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2024年4月の読書メーターまとめ

kiyoka
読んだ本
7
読んだページ
1551ページ
感想・レビュー
7
ナイス
877ナイス

2024年4月に読んだ本
7

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

kiyoka
本は待っている。あなたが読んでくれるのを。文庫旅館にひっそりと佇む古い蔵書たち。刺激臭でアレルギー反応を起こして本を読むことができないという設定が斬新。そんな若女将が唯一読むことができた『こころ』をめぐって話は何やら横溝的な過去の因縁めいた深みに…意外な展開。それまでの連作短編もうまく絡めてあった。旅館の雰囲気も半地下になってる文庫もそこでのお茶会のメニューも素敵。紹介されてる作品もシブめで良い。既読は『春は馬車に乗って』と『藪の中』だけでした。私も蔵書印を作って奥付けに押してみたくなった(←そこ?笑)
ままこ
2024/04/08 22:14

〈本は読む時期も大事です。〉にすごく共感!積まれている本から今が読みどきだよと呼ばれてるかも( *´艸`)

kiyoka
2024/04/09 00:13

ままこちゃん、この本を読んで長年の積読だった『こころ』を読み始めたところε-(´∀`; )超名作だから今までにも何回か読みどき?と思ったことはあるんだけど今回はかなりピンときたよ。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

kiyoka

【コーヒーを飲みながら読書会】&【毎日チョコ読】✨キンカンがめちゃめちゃ安かったのでシロップ漬けを大量に作りました。それを使っていちご&キンカン春のタルト♡サクサク甘酸っぱ〜いヾ(öᴗ<๑)。こんな旅館に泊まってみたい『文庫旅館で待つ本は』(『赤と黒』はどうした?汗)

【コーヒーを飲みながら読書会】&【毎日チョコ読】✨キンカンがめちゃめちゃ安かったのでシロップ漬けを大量に作りました。それを使っていちご&キンカン春のタルト♡サクサク甘酸っぱ〜いヾ(öᴗ<๑)。こんな旅館に泊まってみたい『文庫旅館で待つ本は』(『赤と黒』はどうした?汗)
kiyoka
2024/04/03 22:34

ゆうちゃん、30個くらい入って150円だった(¥▽¥)相場の半額くらいかな?私もこの本図書館ので返却が迫ってきてるから先に読もうと思ったんだけどやっぱり『赤と黒』先にやっつけようかな(^^;;

kiyoka
2024/04/03 22:38

raccoちゃん、型なしタルトもようやくコツがわかってきたよ♪ 生地には小麦胚芽も入れてるから小麦の味がしっかり。raccoちゃんはディケンズ読了してたよね!次は古代日本なんてすごい✨気を取り直して『赤と黒』頑張ります(๑˃̵ᴗ˂̵)و

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
7

kiyoka
柴田書店の料理本はプロ使用。内容も写真の美しさもハイレベル。鉄板の構造から道具、素材別の焼き方も丁寧に解説。もちろんこんな鉄板は家にないんで普段の料理の参考にはならないけど国産黒毛和牛とアンガス牛では焼き方が違うなどいろいろとへぇなことも。ステーキからお好み焼き、クレープまで鉄板があればなんでもできる。見目麗しいお料理は見てるだけで幸せ。応用編の各お店も美味しそうなんだけど中でも芦屋ベイコート「時宜」の限定一組11万って!すごい。この本に載ってるコースがそれなんだろうか?
が「ナイス!」と言っています。
kiyoka
牛乳ホイップが良い。生クリームでは重いし…と思うことがよくあるし牛乳でこんなのができるとは驚き。クロテッィドクリームもなかなか売ってないので生クリームを煮詰めるだけで簡単にできれば嬉しい。ぜひやってみよう。他にも豆乳クリーム、自家製クリームチーズなどいろいろ載っていた。このやり方でいくと他にもいろんなものがクリーム化できそう。保存版にしたい。
kiyoka
2024/04/17 15:01

応用編。トマトクリームを作ってみました。サラダにかけたり、ソースにしたり、ムースのように食べたり、砂糖をいれればスイーツにもなりそう。注意点は酸味が強すぎてゼラチンだと固まりにくいです。寒天、アガーがおすすめ。

が「ナイス!」と言っています。
kiyoka
雑誌みたいなムック本。写真も大きくて綺麗。わりと近郊ばかりで行けそうなところが多いのが嬉しい。実際行ったことあるお店も何件かあった。けど写真の撮り方でこうまで…ぱっと見気づかなかった。南阿蘇はやっぱりいいなぁ。素敵なカフェがいっぱいある。これからの季節は新緑も爽やか。糸島の杉木立の中の不思議空間にも行ってみたい。緑に飲み込まれてしまいそうな森のカフェ。こんなところに住みたい!といつも思うけどお手入れは大変そう。登録してて気づいたけどこの本、各地いろんなバージョンがあるみたい。
kei-zu
2024/04/21 21:23

コメント失礼します。地元の千葉版買って持ってます(^^

kiyoka
2024/04/22 01:08

kei-zuさん、コメントありがとうございます。千葉にも素敵なお店がたくさんあるんでしょうね(^^) このシリーズ、他のも見てみたいです。

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kiyoka
梶井基次郎の中でも特に好きな作品。このたび夏目漱石の『こころ』を読んでkとKが重なって気になりだし再読。ここは海辺だしkとは全然関係ないようだけどドッペルゲンゲルという言葉がでてきて自分なりにまた重ねてみる。「現実の世界が全く身に合わなく思われて来るのです」現実の世界に嫌気がさしたkは分身となって月へと昇る。「月光による自分の影を視凝めているとそのなかに生物の気配があらわれて来る」その瞬間があるという。月の角度と影の長さを計算するところなんかいかにも理系の基次郎らしい。アンデルセンの『影法師』も連想した。
玄趣亭
2024/04/13 20:41

『月と幻想科学』!懐かしいですね。この本と松岡正剛『ルナティックス』をめぐってお互い感想書いていましたね。2016年のことですからもう8年前……でも、月を巡る語りは時間の流れなど関係ないような気もします。書棚から『ルナティックス』を探し、ラフォルグの素敵な詩がもう一つあったので引用します。「またピエロのひとりが死んだ/慢性孤児病のために死んだ/そいつはおかしな体つきと/月のダンディズムにふさわしい魂をもっていた/ぼくの高貴な魂の昇る月を/いったいいつになったらあなたの両眼の沼は/送りとどけてくれるのか」

kiyoka
2024/04/14 01:09

玄趣亭さま、もう8年にもなるんですね!(ついこの間のような気がします。歳をとると…笑)『月と幻想科学』の初出はおふたりがまだ30代の頃だそうですから50年以上前の対談になるんですね。ほんとに月という普遍的なものがテーマだからかまったく古臭く感じないです。『ルナティックス』は読みたいと思いながらもまだ未読でした(^^;; ラフォルグの詩、こちらも素敵ですね。ご紹介ありがとうございました。

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kiyoka
語り手の私は先生の厭世的で謎めいた言動に惹かれた。自分の父親とは対照的だと思っていた。でも蓋を開けてみれば見えてくるのはエゴイズム。先生の遺書にでてくる先生は初めから終わりまで自分のことしか考えていない。それほどまでにして手に入れたお嬢さんのことは放っぽり出すのか。自分だけ幸せになってはいけない。とても耐えられない。本末転倒な気もするがそれも弱さ。それが人間なんだろう。『それから』の代助は友人に三千代をゆずって後悔ばかりしていたがラストは明るい。対する晩年の本作の暗澹さ。私に託して明治も終わりを告げる。
kiyoka
2024/04/11 10:09

kの絶望は失恋や裏切りに対するものではなくて孤独感だったのではないか。実家、親族からも見放され他に友人はひとりもいなかったk。kだって先生やお嬢さんの気持ちに薄々気づいてはいただろう。先生はなぜ本心を言ってくれなかったのか、寂しくてたまらなくなったんじゃないのか。kの登場と共にこれを読んでる間ずっと気になってた梶井基次郎『Kの昇天』あのKとはkのことなんじゃ?と思い再読してみたけど全然違ってた。自分の影を追い求めるK。まんざら似てないこともないかな。

が「ナイス!」と言っています。
kiyoka
本は待っている。あなたが読んでくれるのを。文庫旅館にひっそりと佇む古い蔵書たち。刺激臭でアレルギー反応を起こして本を読むことができないという設定が斬新。そんな若女将が唯一読むことができた『こころ』をめぐって話は何やら横溝的な過去の因縁めいた深みに…意外な展開。それまでの連作短編もうまく絡めてあった。旅館の雰囲気も半地下になってる文庫もそこでのお茶会のメニューも素敵。紹介されてる作品もシブめで良い。既読は『春は馬車に乗って』と『藪の中』だけでした。私も蔵書印を作って奥付けに押してみたくなった(←そこ?笑)
ままこ
2024/04/08 22:14

〈本は読む時期も大事です。〉にすごく共感!積まれている本から今が読みどきだよと呼ばれてるかも( *´艸`)

kiyoka
2024/04/09 00:13

ままこちゃん、この本を読んで長年の積読だった『こころ』を読み始めたところε-(´∀`; )超名作だから今までにも何回か読みどき?と思ったことはあるんだけど今回はかなりピンときたよ。

が「ナイス!」と言っています。
kiyoka
マチルダの恋は前世紀の英雄たちに憧れて。ジュリアンの恋の始まりはまたしても征服欲から。交わらない二人がもどかしい。『恋愛論』を書いていたスタンダールだけあって恋の駆け引きの手練や複雑な心理描写はさすが。恋愛とは結局、自己の投影でしかないのか。いよいよのところでレナール夫人への愛が蘇ってくるのだがこれはもはや母への慕情のよう。野心と挫折。思い切りその才能を発揮することができず熱をもて余すジュリアン。この時代でなければジュリアンはきっと出世していただろう。ナポレオンの後の揺れ動くフランス情勢が少しわかった。
玄趣亭
2024/04/07 12:59

先日フローベール『ボヴァリー夫人』を再読したのですが、『ボヴァリー夫人』も『赤と黒』も、三面記事みたいな事件を元に世界名作が生まれたというのは少し驚きです。

kiyoka
2024/04/07 17:33

玄趣亭さまは『千夜千冊エディンション』をお持ちでしたね。タカラヅカ読み、私も笑いました。ガーディアンでも本作はLoveではなくてState of the Nationに入ってたので私の読みが浅すぎだと思ってましたがやっぱり恋愛の方が目立ってましたよね。着想の元になった事件、『ボヴァリー夫人』もなんですね!正剛さんは(スタンダールは創作能力に欠けていたと言われていたが)「自分自身の欠陥というものについて、他の作家よりずっと独創的だったのだ。そこはジェラール・ド・ネルヴァルにこそ近い」とも言っていましたね。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/12/25(3416日経過)
記録初日
2015/01/01(3409日経過)
読んだ本
2168冊(1日平均0.64冊)
読んだページ
504322ページ(1日平均147ページ)
感想・レビュー
2027件(投稿率93.5%)
本棚
38棚
血液型
AB型
自己紹介

読書ティータイムが楽しみ❤︎
ときどき個人的にテーマを絞って特集やってます。

2016年4月から松岡正剛『千夜千冊』に挑戦中。

幻想文学よりが好みです。お料理本も好物。


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