ネタバレアメリカ独立戦争の現場へ。水曜のクリスマス、ワシントンがDelaware Riverを渡る場面に出会う興奮は、日本でなら桶狭間の戦いに出陣する信長を見るようなものだろうか。日本語では独立戦争というけど、アメリカではRevolutionary War。あれはthe idea of obeying a king を打ち砕いた革命だったんですね。 The harder the conflict,the more glorious the triumph.
ネタバレ南北戦争の戦場へ。結構勉強になる巻。▽南北戦争では若者の5人に1人が死傷し、米国史上最も悲惨な戦争▽Blue=北軍=Union、Gray=南軍=Confederate▽戦場で指示を伝えるdrummer boysが使われたのは南北戦争が最後▽看護師は男性の仕事だったが、南北戦争を機に女性にも広がった。Angel of the Battlefieldというと日本ではナイチンゲールのイメージが強いけど、米国ではクララ・バートンなんだろうな。Do not forget the ones who love you.
ネタバレ案内役の猿はハヌマンのイメージか。hermit=隠者の意味を説明するくだり、日本語版では削られちゃってるんだなあ。日本ではイメージしやすい存在だと思うけど、なぜだろう? “This perfect lotus blossom grows from dark,thick mud.””Its beauty cannot live without its ugliness.”虎を救うなら獰猛さも一緒に救うことになるというのは深い話。”You cannot have one without the other.”
ネタバレネイティブ・アメリカンのLakotaのキャンプへ。Stampedeを止めてしまうAnnie、まるでナウシカのようだ。まあbaffaloと心を通わせたわけではないのだけれど。” One thing always leads to another.Everything is related.” “People cannot own land.The land belongs to the Great Spirit.””the Great Spirit won’t ever vanish.”
ネタバレMaster Librarian になってから最初の冒険は古代ローマのPompeiiへ。このタイミングでこの場所に行かなくても、というツッコミは置いといて、AD79年のローマの街や生活も窺い知れて面白い。Herculesは現代人には神話だけど、ローマ人にはリアルだという考えは、なかなか深いものを含んでいると思う。”When in Rome,do as the Romans do” のオチはうまい! (日本語版では「郷に入っては郷に従え」と言ってから、ことわざの説明までしていて、訳者の苦労がしのばれます)。
ネタバレアフリカ編。hyena の鳴き声、high-pitched human laugh みたいなんですね。 a thief and a coward 、人間の子どもが脅かすぐらいで本当に逃げるんだろうか? peanut butter とhoney のサンドウィッチ、外国文学では時々見かけるけど、甘すぎないのかな? 昼ごはんを食べた言い訳に、“it’s a really long story” “like ten chapters”というのは、メタな台詞でちょっとおかしかった。次巻はいよいよ最後のriddle。