ネタバレ事件は悲しい結末。追跡と盗聴？諜報活動用の装置？警察の新しい組織は大まかにしかわからないけど、個人情報がまるわかりの現代は恐ろしい。捜査一課管理官、本宮の、”目を見て話したい”という信念が強引ながら嬉しくほっとする。

ネタバレ出だしの1章は良かったんだけど、その後は説明的な文章が続いて小説としては今ひとつでした。とても興味のある内容なので、少々飛ばしつつ最後まで読みましたが・・・。構成の問題？やっぱり説明過多で人物が浮かび上がるようなところまでいかなかったのかな。

ネタバレ絲山さんの「薄情」を再読でも堪能したので、こちらも再読。高崎が主であるけれど、仙台や東京と移動していくことや日常場面をすっと切り替えつつ描く文章がやはり好き。「薄情」に比べるとかなり軽めで、主人公もイラついたり悪態ついたりもうちょっとダメなところがあって共感する。

ネタバレ9年前に単行本にて読了。最近ナイスをしてくださった方がいらして（ありがとうございます！）久しぶりに自分の感想を読むとかなりの絶賛！好きだったことしか覚えていないので文庫本で再読。記憶を呼び覚まさせながら読んだけど、本当に表現が味わい深く、今読んでもとても好きな本。タイトルの「離陸」の意味を今回の方が深く感じられた。震災のことの触れ方も皆の気持ちを代弁してくれているかのよう。スケールの大きさもありつつ、働く人の日常をとてもふつうに書けるのが絲山さんの好きなところだなあ、と改めて感じる。

ネタバレ事件は悲しい結末。追跡と盗聴？諜報活動用の装置？警察の新しい組織は大まかにしかわからないけど、個人情報がまるわかりの現代は恐ろしい。捜査一課管理官、本宮の、”目を見て話したい”という信念が強引ながら嬉しくほっとする。

ネタバレ喫茶店にて。コーヒーが好きなのと、満員電車（バスだったか？）がきらい、ってところは似ているかな。憂鬱、という題名だけど、絵がかわいらしくて、ちょっとわかるような憂鬱ネタが取り上げられているので、微笑ましい。

ネタバレ読了は先月。映画「ショーシャンクの空に」の原作「刑務所のリタ・ヘイワーズ」は、語り手がレッドで、淡々とした印象。でもアンディの魅力を十分に語っている作品でした。「ゴールデンボーイ」はさすが恐怖小説と言われる不気味な内容。子どものゆがんだ内面に気づかない両親が哀れ。ターニングポイントはあったのかな。子どもが主人公だと読んでいてつらくなってしまい、感想が書きにくい。