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2024年4月の読書メーターまとめ

Shintaro
読んだ本
14
読んだページ
5239ページ
感想・レビュー
10
ナイス
828ナイス

2024年4月に読んだ本
14

2024年4月のお気に入り登録
2

  • すぶたのまるやき
  • 雪駄

2024年4月のお気に入られ登録
2

  • すぶたのまるやき
  • 雪駄

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Shintaro
ネタバレマイブームのアレン・エスケンスである。本作のタイトルには続きがあって「天墜つるとも、正義を為せ」がボーディの座右の銘らしい。つくづく正義とは何か、真実とは何かを追求する作家である。前作『償いの雪が降る』ではジョーをナイスコンビで助けた刑事マックスとボーディ教授が今作では検察側と弁護側に分かれて戦うのである。エスケンスは元刑事弁護士だったので、グリシャムか!と思うほどの法廷サスペンスとなる。ライラも登場する。今後はジョー、マックス、ボーディの三人で物語を回していくみたいね。ロマンチックな愚か者たちに強推薦!
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

Shintaro

3月は翻訳物の収穫がありました。ルー・バーニーとマイブームになりつつあるアレン・エスケンスです。怒涛の3月が終わり、新年度。皆様の健康と幸先の良い読書ライフを。ロマンチックな愚か者には途方もなく面白い本に出合えますように。 2024年3月の読書数:11冊、3895ページ ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/541265/summary/monthly/2024/3

3月は翻訳物の収穫がありました。ルー・バーニーとマイブームになりつつあるアレン・エスケンスです。怒涛の3月が終わり、新年度。皆様の健康と幸先の良い読書ライフを。ロマンチックな愚か者には途方もなく面白い本に出合えますように。
2024年3月の読書数:11冊、3895ページ ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/541265/summary/monthly/2024/3
ナミのママ
2024/04/01 06:21

おはようございます♪11冊中7冊が共読でした、驚いています✨今月もよろしくお願いします😊

Shintaro
2024/04/01 06:59

ナミのママさん、おはようございます。驚異の共読率ですね。読メはもともと類は友を呼ぶ設計思想ですよね。新年度、仕事はぼちぼち、読書は張り切ってまいりましょう😊

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
10

Shintaro
ネタバレ年ベス級に面白かった。やはり長浦京はアナーキーな物語が似合う。それもそのはず、終戦直後の1947年、GHQ占領下の東京が舞台である。英国人将校イアンが戦時中日本刀で斬首された兄の復讐を遂げるため、戦犯が潜伏する東京にやってくる。そのイアンの冒険譚である。GHQはWGIPにより善行ばかりを施したことになっているが、本作によれば日本を搾取していた軍隊以下の存在で、諸派に分裂して内部抗争していた。裏切りと共闘。日本人を忌み嫌っていたはずのイアンは、果たして復讐を果たせるのか。ロマンチックな愚か者たちに強推薦。
が「ナイス!」と言っています。
Shintaro
ネタバレローラン・ビネ初読み。一言で言うと残念な作であった、ナチSSのNo.2ラインハルト・ハイドリッヒ暗殺計画というモチーフは良く、取材も周到。頂けないのは物語が数行進むとそこに僕≠作者の独白が入るメタフィクション構造が物語の興を削ぎ、とても中途半端である。作者は客観的かつ中立的であろうとした。しかしこの作者はフィクションの力を信じていない。本作に人格があったならこう言っただろう。「せめて作者はジャック・ヒギンズにしてほしかった」と。覚えておいてもらいたい。冒険小説を書くことは作者にとっても冒険だということを。
が「ナイス!」と言っています。
Shintaro
ネタバレローラン・ビネ初読み。一言で言うと残念な作であった、ナチSSのNo.2ラインハルト・ハイドリッヒ暗殺計画というモチーフは良く、取材も周到。頂けないのは物語が数行進むとそこに僕≠作者の独白が入るメタフィクション構造が物語の興を削ぎ、とても中途半端である。作者は客観的かつ中立的であろうとした。しかしこの作者はフィクションの力を信じていない。本作に人格があったならこう言っただろう。「せめて作者はジャック・ヒギンズにしてほしかった」と。覚えておいてもらいたい。冒険小説を書くことは作者にとっても冒険だということを。
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Shintaro
ネタバレ何が驚いたって、この物語が5部構成になっていることである。さて、ここまで全力で推してきた責任があるので、最後まで読んでみよう。本作は第2巻で活躍したテッサ・ダールの物語を発掘し、戯曲として完成させようとする双子の兄弟、脚本家リーアンと俳優・座長アーロウのランベール兄弟の物語である。イジョルニ帝国に制圧されたレーエンデの人々は二級市民としてイジョルニ人に奉仕する存在となり果てていた。テッサの物語は発禁となっていたが、兄弟はそれを追って旅をする。果たして上演はされるのか。命がけでそれに賭けた兄弟であった。
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Shintaro
ネタバレグレアム・グリーンにとっては軽いオペレッタのような感じで書き始めたのではないか。章立てもそんな感じである。従って文学的深みはない。一方本作が出てわずか2ヶ月後にキューバ革命が起こり、バティスタ政権が倒れた。タイミングに恵まれたんだろうね。本作は電気掃除機店を営むワーモルドがひょんなことから英国情報部にスカウトされる。断りきれなかった彼はでっち上げた報告書を英国に送るのだった。冷戦が核戦争になるトリガーが、こんなアホ揃いの情報部に握られているという痛烈な風刺は感じられる。MI6卒のグリーンならではの風刺か。
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Shintaro
ネタバレ前作『ループ・オブ・ザ・コード』でダダ上がりしたハードルを越えてきた。今月のベストどころか年ベス入り決定!大戦後の米国占領時における与那国島と台湾をまたぐ密貿易商武庭純の物語。サイバーな世界観は義体化と電脳化を可能にした。戦勝国のみが持つその技術は、ソ連、アメリカの独占を離れ、中国共産党や台湾の国民党政権にはびこる。電脳化した連中を操る『含光』なるものを手に入れるため、再び台湾に潜入する武。そこからは自由を手に入れるためのまさに冒険となる。みっちり台湾を取材した成果と荻堂の文体とモチーフがマッチした傑作!
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Shintaro
ネタバレあ〜面白かった。今回スッキリしたのはリトルハッピーエンドを迎えたからだが、その原因は作者がスーザン・ブルーアの人物造形を周到に準備したことによる。ジェントリーを騙し、利用し、手柄は自分のものにし、罠に嵌め、あまつさえ彼を始末しようという、地位と権力の上昇指向が強いスーザン。彼のハンドラーでもあったが、ここ数巻は物語を面白くしたのはスーザンだった。読者の憎しみを一身に集め、とことん嫌われても物語を面白くする。嫌な女という役を完璧に演じたスーザン・ブルーアという女優に、僕はスタンディング・オベーションを送る。
が「ナイス!」と言っています。
Shintaro
ネタバレロシアのオリガルヒのメガヨットを爆破して回っているジェントリーであったが、スーザン・ブルーアから依頼を受ける。ロシアのマネロン情報を持って逃げたスイスの銀行家のiphoneを確保せよというのだ。任務達成の暁には彼は自由になれるという。彼は引き受けた。待ち受けるはロシアGRUのルデンコ。セントルシアではルデンコに一敗地に塗れる。一方ゾーヤは半端仕事に身をやつしている。そんな彼女が業務上その銀行家・ヴェリスキーを保護してしまった。GRUやゾーヤやジェントリーがある特急に集結し、伊坂幸太郎的状況が成立する。
が「ナイス!」と言っています。
Shintaro
ネタバレジョン・バカン初読みであるが明治生まれの人である。従って本作の舞台も第一次世界大戦前夜で、それを生かした舞台となる。ところで本作、スパイ小説の古典、冒険小説の古典とされている。そこが本作を読む動機となった。読んでみれば、巻き込まれ型、突如追われ逃亡、敵の鼻先をかわすなど古典的ではあるが確かに冒険小説の源流の一つと認識できる。先にガーディアンコミュで超個人的トップ10を選んだが、僕の視点はノワール及び冒険小説への寄与というものだった。その観点では本作も貢献している。流石に古いが、古き良き冒険小説であった。
が「ナイス!」と言っています。
Shintaro
ネタバレマイブームのアレン・エスケンスである。本作のタイトルには続きがあって「天墜つるとも、正義を為せ」がボーディの座右の銘らしい。つくづく正義とは何か、真実とは何かを追求する作家である。前作『償いの雪が降る』ではジョーをナイスコンビで助けた刑事マックスとボーディ教授が今作では検察側と弁護側に分かれて戦うのである。エスケンスは元刑事弁護士だったので、グリシャムか!と思うほどの法廷サスペンスとなる。ライラも登場する。今後はジョー、マックス、ボーディの三人で物語を回していくみたいね。ロマンチックな愚か者たちに強推薦!
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/01/15(3395日経過)
記録初日
2015/01/19(3391日経過)
読んだ本
1145冊(1日平均0.34冊)
読んだページ
415999ページ(1日平均122ページ)
感想・レビュー
1029件(投稿率89.9%)
本棚
18棚
性別
血液型
B型
職業
事務系
自己紹介

・ナイス、コメントありがとうございます。読書メーターは読書エンジンです。
・異なる見解でも参考になればナイスを押すかもしれません。みんな違ってみんないい。
・近くにある図書館の地下書庫の古書のにおいが落ち着きます。
・娯楽小説、文藝、外国文学などを興味の趣くまま読みます。
・誹謗中傷ではなく面白くなかったと言ってくれる人が真の読友。

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