人付き合いが苦手な道と、兄にやや屈折した嫌悪を抱く羽衣子。2人はガラス屋を営み、特にガラスの骨壷を扱っている。人との関係や、老いや死を優しく描きながら2人の関係性の変化と進歩が見れる。読んでて時々切なくて、でもすごくあたたかい1冊だった。

とある上級妃と、壬氏の今後が決まる1冊。今作も楽しめた。またもや、猫猫の今後はどうなふことやら。

妖怪と人との暖かくもコミカルな交流の短編集。不漁の街に帰ってきたゾンビとなった先輩サーファー、引きこもりの弟と座敷わらしのひと夏、市の開発予定地に現れた泥田坊のご先祖様、数十年に一度シャバを謳歌する邪鬼たち…。どれも面白かったけど、個人的には泥田坊の話がお気に入り。

今作は壬氏の過去というか生い立ちに近づいた1冊。相変わらず2人の距離感がいい。蛙事件がやはりダントツで印象的。壬氏の女装も気になる。

人付き合いが苦手な道と、兄にやや屈折した嫌悪を抱く羽衣子。2人はガラス屋を営み、特にガラスの骨壷を扱っている。人との関係や、老いや死を優しく描きながら2人の関係性の変化と進歩が見れる。読んでて時々切なくて、でもすごくあたたかい1冊だった。

引きこもりの青年が、母の不在をきっかけに認知症の祖母ともう1人の孫とともに米作りを志す話。終盤はご都合主義な部分も少しあれどそこは小説なのでご愛嬌。自分の祖母も最近弱っているので、ややこたえたけれど読んでいて温かくなる物語だった。御射鹿池に行ってみたくなった。