読書メーター KADOKAWA Group

2024年4月の読書メーターまとめ

九曜紋
読んだ本
8
読んだページ
2368ページ
感想・レビュー
7
ナイス
125ナイス

2024年4月に読んだ本
8

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

九曜紋
日本メディアの3つのタブー1.ジャニーズ事務所の性加害問題2.財務省による異常な緊縮財政主義(著者のいうザイム真理教)3.日本航空123便墜落事故。関係当事者との暗黙の了解と相互監視の中、見て見ぬふりをしてきたメディアも同罪。ジャニーズ問題は最近、進展があり被害者救済に動きつつある。日航機墜落事故の疑義については青山透子氏の著作により既知。ただ、これ以降日本は主権を失ったかのごとく米国に屈従し、衰退の一途を辿ったとの解釈は初見。ザイム真理教については別本を購入予定。著者の覚悟の「遺書」、しかと受け取った。
混沌
2024/04/21 23:21

これも売れている。私も買って読もうと思っているところです。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
7

九曜紋
自分が入学するわずか7年前、母校がこんな混乱の極みにあったことを不覚にも知らなかった。学問の府であるはずの大学が戦場であることの不条理。暴力に対して非暴力・不服従を理想としながらも現実とは乖離する無念さ。私は充実した大学生活を送ることができたが、学生気質が変化し、政治の季節が過ぎ、大学のレジャーランド化等、ただ時代の幸運に恵まれただけなのかもしれない。在学中も革マル派の影響力は存在したし、与り知らぬところで軋轢はあったのだろう。校舎や諸施設が建て替わり当時を回顧するのも難しくなった。時代の流れを感じる。
が「ナイス!」と言っています。
九曜紋
あえて厳しいことを言わせてもらう。過去の著作と較べると熱量が足りない。著者にしてみれば、短い文章に凝縮して魂を込めたつもりかもしれない。既に一生食べていくのに困らない財産を築いてしまったのと、出版さえ続けていれば固定ファンは本を買ってくれるという安心感に浸ってしまっているのではないか?もちろんそうではないだろう。千田琢哉という人はそんな安っぽい人間ではないことを信じている。次作に期待。
が「ナイス!」と言っています。
九曜紋
旧ソ連、共産中国等からの連想で「共産主義、怖いじゃないか!」と思うのは当然。しかし著者は、それは共産主義の本質ではなく、レーニンら為政者による国家社会主義のもたらした過ちだという。本来の共産主義とはコモンの再生を主眼とした民主主義をベースにしたものだともいう。私自身がマルクスの全ての原典を読みこなせない以上、この本の内容がマルクスの本意なのか、著者の願望を交えた独自の解釈なのか、判断はつきかねる。ソ連崩壊とともに人類は平等よりも自由の方がより大切だと学んだはずだ。現在の新自由主義経済は行き過ぎだとしても。
が「ナイス!」と言っています。
九曜紋
著者はカイロ大学出身のイスラム教徒・西森マリー氏。監修者はあの副島隆彦御大。胡散臭さ満載の先入観で読み始めた。ディープ・ステイト、カバール等々、陰謀論者好みの単語が踊る。しかし、虚心坦懐に読んでみると真実の一片を衝く部分も。バイデン民主党政権下での移民の不節操な受入れにより全米各都市で治安が崩壊。不法移民に選挙権を与え民主党を勝たせる算段とは聞いて呆れる。LGBT推進による国民の分断も然り。恐ろしいことに駐日米大使のエマニュエル氏のゴリ押しを受けてか、岸田政権がこれに追随。米国の混乱は明日の日本の姿か。
が「ナイス!」と言っています。
九曜紋
国民的作家・司馬遼太郎の作品「坂の上の雲」を通じて形成された、乃木希典愚将論。鈴木壮一は真っ向から司馬説を否定し、乃木がいかに有能な将であったかを論証してみせた。いわばアンチ司馬で一貫している。本書での井沢氏は鈴木氏同様、乃木は愚将どころか逆に優れた将であったとしつつも、司馬氏を全否定するのではなく、歴史家としての司馬氏に一定の敬意を払っている。日比谷焼き討ち事件の真の原因となったのは新聞の煽り。国民を誤った道へ誘導し後に破滅を招いた事への責任追及の姿勢、メディアの偏向報道への厳しい井沢節は今回も健在。
が「ナイス!」と言っています。
九曜紋
政治的な立ち位置については、著者は全共闘世代のリベラル左派、私は正統派保守(を自認している)ので、国際情勢の現状認識等、相容れない部分はある。しかしながら、人生の大先輩として、アカデミアの世界で長年にわたり生きてきた著者の人間社会に対する洞察力には素直に頭を垂れる部分が多い。特に人口減少社会・日本においては首都圏一極集中と、過疎地の切り捨ては資本主義の必然的帰結、という指摘には首肯せざるを得ない。能登半島地震の被災地はその典型だろう。岸田政権がやっていることは復興ではなく、文字通り棄民である。恐ろしい。
混沌
2024/04/21 23:21

この本、売れてるみたいですね。今日、スマホで出てくる記事で知りました。

が「ナイス!」と言っています。
九曜紋
日本メディアの3つのタブー1.ジャニーズ事務所の性加害問題2.財務省による異常な緊縮財政主義(著者のいうザイム真理教)3.日本航空123便墜落事故。関係当事者との暗黙の了解と相互監視の中、見て見ぬふりをしてきたメディアも同罪。ジャニーズ問題は最近、進展があり被害者救済に動きつつある。日航機墜落事故の疑義については青山透子氏の著作により既知。ただ、これ以降日本は主権を失ったかのごとく米国に屈従し、衰退の一途を辿ったとの解釈は初見。ザイム真理教については別本を購入予定。著者の覚悟の「遺書」、しかと受け取った。
混沌
2024/04/21 23:21

これも売れている。私も買って読もうと思っているところです。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/04/12(3308日経過)
記録初日
2015/04/01(3319日経過)
読んだ本
1125冊(1日平均0.34冊)
読んだページ
296280ページ(1日平均89ページ)
感想・レビュー
1121件(投稿率99.6%)
本棚
1棚
性別
現住所
兵庫県
外部サイト
URL/ブログ
https://www.facebook.com/Yoichi.Yoshikawa
自己紹介

20代から30代までは完全に活字中毒でした。20代で経験した「ニュー・アカデミズム」のブームが読書嗜好の原点にあります。
基本的に「読書メーター」導入後の読書記録のみ登録しています。
普段は自己啓発書、社会科系統の本を読むことが多く、小説はあまり読みません。
小説も嫌いではないのですが、そこまで読書範囲を拡げる余裕がありません。
と、いったんは書いたのですが、最近、小説の面白さに目覚めました。できる限り読んでみようと思います。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう