この著者の以前の数学史の本と比べるとスタイルが教科書風になっているが、内容は相変わらず面白い。
クワイン的全体論に依拠する「論理の原理的改訂可能性」も分からない。論理について「知識の中心部にあるが特権的でない」などというが、論理はそもそも知識なのか?強いて言えば論理は(分析的必然的かどうか以前に)知識や真理ではなく、それらの概念を成り立たせる前提、あるいは構成要素的なものだと思う。論理あっての真理なのだから。
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