チリの小説も著者の小説も初読。帯にあるように「削ぎ落とされた詩的で濃密な語り」だった。しかし、文化によるものか好みによるものか分からないが、肌に合わなかった。詩的な文章は美しいし、削ぎ落とすことで「喪失」などのテーマを浮かび上がらせようという意図は分かるが、削ぎ落としすぎという印象。最近ビジネス書や論文読むことが多かったから、僕の読解力が落ちただけかもしれない。他の人の感想も読んでみよう。

人生において大切なものとは？毎巻問いかけてくれる良質な漫画。そして、なんと13巻は、僕のバイブル『マスターキートン』が取り上げられているではないか！名作『金魚屋古書店』にバイブル『マスターキートン』が登場したことには、心が震えた。

あと5巻残っているが、この12巻は圧倒的存在感がある。名作集かと思えるほどの読み応え。人生には、自分ではどうにもならないことがある。でも、一冊の本や漫画が、どこかの誰かが、光になって道を指し示してくれる。素直にそんなことを信じさせれくれる。毎巻末に本書の中で扱った漫画を取り上げたコラムがあるが、そこにも唸らされる。そして、紹介されている漫画を読みたくなる。

ストーリー展開の幅が広いし、奥行きも深い。以前登場した人物の使い方も絶妙。単純に物語の面白さだけでない魅力がある。

これみよがしな名言はない。でも、登場人物の台詞ひとつひとつが心に訴えかける。こういう文章に触れると、素直に我が身を顧みることができる。

あるべき人生への固執、他者への思い込み、理想の追求などは、どこかで力みを生み出す。『金魚屋古書店』は、そういう力みをそっと解放してくれる漫画だと思う。

チリの小説も著者の小説も初読。帯にあるように「削ぎ落とされた詩的で濃密な語り」だった。しかし、文化によるものか好みによるものか分からないが、肌に合わなかった。詩的な文章は美しいし、削ぎ落とすことで「喪失」などのテーマを浮かび上がらせようという意図は分かるが、削ぎ落としすぎという印象。最近ビジネス書や論文読むことが多かったから、僕の読解力が落ちただけかもしれない。他の人の感想も読んでみよう。

コンサルや研修の件数が増えて、カウンセリングの件数が減ったこともあり、最近のカウンセリングは不全感が残ることが少なくない。なので、初心に返るため再読。本書に書かれている「受容」ができていないことを反省した。もっとAと反Aの心の動きを追わなければ。そして、カウンセラー自身の受容限界点を知らなければならないと改めて学んだ。