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2024年3月の読書メーターまとめ

やすお
読んだ本
9
読んだページ
2874ページ
感想・レビュー
9
ナイス
141ナイス

2024年3月に読んだ本
9

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

やすお
ソビエトが崩壊する前後で歴史に振り回された、ごくごく一般の人たちを描く。ゴルバチョフやエリティン、プーチンが歴史という渦を作った人たちならば、ラウリやイヴァン、カーテャ、アーロンは歴史の渦に巻き込まれ飲み込まれた人たちだ。そのような人たちにスポットをあてるのは、歴史を一般人への影響から解釈するのに意味がある。「ソビエト崩壊」だけでも、それに巻き込まれた人は多い。それ以外の過去の戦争・紛争やテクノロジーの発明、政治家の動向によって人生が変わったという人まで含めたら星の数ほどになるだろう。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
9

やすお
ソビエトが崩壊する前後で歴史に振り回された、ごくごく一般の人たちを描く。ゴルバチョフやエリティン、プーチンが歴史という渦を作った人たちならば、ラウリやイヴァン、カーテャ、アーロンは歴史の渦に巻き込まれ飲み込まれた人たちだ。そのような人たちにスポットをあてるのは、歴史を一般人への影響から解釈するのに意味がある。「ソビエト崩壊」だけでも、それに巻き込まれた人は多い。それ以外の過去の戦争・紛争やテクノロジーの発明、政治家の動向によって人生が変わったという人まで含めたら星の数ほどになるだろう。
が「ナイス!」と言っています。
やすお
ショートショート集。筒井康隆さんらしい独特の感覚で笑わせたりゾクっとさせたりと楽しませてくれる。作品数は多いが、あっという間に読めてしまう。読んでいる間は楽しく過ごせるし、ずっと読んでいたい気になる。どの作品が良いというのは特にないが、全体としてドタバタしているようでまとまってる感があり、全作品で楽しさを提供しているようだった。
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やすお
とても不思議な作品で、様々な解釈ができそうだ。ボノボとヒトが理解しあえるのかどうかや、そもそもヒト同士ボノボ同士で分かりあえることはできるのだろうかとか、ヒトへの進化の過程だとか、様々な解釈と回答が読む人の数だけ出てきそうだ。個人的にはヒトとボノボは分かり合えないと思ったし、そもそもヒト同士も分かりえないとも思った。それでいて、どこかに物理的な自分はそんざいしているし、論理的な(自我的な)自分もどこかに存在していて、分かろうと努力をしている。けど、どうなの? と小説が囁いてくる。奥深さを感じる作品だった。
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やすお
初期の作品を収めた短編集。最近、分かりやすいSF作品しか読んでいないせいか、とても難解だった。物語の背景というか、その世界に浸りたいのだが、拒まれているかのような感じがした。ジュンク堂にて復刻されたときに購入して今まで積読だったのを読んだのですが、まだまだ私は未熟者だったようです。数年後に読み返したら印象は変わるのだろうか、それとも私との相性が悪いだけなのか。読んだ印象は悪くないので、私の読解力を鍛えるしかないか。
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やすお
古いSF作品であるので、ある意味単純というかストレートな空想小説である。ただし、古くささは感じない。作品発表時はかなり未来の地球について書かれた感じだったろうが、今読むと国々との対立だとかは現実味を帯びるほどだ。この世界のにらみ合いのなかで要塞という形で対応する案は、むしろ日本らしいものかもしれない。潜水艦がものすごいスピードで海中を進んだり、ありえないようなことが書かれているが、それがテンポよく物語が進むことに貢献しているようで、とても楽しく読めた。 四次元空間への移動などは数学的にリアルに感じた。
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やすお
宇宙というか世界というかUniverseというか、そんな概念を突き詰めていったかのような短編4作品。作者の思考についていければとても楽しい読書体験になると思う。ついていけない人はそれなりに新しい宇宙というか...を体験する入口に立てるだろう。私はついていけないサイドだが、遠くの場所にある時空を超えた何かを感じたような気がした。どの作品が気に入ったとかではなく、どれも異次元に連れていかれる作品だと思う。
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やすお
4作品が収録された短編集。驚いた作品は「タイム・ジャック」だ。筒井康隆ヘの返歌となる作品であり、展開のノリは(私がイメーる)筒井康隆そのものである。ハチャメチャすぎて現代ではコンプライアンスで指摘しまくられそうだ。表題作の「結晶星団」は、宇宙の中の生物の進化や世代の継続、善と悪の戦いなどを考えるスケールが大きい作品である。
が「ナイス!」と言っています。
やすお
BLに馴染みがなく興味もさほどない私であるが、今回の特集はなぜだか分からないが楽しめた気がする。世の中にはこのようなジャンルがあるのかという驚きもあるが、ジェンダーSFのひとつとして考えたら素直に受け入れられたような気がする。若干、BLに理解を示さない人向けに振ったのだろうか。まあ、編集方針としてそれは正解だと個人的には思う。 読み切り作品では「テーマ」(草上仁)の、辻褄が合ってないような気がするが、それ以上に不思議な世界を描く作品が良かった。
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やすお
月面の観光旅行で乾ききった塵の海で観光船が遭難する。地震の影響で船が塵に埋まってしまったのだ。それを救助するための手法が考えられ、一方で遭難した面々は船長らのリーダーシップのもとでサバイバルをする。地球とまったく異なる状況でのサバイバルと救出劇で手に汗を握る。宇宙旅行って夢を見がちだが、現実には事故や災害についても考慮しなければならないのだと本作品で気が付いた。遭難した人々があまりパニックにならなかったのが気になったが、著者は本当におこった事故を見て書いているんじゃないかと思うほどリアルな描写だった。
パトラッシュ
2024/03/04 22:10

個人的にはクラークの最高傑作だと信じています。

山川欣伸(やまかわよしのぶ)
2024/03/28 13:52

宇宙旅行は夢を見がちですが、現実には事故や災害についても考慮しなければならないことを、本作品から気づかされました。遭難した人々があまりパニックにならなかったのは興味深いです

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/03/30(3318日経過)
記録初日
2015/07/03(3223日経過)
読んだ本
1032冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
334671ページ(1日平均103ページ)
感想・レビュー
1032件(投稿率100.0%)
本棚
2棚
性別
職業
その他
現住所
神奈川県
外部サイト
URL/ブログ
http://netzakki.seesaa.net/
自己紹介

SFとミステリーが好きで、よく読んでいます。純文学の面白さが少し分かるようになってきたような気がしています。

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