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2024年3月の読書メーターまとめ

マヌヌ2号
読んだ本
19
読んだページ
6386ページ
感想・レビュー
11
ナイス
61ナイス

2024年3月に読んだ本
19

2024年3月のお気に入られ登録
2

  • 煩先生
  • 碓氷優佳💓

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

マヌヌ2号
「夜叉ヶ池」はメリバ。『天気の子』はこれの変奏なのか。いやまぁ、勝手な放言はこの辺にしておこう。どちらかといえば「天守物語」のほうに関心がある。夫人と図書との恋路には積み重ねがあまりに少なく、問題の解決も取って付けたように唐突だ。だのに(あるいはだからこそか)読後は痛快。物語が、斬った張ったで騒がしい人の営みを足蹴にしている。どちらの話にも、手前勝手で矮小な人間どもの生活なんぞ知ったことかという目線があるし、作中の人ならざる者に好かれる人間は、少なからず手前勝手さから遠いところにいるように思う
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
11

マヌヌ2号
「silent wind bell」が似合う作品に出会うとうれしくなってしまう。ともだちとあえてもあえなくてもたのしいじかんをすごせたらいいね
が「ナイス!」と言っています。
マヌヌ2号
シリーズ既巻のなかではベストだと思う。それはそれとして、おれはもう、このシリーズを何の屈託もなく読むには加齢しすぎたな……刊行当時に読んどいたらもう少したのしめたかも……
が「ナイス!」と言っています。
マヌヌ2号
ネタバレ暗合が人を動かす。数え歌はなぞらえられなければならない。見立ては完遂されなければならない。人は死ななければならない。偶然の一致から始まった殺人が、好奇心と悪意に突き動かされて自走し始める。本当は構図の完成に付き合う義理はなく、絵図に大した意味はないはずなのに、独りでに走り始めた筆の動きをなぞるように殺人は続けられる。その完成品はとても美しく、しかし空虚だ。いつまできみは自分の意思で行動していたのかね。状況に意思を後付けしてはいまいか。なんつっても仕方ない。われらはそれを傍見するために本を開いている野次馬だ
が「ナイス!」と言っています。
マヌヌ2号
積んでる続きを読むために再読。加齢と価値観の変化により、おれはこの作品の対象読者でなくなっているのかもしれない、と読みながら思った
が「ナイス!」と言っています。
マヌヌ2号
目を見張るような冴えや物語のダイナミズムは乏しく、ただメッセージを伝えることに注力しています。「社会的に成り上がることよりも自分が自分でいられる場所を見つけることが大切だよ」って話をずっとしている。望んでする化粧と望まない化粧は別のものだということ。ギターで食べていけなくとも暮らす方法はどこかにあるということ。決断に尻込みしないこと。語りかたが異なるだけで語ることは一貫しています
が「ナイス!」と言っています。
マヌヌ2号
ネタバレつまり「卒塔婆小町」の朗読が作品の種明かしなのだ。物語の大半を占める、李蘭と出会うまでの放埒な若き日々では、“私は死んでいた”のだ。“私”は葉介だ。それまでのとても長く起伏に富んだ人生よりも、李蘭と出会ってからの、“物語”にならないような生活こそが葉介の本懐だったのだ。葉介はうまく自分を演じていたから、ほとんど誰にも悟られなかった。李蘭と出会ってからの紙幅が短いのも仕方がない。“物語”の有無は時間の大切さと相関がない。語るべきことは語られている。むしろ、この語りの長短が作品を引き立てる。ぼくはそう読んだ
が「ナイス!」と言っています。
マヌヌ2号
結局このアンソロジーって特定の物語を閉じ込めて閲覧するためのショーケースで、それってグロテスクでは、と考えごとをしていて、読み進めながらもやもやとしたものを引き摺っていたのですが、最後の一篇である「運命」を読んで胸がすきました。まぁ作中で言われているように、この結末すら作者の仕組んだ構図な訳で、作中人物も作者すらも枠組みの要請から自由になれなかったのでしょうけど、しかし皮肉を込めることには意味があると思います。枠組みに倣って物語を読むのならば「パンと蜜月」がすきです。あと、「嘘つき姫」は中々凝っています
が「ナイス!」と言っています。
マヌヌ2号
建て付けに違和感が残る。物語のなかで言葉を吐き出すのと、物語に言葉を吐かされるのと、ふたつの差はなんだろうなと考える。あと、この物語は登場人物の科白が関西弁のほうがバイブスあったんじゃないかと思う。訛りのない喋りが、舞台のなかで物語を演じているような、よくない印象をもたらしている感覚があった
が「ナイス!」と言っています。
マヌヌ2号
「夜叉ヶ池」はメリバ。『天気の子』はこれの変奏なのか。いやまぁ、勝手な放言はこの辺にしておこう。どちらかといえば「天守物語」のほうに関心がある。夫人と図書との恋路には積み重ねがあまりに少なく、問題の解決も取って付けたように唐突だ。だのに(あるいはだからこそか)読後は痛快。物語が、斬った張ったで騒がしい人の営みを足蹴にしている。どちらの話にも、手前勝手で矮小な人間どもの生活なんぞ知ったことかという目線があるし、作中の人ならざる者に好かれる人間は、少なからず手前勝手さから遠いところにいるように思う
が「ナイス!」と言っています。
マヌヌ2号
“「必ず勝つギャンブルなんて、ただの労働だろ。労働は嫌いなんだ」”
が「ナイス!」と言っています。
マヌヌ2号
泣いた。素敵な物語を読ませてくれてありがとうございました
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/11/24(3081日経過)
記録初日
2015/11/19(3086日経過)
読んだ本
1329冊(1日平均0.43冊)
読んだページ
465779ページ(1日平均150ページ)
感想・レビュー
1093件(投稿率82.2%)
本棚
12棚
性別
外部サイト
自己紹介

STEINS;GATE
CHAOS;CHILD
ダンガンロンパ無印~V3
輪るピングドラム
新約 とある魔術の禁書目録9
異世界迷宮の最深部を目指そう
戻り川心中
姑獲鳥の夏
ディスコ探偵水曜日
八月の博物館
からくりサーカス
はねバド!

これらの作品がぼくの指針です

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