さすが東野圭吾！なんとも心地よい安定感。元マジシャンのマスターの見事な謎解きと伏線回収。裏の裏が明らかになるのがおもしろいし、読みやすい。

さすが東野圭吾！なんとも心地よい安定感。元マジシャンのマスターの見事な謎解きと伏線回収。裏の裏が明らかになるのがおもしろいし、読みやすい。

教科書に載っていた、表題の「大造じいさんとガン」やっぱり胸にくる話。頭のいい雁の残雪とじいさんの知恵比べではなく、食糧を狩る立場だった目線が、残雪の、ハヤブサにも人間にも立ち向かい、仲間を助ける姿に、生き物の尊厳認め、傷の手当をしてあげるなんて素晴らしい。シートン動物記の狼王ロボに通じるようだ。椋鳩十さんの動物を描く物語は愛を感じる。