妖精・精霊を巡る英国ファンタジー。ファンタジーといっても、優しい可愛いお助け精霊ではなく、機嫌を損ねると命も取りかねない気まぐれな精霊らしい精霊が出てくる方（そうこなくては！）。根底に「寂しい」がたゆたう物語だった。「寂しい」人間はあちらのものに好まれ、あちらの世界に近づいていく。だから、寂しい時は一人で居ちゃいけないんだろうなぁ。背景の要素的にはヤマザキコレさんのマンガ『魔法使いの嫁』に似てるかも…。海とランス、日本と英国の寂しい二人が出会って、どういう色になるのか次作が気になる。★★★☆☆

妖精・精霊を巡る英国ファンタジー。ファンタジーといっても、優しい可愛いお助け精霊ではなく、機嫌を損ねると命も取りかねない気まぐれな精霊らしい精霊が出てくる方（そうこなくては！）。根底に「寂しい」がたゆたう物語だった。「寂しい」人間はあちらのものに好まれ、あちらの世界に近づいていく。だから、寂しい時は一人で居ちゃいけないんだろうなぁ。背景の要素的にはヤマザキコレさんのマンガ『魔法使いの嫁』に似てるかも…。海とランス、日本と英国の寂しい二人が出会って、どういう色になるのか次作が気になる。★★★☆☆

本棚の肥やしになってたので10年ぶりに再読(笑)香りの好き嫌いは個人差が激しいし、捉え方も表現のしかたも大きく異なる。それでも共通した印象はあって、時には似たような記憶に繋がることもあるのが不思議。香木…どんな香りがするんだろう…。香りって…刻一刻と変化するその場かぎりの見えないものだから、視覚情報だけで表現・想像するのは難しいし限度がある感覚だよなぁ…奥深くて好きだけど。★★★☆☆