読書メーター KADOKAWA Group

2024年4月の読書メーターまとめ

鷹ぼん
読んだ本
2
読んだページ
680ページ
感想・レビュー
2
ナイス
51ナイス

2024年4月に読んだ本
2

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鷹ぼん
「螺旋プロジェクト」締めの1冊。時代は奈良時代。娘の孝謙天皇に譲位していた聖武天皇=首の崩御を発端に物語は始まる。橘諸兄から首の末期の遺詔を探し出せとの命を受けた中臣継麻呂と道鏡が首の周辺人物を訪ね歩く。首の懊悩や孤独を正室の光明子はじめ、複数の周辺人物が語る。歴史の偶然か、伊坂作品『シーソーモンスター』でファンをつかんだ宮子さん、首のご母堂と同じ名前だったとは!最後の章は死の間際の首が描かれる。末期の遺詔が何であったか…。が、時すでに遅し。「海族=藤原氏」が主導する世の中は確実に動き出していたのである。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
2

鷹ぼん
ネタバレとにかく、波が合う、ウマが合うオダサク。『放浪』は岸和田の兄弟二人の人生。猫イラズで自殺した兄。弟は叔母夫婦の仕出し屋の婿養子になるも逐電し、転落の人生…。ただ、弟は立ち直るだろうと、一筋の光を感じさせる締め方でもあった。六円五十二銭の入った紙袋を川に落としてしまったにもかかわらず…。『雪の夜』。主人公は悲惨な境遇ながらも、陰気臭く閉まった雨戸の「隙間から明かりが洩れて、屋根の雪を照らしていた」という一文が希望を持たせる。様々な浄瑠璃作品を盛り込みながら、物語を進める『蛍』は文楽好きなオダサクらしい手法。
が「ナイス!」と言っています。
鷹ぼん
「螺旋プロジェクト」締めの1冊。時代は奈良時代。娘の孝謙天皇に譲位していた聖武天皇=首の崩御を発端に物語は始まる。橘諸兄から首の末期の遺詔を探し出せとの命を受けた中臣継麻呂と道鏡が首の周辺人物を訪ね歩く。首の懊悩や孤独を正室の光明子はじめ、複数の周辺人物が語る。歴史の偶然か、伊坂作品『シーソーモンスター』でファンをつかんだ宮子さん、首のご母堂と同じ名前だったとは!最後の章は死の間際の首が描かれる。末期の遺詔が何であったか…。が、時すでに遅し。「海族=藤原氏」が主導する世の中は確実に動き出していたのである。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/07/23(3206日経過)
記録初日
2007/10/10(6049日経過)
読んだ本
492冊(1日平均0.08冊)
読んだページ
164036ページ(1日平均27ページ)
感想・レビュー
492件(投稿率100.0%)
本棚
28棚
性別
職業
クリエイター系
現住所
大阪府
外部サイト
自己紹介

暇人時々モノカキ

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう