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2024年3月の読書メーターまとめ

takakomama
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感想・レビュー
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473ナイス

2024年3月に読んだ本
47

2024年3月のお気に入られ登録
1

  • 蒼い猛牛

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

takakomama
ショート・ショート50編の自選短編集。SFやブラックユーモアなど、いろいろな話があり、アイデアの豊富さに感心します。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
41

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2007年刊を一部改変し、巻頭に16ページ「東海道 五拾三次之内 保永堂版」を増補した改訂版。「広重ぶるう」を読んだので、タイムリーでした。江戸時代、日本橋から京都まで歩いていくのは、遠い・・・
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ヴェルディの生涯と作品の解説。ヴェルディはイタリア人の情熱を代弁する大作曲家、広い土地と財産を持つ資産家、社会の動向に影響力を持つ人物であり、著作権を確立したり、「音楽家のための憩いの家」や病院を建てたりしました。作品の大部分はオペラ。
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「受けた恩と同様に、受けた屈辱も返したいと人間は思う」「愛と信頼のホルモンであるオキシトシンは、妬みや憎しみの感情も強めてしまう」 感情も物質の働きも正と負、両方に向くようです。なるほどと思うことが多いです。日本人の特徴や女性と男性の脳の違いを知っていたら、イライラすることが少なくなるかもしれません。
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幼いときから女人禁制の比叡山で暮らしている二人の稚児。世の中や煩悩を知らず、さまざまな想像を巡らす二人は、純粋で無垢です。年上の稚児は、下山して煩悩に負けて戻ってきません。年上の稚児からの誘いの手紙に、年下の稚児は迷います。浮世の快楽と御仏の恵みのどちらを取るのか、知らないということは、幸福なのか不幸なのか・・・ 女人を知らなかった故に、知った時には快楽に嵌ってしまったのかもしれません。夜汽車さんの絵は、純粋で清らかな瑠璃光丸の雰囲気にマッチしていると思います。
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グリム童話に登場する料理は、18世紀以前の産業革命前の素朴で温かみのあるドイツの家庭料理だそうです。ラプンツェルはパセリのこと。料理のカラー写真は美味しそうですが、レシピには馴染みのない調味料も多いです。童話には飢饉など当時の出来事も反映されています。食べ物や物語にこめられている意味の解説もよかったです。
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7編の短編集。「ヘンゼルとグレーテル」「みにくいアヒルの子」「白雪姫」「シンデレラ」「マッチ売りの少女」「ハーメルンの笛吹き男」「いばら姫」 誰もが知ってる童話の舞台を現代に置き換えて、和風テイストにしています。残酷さや不安がパワーアップしていて背筋が凍るような怖さです。
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同棲から結婚した頃の日記エッセイ。一緒に暮らせば、ふたりとも在宅の仕事で家にいる時間が長いなら、なおさら、相手のペースややり方の違いなど、腹が立つことも色々ありますね。言わなければ、わかってもらえない。こっちに不満があるように、相手も不満を抱えていると思います。マリコさんの言い分にも、夫の言い分にも頷けます。理想通りに上手くいかないけど、お互い様。譲れるところは譲って、折り合いをつけて・・・・ 文句を言いながらも仲がいいなあと思います。
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写本の飾り文字の空間に、ページの余白に、絵の中にネコがいます。毛皮屋に捕まったり、儀式の生贄にされたり、虐待されたり、悪魔の化身と思われたり、中世はネコにとって受難の時代のようです。
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102種の植物の繊細なスケッチと、教養が滲み出るエッセイ。植物への優しいまなざしと愛を感じて、心が安らぎました。息抜きしたい時や、季節に合わせて読み返したいです。著者は法制局長官、人事院総裁だったそうです。
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読書日記やエッセイ、書評。様々なジャンルの本を取り上げていて、海外の翻訳小説が多いです。私は、書評を参考にしつつ、本屋さんや図書館で実物を手に取って、読む本を選びたいです。本棚を巡っていると、思わぬ出会いがあります。 困った時、苦しい時、今までに読んだ文章や言葉が気持ちの支えになっています。
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北斎よりも「波の伊八」と「林忠正」の話題が多かったです。伊八と北斎は会っていたのでしょうか。北斎が、アメリカの雑誌『ライフ誌』の『この1000年間でもっとも重要な100人』の大特集で86位に選ばれた理由は「フランスの印象派に大きな影響を与えた」からだそうです。北斎の浮世絵が素晴らしいだけでなく、フランスで日本美術の価値を高め、精力的に活動した林忠正の功績も大きいと思います。
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光と闇と色ことばの解説。色のことばは色見本付です。月や星の呼び名、感情などを表す言い回しが、絵の雰囲気と相まって、ロマンチックな感じがします。知らないことばが多く、漢字が難しくて読めない、書けない、意味がわからない。私の語彙を増やしたいです。
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ショート・ショート50編の自選短編集。SFやブラックユーモアなど、いろいろな話があり、アイデアの豊富さに感心します。
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読書好き89人の人生を変えた小説、漫画、絵本など233冊。私と同年代の人が選んだ本、普段は読まないジャンルの本の紹介が参考になります。
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東京都美術館の「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」展の予習。アメリカの印象派の画家は知らない人ばかりでした。
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多作の広重の浮世絵の中から百景を選んだ、赤瀬川さんの感想が面白いです。広重は近い物をとても大きく描いたり、一部分だけだったり、俯瞰したり、構図が斬新です。同じ版木でも色などが違うと、別の作品に見えます。水に心洗われ、見渡すような景色に心が落ち着きます。
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「広重ぶるう」の浮世絵を見たくて併読。図は小さいけれど、シリーズ物の全部が載っていて嬉しいです。小説を読みながらなので、斬新な構図、風景の青い色やグラデーションに目が行ってしまいます。眺めていると心が落ち着きます。
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初読み作家さん。一代目の歌川(安藤)広重の生涯。広重の江戸とベロ藍、名所絵への思いが、ひしひしと伝わってきます。風呂好きで、金遣いも荒くて、すぐにカッとして、口は悪いけど情には厚い江戸っ子。浮世絵から感じる印象と性格が、かなり違う気がしますが・・・  「江戸の町が好きだから描きたい 災害に遭った人々に希望を与えたい」 時には耳の痛いことも言われても、浮世絵は絵師と彫師、摺師、版元の協業ですね。
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有名な作品もあり、この作品も奇想なのですか? 日本の「九相図」「火消半纏」が載っています。初めて見る古代のものは珍しかったです。AIは絵を描けるんですね。
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ポサダは、クリスマス前の9日間にメキシコで行われる行事だそうです。幼稚園に通っているセシは、初めてポサダをしてもらえることになり、ピニャタをお母さんとスーパーマーケットに買いに行きます。嬉しくて、ポサダの日が待ち遠しくて、ピニャタが割られるのは見ていられなくて・・・ セシのいろいろな気持ちが、よくわかります。
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男の子が風とたわむれる話。風は僕の友達。風は目に見えないけれど、風船や凧を飛ばしたり、洗濯物や木戸をゆすったりしているのを見ると、風の存在を感じられます。風がとても強くなって、木を折ったり、さくをこわしたりすると、僕はこわくなります。
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あざらしの赤ちゃんのオーリーの冒険譚。水兵に動物屋に売られたオーリーは、湖のそばの水族館で暮らしていました。お母さんを思い出して元気がないオーリーを飼育員は湖に放します。人間は、おばけと間違えて大騒ぎしますが、オーリーは無邪気です。飼育員さんの話でおばけの正体がわかります。地図を見たら、オーリーが放された湖から海まで行けるんですね。海でお母さんと再会できてよかったです。全編白黒のこま割りの淡々とした143枚の絵とキャプション。
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ぼくが猫やおんどり、ぶた、うさぎ、へび、めうし、がちょう、馬などの歩き方や動き方のまねをします。小鳥のように空は飛べないけれど、ぼくは動物たちのまねがとっても上手です。畑のむこうにお父さんを見つけて、ぼくらしく走って行きました。ぼくは、ぼくらしく。自分のやり方でやっていい。黒一色の絵。
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はらっぱで女の子が「あそびましょ」と、虫や動物をつかまえようとしても逃げられてしまいます。静かに座っていたら、みんな戻ってきました。鹿の赤ちゃんも来ました。みんなが遊んでくれて、とびきり嬉しい。よかったね。白と薄い黄色の色使いで、やわらかい感じがします。おひさまが優しく見守っています。
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「もりのなか」の続編。動物たちが得意なことで腕くらべをして、僕が一番になりました。くすぐったくて、転げまわって笑って、起き上がると動物はいなくて、お父さんがいました。テーマは笑い。「おとうさんだって ほかに なにも できなくても いいから おまえのように わらってみたいよ」 無邪気で心から楽しんでいる息子を見て、お父さんは自分の子供のころを思い出してるのかな。
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男の子が森に行って、いろいろな動物に出会う空想物語。みんなで散歩して食べて遊んで、かくれんぼをして目を開けたら、動物たちはいなくてお父さんがいました。楽しかったね。「まっててね また、こんど」 お父さんは優しくて、一緒にいると安心します。黒一色の絵。動物たちが、男の子の後ろを一列に並んで二本足で歩いている姿が面白いです。
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疾走感のある過激な短編集。うまくいかなくなった恋愛や、生活の不安、自分の肉体の衰えを一瞬でもいいから忘れたい。こんなことしてちゃいけないのだろうけど、もう訳がわからない。お酒や美容整形、不倫、自殺願望、性欲がどうにも止まらない。どんどんはまっていってしまう。突き進む登場人物たちのエネルギーと、仕事や恋愛の切迫した状況に、私まで追い立てられているような気持ちで読みました。
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聖書の場面を描いた50枚の絵画を選び、物語の概略、聖書の出典、絵画の全体と細部を解説。大判で見やすく、わかりやすいです。古今東西の多くの画家が、聖書の世界を描いています。キリスト教が美術に与えた影響が大きいということだと思います。
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22歳のアドルフとP伯爵の愛人で10歳年上のエレノール。アドルフは恋愛が成就して有頂天だったのに、エレノールの束縛に辟易するようになります、故郷に帰るとエレノールが追ってきます。度が過ぎた嫉妬や独占欲、傷つけたくないために問題の先送り、自分がどれだけ傷ついて、どれだけ犠牲を払ったか・・・ 関係は修復できず、気持ちも言えず、抜け出せない泥沼にはまっていくばかり。冷めてしまった恋愛の結末は残酷で悲惨です。
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おすしが、山や海に寄り道しながら、列車や飛行機に乗って里帰り。遠い道のり、お疲れ様。身の回りの物を何に見立てるか、見立てた物が元々は何かを考えるのも楽しい写真絵本。おすシティは賑やかです。
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特集は「森見登美彦」 「シャーロックホームズ」と「シャーロックホームズの凱旋」 どっちを先に読む?
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大きな川は流れが早くて、橋をかけられません。名高い大工が川を眺めていると鬼が、「目玉をよこしたら橋をかけてやる 俺の名前を当てたら許してやる」大工の返事も聞かずに、2日で橋をかけた鬼は、せっかちですね。絵巻のように横長の形で、白黒のページとやまと絵風の着色したページが交互になっています。
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フードスケープとは食の生産における、自然を資源として生かす建築の風景。イタリアと日本の例を紹介しています。トマトや柿が鈴なりの風景は壮観です。食物は自然の恵み。どんなに技術が発達しても食物そのものを作り出すことはできないし、材料を変化させる工程は不変の工程です。自然のリズムに合わせる農作業は大変ですが、地域の地形と気候に応じた伝統的なやり方が残ってほしいです。
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池田理代子さんとの対談、全小説作品の紹介、ロングインタビュー、全国のサイン会ツアーの様子、小説2編、現在の暮らし、年譜など作家生活のエピソードや舞台裏がわかります。いろいろ言われても、負けず嫌いで奮起するのがすごいです。
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119ページの長編の物語。おばさんの言いつけ通りに買い物して、ロビンソンは頑張ります。船員以外の動物や人々はロビンソンに優しいです。島で暮らす、ポター版ロビンソン・クルーソー。
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いじのわるいうさぎは憎たらしいけれど、命が助かってよかったです。
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3人の息子を抱えて、必死に頑張る母は強し。母を助け、毎日家事をこなし、弟たちの面倒を見る智晴が良い子すぎて健気です。たまには、母親や息子としての役割を離れて息抜きしないと、24時間ずっと頑張り続けるのは無理。手助けや思いやりは嬉しいけれど、母は子供たちの幸せを願っています。たとえ家族の形が変わることになっても、みんなが笑顔でいられる方を選ぶのが良いのではないかな。智久は浮気して離婚したけれど、子供たちや親のことは気にかけていたと思います。
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ジョー・プライスさんだけでなく、エツコさんまで亡くなってしまったとは・・・ ご冥福をお祈りいたします。若冲、大好きです。ありがとうございました。
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「聖」「光と影」「死」「幻視と法悦」「権力」「永遠と瞬間」「増殖」の7つのテーマに沿って、オールカラーのたくさんの写真と共にバロック美術を解説。出てくる人名の数がものすごく多いです。個々の作品よりも、画家や彫刻家などの師弟関係や与えた影響、時代背景を重視して、バロック美術の全貌を俯瞰している力作。
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初読み作家さん。家や別荘の周り、ソ連でも散歩しながら、いろいろなことを思い出します。夫妻のこれまでのことがよくわかります。病後なので、百合子さんが口述筆記しています。本人を目の前にして胸の内は言いにくいし、聞きたくない気もしますが・・・ お互いに支え合って仲が良いですね。武田百合子さんの本を読んだので、泰淳さんの本も手に取りました。「犬が星見た ロシア旅行」も読みたくなりました。
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エッセイ? 私小説? 著者がドイツの大学の研究プログラムに参加したベルリン滞在記。研究のテーマは「森鴎外」 3か月の間、滞在したからこそ、現地の人々の考え方や観光では行かない場所などを知ったり、歴史の出来事を実感できたと思います。世界を飛び回る人でも、交通機関の乗り換えは苦労するようです。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/06/03(3252日経過)
記録初日
2015/01/22(3384日経過)
読んだ本
3974冊(1日平均1.17冊)
読んだページ
674786ページ(1日平均199ページ)
感想・レビュー
3645件(投稿率91.7%)
本棚
68棚
性別
年齢
61歳
現住所
埼玉県
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