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2024年4月の読書メーターまとめ

タキタカンセイ
読んだ本
4
読んだページ
1226ページ
感想・レビュー
4
ナイス
25ナイス

2024年4月に読んだ本
4

2024年4月のお気に入られ登録
1

  • zeroset

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

タキタカンセイ
「集産主義」の「危険性」に対する警告の書。本書が発刊された1944年はソビエトをはじめとした共産主義の脅威に世界が気づきはじめたころだからベストセラーになったのも頷ける。過激なプロパガンダの本かと思っていたけれども全然そんなことはなくて、最低賃金とか社会保障の重要性もちゃんと認めていてしごく真っ当な本だと思った。ナチズム(国家社会主義)を社会主義のバリエーションとしているのが興味深い。最後のほうで「国連」への希望が述べられているがそれはまだユートピアのままだ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
4

タキタカンセイ
「集産主義」の「危険性」に対する警告の書。本書が発刊された1944年はソビエトをはじめとした共産主義の脅威に世界が気づきはじめたころだからベストセラーになったのも頷ける。過激なプロパガンダの本かと思っていたけれども全然そんなことはなくて、最低賃金とか社会保障の重要性もちゃんと認めていてしごく真っ当な本だと思った。ナチズム(国家社会主義)を社会主義のバリエーションとしているのが興味深い。最後のほうで「国連」への希望が述べられているがそれはまだユートピアのままだ。
が「ナイス!」と言っています。
タキタカンセイ
「またかよ」と言われるかもしれないけど何を書いてもネタバレになる小説(何の予備知識無しに読めるひとは幸せです)。堂々たるSFなんだけどまず文学として素晴らしいと思いました。女性の「生き方」(『ハンチバック』に通じるもの)について深く考えました。男が「愛してしまうもの」についても示唆があるように思いました。関係ないけど頭の中で塚谷水無子『ゴールドベルク変奏曲 トイピアノ版』がずっと鳴ってました…
が「ナイス!」と言っています。
タキタカンセイ
亡くなった経済評論家の山崎元さんが若い人が読むべき本として挙げていた本。新自由主義者、リバタリアン(小さな政府主義者)の古典、と言ったら良いのでしょうか。「全ては市場が解決する」という「市場『至上』主義」を謳った本。著者の善意と理想には大いに共鳴するが、市場のルールが都合よく捻じ曲げられる今の世界にどこまで通用するのだろうか。でも、今こそ本当の意味でフェアな「市場」が求められている、とも言えるのかもしれない。竹中平蔵「構造改革」のスタッフだった髙橋洋一氏の解説付きなのが皮肉。
が「ナイス!」と言っています。
タキタカンセイ
「この問題の起源は、契機と同時性、持続と拡がり、質と量とを混同する錯覚のうちにあるのである。」 最終章の「結論」の結尾の文。空間を時間から、時間を空間から考察していく…という感じの理解で良いのだろうか。カント批判、決定論者批判という論旨はわかる(カントもちゃんと読んだことないけど…)。時間について論じた「第二章 意識の諸状態の多様性についてー持続の観念」が面白かったです。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/05/03(5124日経過)
記録初日
2010/05/03(5124日経過)
読んだ本
787冊(1日平均0.15冊)
読んだページ
245401ページ(1日平均47ページ)
感想・レビュー
410件(投稿率52.1%)
本棚
3棚
性別
自己紹介

遅読症。読書メーターを始めて10年でやっと500冊を超えました。
「読書」という言葉にはいろんなイメージがあると思いますが最近、読書は「旅」なんだな、と思うようになりました。外国でもご近所でも旅は旅だし、同じところに何度も行ってもよい。雨の日、風の日、アクシデント、途中で引き返すことがあってもよい思い出になるし、それも旅です。
読んだ本も全部理解、共感できるわけではないけれども、それぞれ得難い経験です(しかも、とんでもなく安価で気軽)。人生は短し、されど本は多し、という感じです。行き当たりばったりで出会った本を読みます。

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