犯罪者御用達の超高級ホテルが舞台のミステリー。4話の短編集。特殊設定のもとでの推理がおもしろい。が、事件そのものに物足りなさも感じた。短編だからかな。

神楽坂で履き物屋を営む、もと芸者のお蔦さんと、孫で中学生の望くん。2人の周りで起こる様々な事件。登場する人たちがみんないい人。悪いことした人もいい人。なんだかおとぎ話みたいに、みんないい人。

静おばあちゃんの孫娘、円が無事に判事となっていた。なんだか感無量ウルウル。中国製のAI 裁判官。AIは人を裁けるのか。過去のデータや判例から最も適正だと思われる判断を下すという触れ込み。でも、最後の崎山の話が全てを物語っている。AIは過去を参考にして思考を組み立てるが、新しい考えを生み出すことはできない。今は。

孤島で密室で連続殺人で…。よくある設定だが、どんな斬新な展開になるんだろう、と期待感満載で読んだ。まあ面白かった。が、期待したほどではなかったかな。あまり驚きはなかった。あと、題名と話が噛み合っていない様な。

犯罪者御用達の超高級ホテルが舞台のミステリー。4話の短編集。特殊設定のもとでの推理がおもしろい。が、事件そのものに物足りなさも感じた。短編だからかな。

シリーズ第7巻。とてもとても辛い巻だった。穏やかで幸せな日々の中で、鈴音のこともどこかで闘わなくても許せるのではないか、と思っていた甚夜。見事に全ての甘い考えを打ち砕かれ、大切なもの、今まで積み上げてきたもの、全てを失った。再会した夜鷹の前で、子どものように泣く甚夜。切ない。ひとつだけ救いがあるとすれば、平吉が全てを忘れないでいてくれること。新たな展開へと話は進む。

みんなおひとりさまを楽しんでいる。おひとりさま、と聞くと、生涯独身の人を想像していたが、この本では、さまざまな事情でおひとりさまになった女性が主人公。わたしはおひとりさまになった時、楽しく生きられるかな。て、ダンナ先に逝く前提（笑）