『この言葉だけは嘘じゃない』シナリオ：★★★★☆　／　テキスト：★★★☆☆　／　イラスト：★★★☆☆　／　キャラ：★★★★☆　／　設定・世界観：★★★★☆　／　総合：★★★★☆／／／展開に勢い任せの荒々しさは感じたものの、そこに青春独特の熱さや作者の熱量を感じられて、いつの間にか物語に引き込まれていました。熱いだけでなく、そこに本音と建前、人間関係の苦さなども交じり合って、単純に熱いだけの話にならない所が面白い。特にラスト50ページは感無量。ただ、序盤の掴みの部分はやや人を選ぶかもしれない。

【入門向け】『うつ病とは何が違うの？』　おすすめ度：★★★(★)☆　／うつ病との違いや原因などの概要と、治すためのアプローチの二部構成。肩の力が抜けるイラストや図解・マーキングを用いた説明で、しんどい人でも読みやすい心配りがされているのが◎。内容も思いこみなどに端を発するストレスコーピング（ストレスへの対処）の失敗から引き起こされる、治すために思考/行動パターンを見直して再構築するなど為になりました。特に後者は問題定義・目標設定・解決策創出・意思決定・実行/評価をSMARTの原則に従い行うと具体的なのが◎

『アサーションってなに？』　おすすめ度：★★★★☆　／ 双方向の歩み寄りを意識したコミュニケーション。特に我慢しがちな日本人向けに自分を大切にするための自己表現の仕方が説明されています。内容の半分はマンガで書かれているので読みやすい。また、説明も重要な箇所は太字で書かれているのでキーワードが頭に残りやすく、やさしく分かると銘打つだけあります。ただ、書いてあることは正論で理解できるのだけど、それを実際に行動に移すとなるとマンガのようにうまくはいかないと思います。あくまでもアサーションを知るきっかけ向け

『僕らがサッカーを始めた原点』 シナリオ：★★☆☆☆　／　テキスト：★★☆☆☆　／　イラスト：★★★☆☆　／　キャラ：★★★☆☆　／　設定・世界観：★★☆☆☆　／　総合：★★☆☆☆　／／／サッカーを始めた理由やセリフ回し・家族も含めたバックグラウンドが知れて、特に二子のくだりはまさかそんな理由でという驚きもあって面白かった。ただ、氷織編は本編との重複が多いのが残念。二子・國神が家族に恵まれたのとの対比をしたかったのかもしれないけれど。本編同様に氷織編なのになぜか烏の魅力が上がるのはちょっと笑えてしまう。

『この言葉だけは嘘じゃない』シナリオ：★★★★☆　／　テキスト：★★★☆☆　／　イラスト：★★★☆☆　／　キャラ：★★★★☆　／　設定・世界観：★★★★☆　／　総合：★★★★☆／／／展開に勢い任せの荒々しさは感じたものの、そこに青春独特の熱さや作者の熱量を感じられて、いつの間にか物語に引き込まれていました。熱いだけでなく、そこに本音と建前、人間関係の苦さなども交じり合って、単純に熱いだけの話にならない所が面白い。特にラスト50ページは感無量。ただ、序盤の掴みの部分はやや人を選ぶかもしれない。