怖いものなしで、突き進める成瀬を羨ましく思う。たくさん種をまいて、そのうちいくつかだけでもモノになればいい、そんな考えを持って青春時代を送っていれば、人生も変わってたかもしれない。☆4.0

これまで読んだ本屋大賞の中では、いちばん良さが分からなかった。「うなずくしかなかった」って、いやいやなんでやねん！大事な誰かや何かを守るためなら、なりふり構わず自分を突き通すとか、そこは認めない、みたいなとこがあってもいいかな、と。そこまで追い詰められているんだ、と言われればそうなのかもしれないけど。☆2.5

キング牧師、上岡龍太郎、野田佳彦、江頭2:50、ビートたけし、田中角栄のスピーチ、良かった。☆4.0

サラリーマン社長武田の剛担かつ先読みのビジネス戦略は痛快だった。トヨトミの組織や権力構造がどこまでフィクションなのか、未だこのような力関係が存在感するのか、気になる。☆4.5

登場人物の大半が不幸せな人生を歩んでいて、ほとんどの描写が辛く暗いものだった。が、クライマックスでキナコと愛が前向きに生きていく選択。感動作。☆4.5

お金の奴隷になってはならない。ぼくたちを広げていく。最後に、思いもよらない涙の展開！☆4.5

諜報を目的に音楽教室に通うようになったが、過去のトラウマを抱えつつも先生との出会いで、チェロとその音色にのめり込む。同じ教室に通うかすみが、なかなか熱い。後半は感動。☆5.0

怖いものなしで、突き進める成瀬を羨ましく思う。たくさん種をまいて、そのうちいくつかだけでもモノになればいい、そんな考えを持って青春時代を送っていれば、人生も変わってたかもしれない。☆4.0

少子化が最も対策を打つべき問題と思っていたが、今後の母親世代の人口が減ることは確実であり、子どもが増える見込みがないことが分かった。またすでに始まっている人口減は、適切な対策を講じていかなければ近い未来、あらゆる業界に破滅をもたらす可能性があることを認識した。☆3.5

憲法への導入編として、ポイントを分かりやすくまとめられていて、理解しやすかった。テクノロジーや取り巻く環境の急速な変化に対応するためには、憲法の見直しは必要になってくると思う。☆3.5

さすが本屋大賞作。櫂と暁海とそれを取り囲む人たちの物語。遠回りした2人は、最後自分の幸せを掴む。☆5.0

かなり偏った考え方という印象で、自分には合わなかった。☆2.0

首長や行政は、住民のために本気で考えているのか？1人も取りこぼさず、幸せにしようとしているか？住民から預かったお金(税)に付加価値を付けて還元しているか？固定観念や習慣にとらわれず、正しいと思うことをやっているか？ 筆者のように、信念に従って行動できる政治家は、ほとんどいないのではないだろうか。このような市長の市民になりたいと本気で思う。☆4.5

自分の会社の話題が含まれていたので、興味を持って手に取った。技術者や経営者の立場で、内的あるいは外的トラブルに翻弄されながらも立ち向かっていく姿が、克明に描かれていた。 たった1人のたった１つの判断が、事業の成否を決定することもある。☆3.5

子供が学校に行くようになり、教育のあり方に疑問を持つようになった。学校は子供たちが社会に出て困らないようにするための手段であり、当たり前のことを当たり前と思わず子供の未来ためになることをやる。学校と保護者、地域が一体となって子供たちを支える。簡単ではないが、こういったことを実践できる学校であれば、自分の子供も是非通わせたいと思うだろう。☆4.5