図書館にて。短編の割にボリュームがありしっかりしていた。要介護のおじいさんが探偵役だが、人間の知性は衰えない？という希望を感じる。ミステリ好きにはきっと面白い作品。

図書館にて。短編の割にボリュームがありしっかりしていた。要介護のおじいさんが探偵役だが、人間の知性は衰えない？という希望を感じる。ミステリ好きにはきっと面白い作品。

百合。アンソロジーなのでいろんな角度から小説が描かれる。アダルトな甘い妄想しかイメージできていなかったが、男女の関係と同様、苦しい気持ちが多いよね、って感じ。その気持ちに気付くのに時間やきっかけが必要なところ…。

図書館にて。今月はもう何回茨城を訪れたことか…。バスカヴィル家の犬の作者が違う疑惑を追う。歴史を修正することも、やろうと思えばやれてしまうということが分かった。

図書館にて。犬も猫も苦手ですが、ペットを愛でる人たちの気持ちが分からないわけではない。SNSはほとんどやらないが、そこで別の自分を演じる人たちの気持ちが分からないわけではない。殺人事件も起こるし、やけに死体描写が細かいので表紙や他シーンとのギャップに戸惑う作品。

島田荘司の新刊！と思ってすぐ買ったものの、吉敷何とかシリーズは読むつもりなかったな…と放置していたもの。読むものがなくなってきて手を出したらぐいぐい引き込まれる。吉敷のいる現代シーンはほぼなく戦後の「盲剣桜奇譚」と江戸時代の「疾風無双剣」がメインかと思わせるボリューム。世の中は変わっていくものと変わらないものがある。

電車の中で涙が出てしまった。本を読むことは素晴らしいことのはずなのに、どこか暗く陰湿に見られてしまう。本当はあの賑やかで明るいところに入りたい、羨ましいのだけど、知性が低いと貶さないといられない立場。人間関係は難しい。ちょっとだけミステリ要素もあって、誰かに薦めたくなる一冊。

鷹央と似た優秀な頭脳の持ち主。そういった人間の生きにくさと、医療業界での活躍の仕方が見えてくる作品。誰が殺したのか？が見えてからの事件については予測できるものだったが、かなしいものですね…。