドイル卿のことはあまり知らなかったが、史上初の世界大戦に激しいショックを受けてからはスピリチュアルに傾倒したと聞いたことがあり、たまたま古本屋で見かけた本書もそれ以降に書かれた現実逃避的ハチャメチャ空想ものかと思ったのだけれど、表題作は戦前に書かれたものだった。しかし、迫りくる破滅の空気は感じていたのだろう、たぶん。
ぼけみあん@ARIA6人娘さんが好き
2024/03/15 21:33

そうそう、『マラコット深海』というのもありました。内容を忘れていたのでネットで確認したら、こちらはチャレンジャー教授ではなくマラコット博士が登場します。 ちなみに『地球最後の日』は『毒ガス帯』(創元推理文庫)の題で読みました。

活字スキー
2024/03/15 21:56

コメントどうもです。まあ、この頃のSFは「空想科学」といっても空想の割合が大きそうだし、同じ時代の人気作家であれば互いに意識もしていたでしょうね〜。

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活字スキー
【フェルジナンドは とても しあわせでした】1936年の内戦下スペインで発行された絵本……ということではなく、我らがアーシュラ姐さんが『いまファンタジーにできること』の動物文学について語る章で、あのスウィフトやオーウェルを引いたあとに「手厳しいが、楽観的」として挙げておられたので読んでみた。なるほど、巧みだ。他の牛がどうであろうと人間の都合がどうであろうと、かわいい子牛時代はもちろんむくつけきマッチョ牛へと成長しても、フェルジナンドはのんびり花の匂いをかぐのが好きなフェルジナンドのままでした、とさ。
が「ナイス!」と言っています。
活字スキー
本は出逢いだ。時間に余裕のあるお出かけの途中に本屋さんを見つけたら寄らずにはいられないし、そこでこぢんまりと洒落た装丁の本が面陳されてたらお持ち帰りせずにはいられない。新書サイズでヴィンテージ感のあるハードカバー、タイトルは金の箔押しで、帯にも装画にも遊び心がある。収録された6篇はもっぱら雰囲気語りで正直あまりピンと来なかったが、表題作をはじめ本にまつわる少し不思議系も多く、読み終えてどうこうではなく読むこと自体の心地を楽しませてもらった。
活字スキー
2024/03/10 22:36

そういえば恵文社さんには何度かお邪魔してるけど誠光社さんはまだ行ったことがないので、今度の京ブラコースに入れておこう。誠光社さんから歩いて河原へ出たら、普通は賀茂川ではなく鴨川エリアだと思うのだけれどどうなんだ。単純に校正ミスなのか、それともそういう不思議空間なのか。

が「ナイス!」と言っています。
活字スキー
既読は国内篇ニ作のみと全然読めておりませんが、SF界隈は元気です!読メでチラホラ見かけた作者や作品も多く、SF読みのお気に入りさんは国内、海外両方の一位をしっかり押さえておられたので流石だ。国内では宮内さんがすごく良い波に乗ってる印象。読メユーザーの塩崎さんの『ダイダロス』も高評価なので、文庫が出たら読んでみようかしらん。海外も新しい波がどんどん来てるので、とりあえず劉慈欣まつりがひと段落着いたら、去年の一位が文庫化しないうちに何か挑戦したい。
活字スキー
2024/03/08 23:31

サブジャンルベストのフォロー率も低い低い。漫画もアニメもゲームもすっかり縁遠くなっちまったなぁ。その代わり映画はそこそこ。トロ監督、超良かった『ピノッキオ』の次は『フランケンシュタイン』らしいのでこちらも超楽しみ。本書の本命は出版社、作家からの今後の予定かな。うぶちん『アノニマス9』は大変そうだから年内に間に合えば御の字、と思ってたら劉慈欣まつりの真っ最中の5月に来るのか。てか完結するの?野尻さんとげんげんは結局去年出なかったから今年は頑張って!上田さんのオーシャンクロニクルはゆっくり待ちます。

活字スキー
2024/03/08 23:32

あと外せないのは小川さんの『ツインスター〜』と、池澤春菜さんの短編集あたりかな。そしてSF界隈で今一番ホットなのは、やはり生成AIだろう。時代が「野良コンピュータが勝手に生きてる世界や、リビドーを開放するAIはすでに何十年も前に書いた」という神林御大に追いつくことはできるのか。それはそうと、毎回けっこう楽しみにしてたSF関連DVD目録がえらくショボくなってるのはDVD自体がオワコンだから?

が「ナイス!」と言っています。
活字スキー
表題作を含めた5篇が収録された短編集。モチのロンで『三体』は楽しみにしているのだけれど、その前に映画『流転の地球』の公開が迫っているのでとりあえず原作を読んでおく次第。いや〜……強い。劉慈欣強すぎる。最近のSFをあまり読めていない自分にとって、これほど正統派で圧倒的なSF力で真正面からブン殴られるともう降参するしかない。大森さんの訳者あとがきに加えて、明治大教授の加藤先生による解説も大変面白くありがたかった。そうか、劉慈欣作品は「空想科学小説」ではなく、中国ならではの「科学幻想小説」なのか。
活字スキー
2024/03/06 22:01

まずは表題作。天文学的災厄から逃れるには地球ごと逃げるしかない!というネタはSF好きなら誰しもやってみたくなるものか。山本弘先生の『地球移動作戦』も傑作だったけど、大劉クオリティの短編だとスケールとビジュアルとドラマの密度が異常。これは映画を先に観た方が良かったかも。マクロの次はミクロとばかりに「小っちゃいってことは便利だねっ」そう、女神さまも言っていた『ミクロ紀元』は筒井康隆御大もイチ推しだとか。やっぱSFは人類が滅んでナンボですよね!?

活字スキー
2024/03/06 22:02

『円』に収録された『詩雲』の前日譚にあたる『呑食者』も超ド級のイマジネーションが炸裂。モラルを語ることが無意味だとしても、責務に忠実であった戦士はほむべきかな。著者本人も登場する『呪い5.0』は単なるブラックコメディに留まらず、科幻小説としての成立を考えるとさらに笑える……のかどうか。そして『中国太陽』、自分はこういう話に弱い。現実がどれほど厳しくとも、素晴らしいフィクションを語ることは出来る。最後の『山』もいきなり地球滅亡の危機だけど、実は「お話ししてみたかっただけ」てなんかかわいいな。

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活字スキー
【僕と君の音が出逢い、僕たちの音になる】ロンドンを舞台に、ダンスにかけるパンジャーブ系移民の若者たちの青春。会話は英語混じりのヒンディー語だが、監督はカルナータカ州生まれのケーララ系で学生時代を過ごしたのはグジャラート州というから、これがいわゆるボリウッド映画になるのかどうか。まあ、近年ははじめから海外市場を視野に入れて垢抜けた、あまりインド臭くないのがボリウッドの傾向かもしらんけど。登場人物がインド系ということがよいアクセントになっているものの、作品全体としては至極ストレートなダンス映画だと思う。
活字スキー
2024/03/06 00:19

本作は、ダンサー兼コリオグラファー(振付師)としてキャリアをスタートしたレモ・デソウザ監督のライフワークとも言えそうな『ABCD(Any Body Can Dance)』シリーズの第3弾らしい。ダンスの得意な役者というより現役バリバリのダンサーが数多く出演し、二つのグループを繋ぐベテラン役は実際にマイケル・ジャクソンのコンサートに参加したこともあるレジェンド。世界のダンスシーンでもトップレベルにあるという彼らのダンスは、あまり興味のない自分でも率直に「かっけー!体幹やべー!」と思えるCoolなものだった。

活字スキー
2024/03/06 00:20

青春ダンスバトルとしてスタンダードな物語に、インド系移民のリアルが絶妙に絡んでドラマに深みを与える。インドとパキスタン。宗教的抑圧。出稼ぎ労働者と不法移民問題。バラバラだった人たちが想いをひとつにして挑むクライマックスにはベタだけど感動させられた。しかし残念ながら、大いなる融和を謳った物語でありながらスタッフ、キャストにパキスタン人はいないようだ。あと、知ってる人いないかな……と思ってたら、厳しめの松尾伴内顔のお巡りさん、先日の『ザ・フェイス』にも出てたよ!

が「ナイス!」と言っています。
活字スキー
分かりみが深すぎるシリーズの3巻。タイトルの前半通り発達障害は「治る」ものではないのでぶっちゃけ今さら新しい知見はほとんど無いのはともかく、後半の「ましになる」かどうかは相当怪しいので、読んでて見習いたい部分と見習いたくない部分のどっちが多いか分からんちん。でも相変わらず独特のセンスは楽しい(ジョジョネタ多め)ので、自身の振り返りの意味も含めてとりあえず読み続けたい。連載の方も、打ち切られるか著者が死ぬまでは3歩進んでムーンウォークの調子で続いてゆくのだろう。
活字スキー
2024/03/03 11:12

ここまで読んでいると著者の特性が大体なんとなく掴めてくるだけでなく、周辺の人達の特性も気になってくる。ひたすらしゃべり続ける担当さんも、著者のことを理解出来なかったり著者に理解してもらえなくても気にしてなさそうな旦那さんもなかなかのアレっぽいし、今回数々の武勇伝を披露された父親に関しては完全にアレだろう。要するに人は誰しも特性が異なる、ということだと思う。それでも、社会生活に深刻な問題が生じない程度にやっていくにはそれなりの工夫が必要だし、それぞれの特性がうまく噛み合えばそれはとても幸福なことだ。

活字スキー
2024/03/03 11:13

何かにつけて極論に走り、やたら「八方塞がり」と「無限ループ」に囚われて社会適応しづらい発達障害者にとって、自身の特性を踏まえた上での振り返りはとても重要。直接生身の人間と関わることはとてつもないストレスになりがちだけど、本や映画という形なら安心して色々試すことが出来るのでとてもありがたい。健全な自己肯定感は必要にせよ、過剰に肥大化して歪んだ自意識はむしろ生きづらさに繋がり、周囲にも深刻な悪影響をもたらす。自分はサタニズムとサティヤーグラハのいいとこ取りでやっていこうと思う。つまりネコはかわいい。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/10/04(3494日経過)
記録初日
2013/01/02(4134日経過)
読んだ本
2050冊(1日平均0.50冊)
読んだページ
563095ページ(1日平均136ページ)
感想・レビュー
1750件(投稿率85.4%)
本棚
17棚
性別
血液型
O型
現住所
大阪府
自己紹介

徒然なるままに関西を徘徊する
野良サタニスト。
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〈 読メ開始 2014.10 〉

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