ネタバレ脚本がよすぎる。この映画で哀ちゃん好きに、そしてコナンそのものが好きになりました。最高最高！　（私達さっき……キスしちゃったのよ？）が本当に最高すぎる。哀ちゃんを見ていてくれた人によって始まり、助けられる話の構造もベネ。小説だから書かれようがないが、挿入歌のキミがいればの入りが本当に神がかっていた。映画館でまた観たい……。

ネタバレマティアスとそういう関係にならなくてよかった。他者に判断基準を委ねるやり方は、どこかで決壊するものだと思うし、姉への思いが昇華されてよかった。穏やかで大きな出来事が何かあるわけでもない話なのに癒されたように思う。

ネタバレいじめの描写がきつかった。コジマとの関係性を「恋愛」や「性愛」なんてありきたりなものに当てはめられないだろうなと思う。主人公にとっては日々を共有できる友達の女の子だけど、コジマにとってはあいつらとは違う仲間で。百瀬の主張は正直自分勝手にすぎると思ったけど、コジマの主張もよくわからない。主人公かイジメに立ち向かえないのもわからない。ただ、みんなそれぞれ違った考えで世界が構成されていて、たまたま現象として現れたのがこれで、そこでは斜視のロンパリと汚いコジマがいじめられていたということなのだろう。

ネタバレこの世のすべてに投げやりになっている時に読んだ。好きでもない男とヤって、自分を確かめたくてつなぎとめようとしたりするの、すごく分かると思った。聞く分にはすごいなってなっても、実際体験してみるとくだらないことだって多い。そういう東京の描写もリアルだと思った。一番リアルなのは、親子対面のシーンかな。

ネタバレあとがきに普通の男性の恋模様とあったけれども、これはこれで運命の二人なのでは！？　と思ってしまった。普通、こんな腐れ縁みたいなのでズルズルいったりせんやろという気持ち。