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2024年4月の読書メーターまとめ

風に吹かれて
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429ナイス

2024年4月に読んだ本
10

2024年4月のお気に入られ登録
2

  • テル35
  • ぶぶ ひこ

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

風に吹かれて
 フョードルと先妻との子で長男のミーチャは放蕩の限りを尽くすが自己を痛めつけることに心地よさを感じているかのような自虐の人、後妻との子の次男イワンはシニカルなインテリで、この世に絶望しているのではないかと感じる、そして、修道院で暮らす清純な青年である三男のアリョーシャはゾシマ長老を尊敬している。彼の心の透明さは人を拒むということを知らないかのようだ。彼らの父フョードルは道化師を自称している。その道化は目の前にあるものをひっくり返し本質を露わにすることを目指しているのだと思う。 →
風に吹かれて
2024/04/10 21:59

 この四人四様の在りようを通して人間の本性が描かれるのだろう。欲望を満たすこと、お金を得ること、この世の本質というより本音を理解すること、そうであっても、何か崇高なものを人間は求めているということ……。  第一部の本書では、カラマーゾフ一家に加え、グルーシェ二カ、カテリーナ、リーズら女性たち、ゾシマ長老、そして、カラマーゾフ家の下男スメルジャコフなどが出そろう。  アリョーシャに「俗世での大きな修行」勧めるゾシマ長老が臨終に向かうところで第2部へ。

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2024年4月の感想・レビュー一覧
10

風に吹かれて
 戦後、ドイツによるホロコーストを生き延びたユダヤ人のみならず、反ロシアのポーランドでは共産主義者=ユダヤ人であるとしてユダヤ人への暴力が絶えず、特に1946年7月4日に発生したキュルツェでのポグロムを契機として多くのユダヤ人がポーランドを脱出、また反ユダヤ政策を行うルーマニアでは職も住むところも奪われたユダヤ人が飢餓状態に陥りルーマニアを脱出するなど、ユダヤ人DP(Displaced Persons)問題が深刻だった。 →
風に吹かれて
2024/04/30 22:34

 ユダヤ人の受け入れ案としてパレスチナを提案したのがアメリカだった。当時のアメリカは移民の流入を制限しており自国の門戸を広げるつもりはなかったようだ。パレスチナを委任統治していたイギリスは油田を当てにしていることもあり中東との関係悪化を懸念して反対した。すると、すでに兵器を準備し軍隊を組織しようとしていたシオニスト組織が委任統治機関の建物を爆破。イギリスがパレスチナ問題から手を引くとアメリカ主導でパレスチナ分割案が国連で可決される……。 →

風に吹かれて
2024/04/30 22:35

 ユダヤ人に過酷な運命を押し付けてきた国々、解決を他所に求めるアメリカ、責任を放棄するイギリスなど、そしてシオニストが武力を用いながらパレスチナを我が物にしようとするといった構造は七十数年前からのもののようだ。本書はイスラエル建国までを扱う本文140ページほどの本だが現代への理解を深めてくれる。  2012年刊。

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風に吹かれて
 「父(フョードル)殺し」で逮捕されたミーチャ(カラマーゾフ兄弟の長男)の裁判が第四部の読みどころのひとつ。検事補イッポリートと弁護士フェチュコーヴィッチの対決がスリリング。人間心理にまで言及する両名の論戦から目を離すことができない。もちろん、これまで様々に描写されている登場人物たちの証言も興味深い。そこで前言をひっくり返す話をするのか、という驚きもあって、エンターテイメントである。 →
風に吹かれて
2024/04/29 22:45

 裁判の場面の前にアリョーシャ(カラマーゾフ兄弟の三男)と少年たちの交流の話を読んでいるので、言わば大人たちの対決が一層際立つのだ。そして精神を病むほど神の無限性に囚われるイワン(カラマーゾフ兄弟の二男)。  この小説の「父」とは誰なのか。フョードルという男が体現しているのは、生まれ変わるべきロシアではないのだろうか。良い悪いは別にして、「殺すべきもの」についての考察が本書なのかも知れない。答えは、ないのかも知れない。だから証人は証言を変えたのかも知れない。  では、「エピローグ」へ。

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風に吹かれて
 日々の報道でパレスチナの子どもたちが殺されていることを知らされる。死者に占める子供の割合の多さに驚かされてきた。ガザは子どもが多い地域なのか、と思っていた。しかし、間違いだった。子どもが多いのではなく、大人が少ないのだ。  ガザは壁に囲まれている。それは一種の象徴であり、実質的にガザの人々は周囲から封鎖されている。日常生活で電気が欠かせないが、多くの時間を停電にさらされ汚水処理場は稼働していないから、衛生に欠けた水を日常的に使用せざるをえず、感染症にかかりやすい。 →
風に吹かれて
2024/04/27 22:35

海に面しているので漁業を行おうとすると海底ガス田を我が物にするイスラエルの暴力により漁船を破壊される。「壁」の向こうからの食糧の調達もままならず栄養失調や感染症で早死にする。その上、逃げ場がない「封鎖」の中に爆弾が打ち込まれるということが、これまで何度もあった。  ユダヤ人の入植は20世紀初頭から始まっていたが、1947年国連で『パレスチナ分割案』が採択されるとユダヤ人によるパレスチナの民族浄化が始まる。「ナクバ」と呼ぶそうだ。 →

風に吹かれて
2024/04/27 22:36

現在のガザの住人の75%はその時の難民やその子孫であり、未だにジェノサイドが続いている。昨今の報道を見ていてもイスラエルの目的はハマースの殲滅などではないことは明らかだと思う。  世界はいつまでこんな残虐を許しておくのだろうか。  早稲田大学の岡真理教授が行った2023年10月20日京都大学講義と10月23日早稲田大学講演をまとめたもの。先日、YOUTUBEで京大講義を視聴した。伝えたいこと知って欲しいことに溢れた岡教授の語りが本書を読んでいても聞こえてくるようだった。  2023年12月31日刊。

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風に吹かれて
 1981年1月1日‐1982年12月31日付けの730編収録。  1981年2月7日付けでルーシー(Lucy)がチャーリーに面白いことを言う。「ひとつ発見したわ!百聞は一見にしかずじゃないのよ!私の計算では、八十聞は一見に如かずよ」と言う。そうかも知れないと納得した。 それ以上に、そうなのか、と感嘆したのは、”ONE PICTURE IS WORTH A THOUSAND WORDS”という表現。「聞」と 「WORD(語、ことば)」の違いは日本と英語圏の文化の違いなのだろうなあ、と思うものの、 →
風に吹かれて
2024/04/23 22:16

「百聞」は「A THOUSAND WORDS(1000語)」、つまり「一聞」は「10語の言葉を聞くこと」と捉えると、文化圏を越えて同じ意味合いではないかと思った。  『ピーナッツ』の子どもたちやスヌーピーは微笑ましいだけではなく学びも提供してくれる。

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風に吹かれて
第三部はアリョーシャとミーチャが描写される。 ゾシマ長老逝去。逝去に伴って新たな奇跡が期待されたが、奇跡が起こるどころか長老の遺体から異臭が発せられたことから長老がおとしめられる。長老が奇跡を起こすことを「これからも信じる…(略)…ただ『神が創った世界を認めない』」とのアリョーシャの言葉は、とても重要に思える。そして、「すべてに対し、すべての人々を許し、許しを乞いたかった」として「大地」を愛することを誓う。「アリョーシャ」と題された第7編の終結部の崇高で美しい文章は、クライマックスのひとつだと思う。 →
風に吹かれて
2024/04/22 22:30

 そして、ミーチャ。自ら運命を切り開いているのか運命に翻弄されているのか分からないがしかし、心を偽る事無く真っ直ぐに生きようとする姿自体が道化的でありカーニバル的になるのがミーチャである。自死を決意しながら大宴会に突入。地位も貧富の差も吹き飛ぶのがカーニバル。それぞれの人間が露わになる場である。なるほど、だからドストエフスキーは道化やカーニバルを描くのだろう。 カラマーゾフ家の人々がメインの小説だが、脇役と目される人物それぞれの心情も描出されていて奥深い。ミーチャが父殺しの容疑をかけられ、第四部へ。

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風に吹かれて
「大審問官」と「ゾシマ長老の教え」を含む第2部が本巻。  善悪の認識をつけるために「神」なる虚構を創りだした人間、何事につけ子どもさえ殺す大人ども、すでにリンゴを食ってしまっているのだから悪魔も食ってしまえ、と言う兄イワンが弟アリョーシャに語って聞かせる物語詩が「大審問官」。 そして、第2部の終末部分には、ゾシマ長老の伝記・談話・説教について、後年アリョーシャがまとめた文章。印象的だったのが、永遠の愛を説く長老が憂えていたのが、自分の無力を他人に転化する人間の「悪魔的な傲慢さ」。 →
風に吹かれて
2024/04/16 22:30

 イワンと長老は対極の考えのように見えるが、実は背中合わせなのであり、宗教の二面性を表しているのではないかと思った。 「悪魔的な傲慢さ」は自分の立場を守るため幼い者たちを何人でも殺している現代の為政者にも顕著だ。長老の考えを理想としながらイワンの考え方を是認したくなる行動をとるのが人間なのだろうか。  混沌とした問いを読者に突きつける第2部だが、それだけに、相思相愛のアリョーシャとリーズの会話の微笑ましさが、遠いところにあるのかも知れない希望のようなものを感じさせるのだった。 →

風に吹かれて
2024/04/16 22:30

 ゾシマ長老の死後はどうなるのか、アリョーシャは? イワンは? ほかのカラマーゾフの人々は? 物語は、まだまだ続く。

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風に吹かれて
 フョードルと先妻との子で長男のミーチャは放蕩の限りを尽くすが自己を痛めつけることに心地よさを感じているかのような自虐の人、後妻との子の次男イワンはシニカルなインテリで、この世に絶望しているのではないかと感じる、そして、修道院で暮らす清純な青年である三男のアリョーシャはゾシマ長老を尊敬している。彼の心の透明さは人を拒むということを知らないかのようだ。彼らの父フョードルは道化師を自称している。その道化は目の前にあるものをひっくり返し本質を露わにすることを目指しているのだと思う。 →
風に吹かれて
2024/04/10 21:59

 この四人四様の在りようを通して人間の本性が描かれるのだろう。欲望を満たすこと、お金を得ること、この世の本質というより本音を理解すること、そうであっても、何か崇高なものを人間は求めているということ……。  第一部の本書では、カラマーゾフ一家に加え、グルーシェ二カ、カテリーナ、リーズら女性たち、ゾシマ長老、そして、カラマーゾフ家の下男スメルジャコフなどが出そろう。  アリョーシャに「俗世での大きな修行」勧めるゾシマ長老が臨終に向かうところで第2部へ。

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風に吹かれて
 前44年3月15日、ポンペイウス回廊で55歳のカエサルはブルータスら元老院議員に暗殺された。カエサルの遺言で後継指名されていたのがオクタヴィアヌス(カエサルの妹の孫で当時18歳)。前40年、オクタヴィアヌス、アントニウス、レピドュスの勢力を、各々西方、東方、アフリカとする「プリンディシ協定」締結。前34年、アントニウス、クレオパトラとの三人の子どもに東方諸国を与えることを宣言。ローマが黙っているわけがない。オクタヴィアヌス軍団とクレオパトラ・アントニウス軍団の戦闘。 →
風に吹かれて
2024/04/08 22:02

間もなくアントニウスに嫌気がさした軍団兵たちは自ら離脱していく…。  本巻も数々のエピソードに満ちており読んでいて楽しい。人種や国境を超えていたカエサルだが、本巻を読んでいると時をも越え自身の死後も見据えての国づくりをしていたに違いないとさえ思った。特に、オクタヴィアヌスは知力・判断力に優れているが軍事に劣ると見たカエサルはオクタヴィアヌス17歳のときに軍事に才あると見込んだ同年齢のアグリッパを配していたのは驚きだった。  次巻からは「パクス・ロマーナ」の時代である。

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風に吹かれて
 ポンペイウスを破った後は、ポンペイウス派残党の制圧。カエサルは、その間も数々の改革を行っていく。  ローマの政治体制に改革が必要になるのはローマが巨大になったから。従来の手法では安定を保てなくなったからだと著者は言う。ローマが安定を欠くようになったためにクラックス兄弟が改革に着手。その後、スッラによる反対勢力の粛清(つまり皆殺し)など、多くの血も流れた。ここにきて、ローマという国を治めるには共和制ではダメだとしてカエサルの登場となったわけだ。  「寛容」という言葉が最もふさわしいカエサル。 →
風に吹かれて
2024/04/03 22:55

血で血を争うことの必要をなくすための改革であった。改革は、人種や階層や国境を越えるものだったが、それを実行できたのは、まさにカエサル自身があらゆる区別を越えた人間だったから。  そして、そういう体制では自分の支配欲が満たされない鬱勃とした人間が登場し、カエサルに、カエサルのような存在に、刃先を向けることになったのだろう。  暗殺はカエサル55歳8カ月のときだった。  (下)を読み始めているが、カエサルの志まで殺すことはできなかったようである。カエサルの物語は、まだまだ続く。

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風に吹かれて
 西暦79年のヴェスビオス噴火による被害がどういうものだったか、ポンペイの遺跡によって知ることができる。ヒロシマ・ナガサキの悲惨がどういうものだったか、生々しい証言や写真などによって知ることができる。アウシュビッツをはじめとする皆殺しを目的とした所業も人間は行ってきた。  自然災害は避けることができない。多くの命を失うこともある。一人の命をも救おうと様々に努めているのが人類ではないのか。人が人を殺すことが、どうして人はやめられないのか。 →
風に吹かれて
2024/04/01 22:28

 冒頭、アインシュタイン、エリオット、アドルノらの言葉が掲載されている。 も っとも心に迫ってきたのは『原子雲の下より』(青木文庫、1952年)に収められている坂本はつみさん(小学三年)の言葉、「げんしばくだんがおちると ひるがよるになって 人はおばけになる(げんしばくだん)」だった……。 原子爆弾を落とす奴こそ、化け物だ。 2007年刊。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/01/02(3409日経過)
記録初日
2015/01/02(3409日経過)
読んだ本
1079冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
386541ページ(1日平均113ページ)
感想・レビュー
1079件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
性別
自己紹介

≪2023年の読書の主なもの≫
◎小説以外から。スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチ『セカンドハンドの時代‐「赤い国」を生きた人びと』(松本妙子訳、岩波書店)。ソ連崩壊前後以後を生きた人びとの証言を20年の歳月を費やして集めた。「普通の人びと」がどれほどの苦難の中で生きてきたか、これほど胸に迫って伝わってくる本はあまりないと思う。
◎日本の小説から。村上龍をいくつか読んだけど、再読なので除外すると、あまり日本の小説を読まなかったが、吉村昭には手が伸びていた。『戦艦武蔵』(新潮文庫)を選んでおきたい。どこかで敗北を予感しながら、巨大な戦艦を日本は造った。戦艦が造られていく様子の詳細さは国の滅びも辞せぬ狂気が伝わってくるようだった。
◎海外小説から。ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』(上田真而子、佐藤真理子訳、岩波書店)。以前、映画を見たことがあり、それで満足していたのだが、私が見た映画は原作の前半を扱ったものだった。何歳になっても忘れてはならないことが後半で展開されていた。読んでよかった。

≪2022年の読書の主なもの≫
◎小説以外から。ゼ―バルト『空襲と文学』(鈴木
 仁子訳、白水社)。第二次世界大戦でのイギリス
 空軍による無差別絨毯爆撃。爆撃による人々の苦
 しみの真実を伝える文学の意義。アメリカがいく
 つもの戦争で行った無差別殺戮を検証する『戦争
 の文化』(ジョン・W・ダワー、三浦陽一監訳他
 、岩波書店)とともに大国の帝国的差別的攻撃を
 考えさせられた。
◎日本の小説から。『世阿弥 最期の花』(藤沢周
 、河出書房新社)。佐渡ヶ島に島流しされた世阿
 弥。島の人々が彼と共にひとつの能の舞いを作り
 上げる。世阿弥が天空に舞うかのような藤沢周の
 描写の冴え。感動した。
◎海外小説から。翻訳本も原書も読んだ『クララと
 お日さま』(土屋政雄訳、早川書房)& “KLARA
  AND THE SUN” (faber)。観察したことから学
 び考えるクララ。『恋するアダム』(イアン・マ
 キューアン、松村潔訳、新潮社)
 (原題:MACHINES LIKE ME)のアダムはイン
 ターネットを通じてあらゆる情報から学ぶ。アダ
 ムは限定生産のうちの一台。人間のあらゆること
 を学ぶということは人間の矛盾も学ぶということ
 なのだろう。矛盾に耐えられないからか生産され
 たアンドロイドの半数ほどが自らシャット・ダウ
 ンする。太陽をまっすぐな心で信じるクララと好
 対照。AIロボットを生かすも殺すも、人間がど
 う生きるのかにかかっているのかもしれない。

《2021年の読書の主なもの》
◎日本の小説は二人の作家を中心に読んだ。夏目漱
 石の全小説再読、遠藤周作の所有本を再読。充実
 の読書だった。
◎エミリー・ブロンテ『嵐が丘』がこのような作品
 だとは想像していなかった。一気読み。シェイク
 スピアの戯曲は永遠のmasterpiece。コルソン・
 ホワイトヘッド『地下鉄道』は小説的想像力によ
 って構築した希望。ジャック・ロンドン『火を熾
 す』、また読みたい。
◎再読であったが、ジョン・ダワー『敗北を抱きし
 めて 増補版‐第二次世界大戦後の日本人』で、
 日本人として知っておくべき日本の姿を改めて見
 せてもらった。
◎池澤夏樹が時間をかけて訳出した話題の詩集『カ
 ヴァフィス全詩』、古代の歴史に人生を読み込ん
 だ詩に感銘を受けた。

《2020年の読書の主なもの》
◎漱石の俳句、文学論、評論、安部公房の小説を読
 む。安部公房の『方舟さくら丸』は傑作だと思
 う。
◎フォークナーの土地と人間の深い結び付きと人間
 が生きることの生々しさに感銘。特に『八月の
 光』。
◎小説以外では、宮本ゆき『なぜ原爆が悪ではない
 のか アメリカの核意識』は教えられること多か
 った。

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