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2024年3月の読書メーターまとめ

チェアー
読んだ本
19
読んだページ
5534ページ
感想・レビュー
19
ナイス
447ナイス

2024年3月に読んだ本
19

2024年3月のお気に入られ登録
4

  • Rico.genge
  • die_Stimme
  • ぶぶ ひこ
  • やまおじさん

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

チェアー
生き物は生命のやりとりをするものだ。他者の生命をいただき、あるときには、自分の生命を差し出す。それは誰かに習ってわかることではなく、生き物の本質として、生まれた時から、もしくは生まれる前から埋め込まれているものだと思う。 命のやりとりから離れてしまった生き物は腐っていく。 のだ。不可思議な生命というものを限界まで力強く描いた作品に圧倒された。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
19

チェアー
菅孝行は思想の人だと思っていた(それは半分当たっていた)が、演劇の人でもあったのか。むしろ演劇が本業か。 まだ書き残していることがあるようなので、続編に期待。 彼が講師をしていた時代の河合塾はすごかったのだなあ。
が「ナイス!」と言っています。
チェアー
読後に残るこの浅薄な感じはなんだろう。本当に対象に食い込めていない感覚。中国の歴史が大半を占め、主人公はさらりとしか登場しない構成。主人公の人物への肉薄が今ひとつ感じられない。 表紙の絵はひどい。装丁を最初に見ていたらきっと読まなかった。
が「ナイス!」と言っています。
チェアー
全体としては深まりがないと言うか(別にそれを追求しているようでもないし)、山とか張りがないエッセイが多い。それが狙いなのだと思うけど。 当たり前を当たり前じゃないと言える弱さを持ち続けたい。美しく生きることより、なんとかして今日も生き延びたという生き方を選びたい。
が「ナイス!」と言っています。
チェアー
どこから読んでも入り込める。いや、入り込めないのだけど、二度、三度と読んでいるうちに像を結んでゆくような文章。詩ではないが散文ではない。詩の卵のような心の原型のような言葉たち。その言葉が詩に結実していくのかと想像する。
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チェアー
まったくのオールドミステリーでラストは謎解きになっていないので、破綻した不思議なミステリーだとも言える。 作品全体がゴーリーの手になるもののように感じられる。 三十九階段は十三階段の3人分。ラストに対決するスパイ団3人の行く末を示しているのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
チェアー
小説と人生は重なり合って、創作といえどノンフィクションの要素も大きい。最初は読みにくい。特に尹の生活した地をたどる旅の部分は、読んでいる人間にとってはあまり意味があるように思えなかった。表題には違和感。尹は本業は作家だし、暮らし向きは洗濯屋をしていても、立派な作家だったと思う。それを認めてから、この本は始まるのではないか。 それにしても本文に付いた写真がひどい。
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チェアー
公明党と創価学会はどこに向かうのだろう。 これまでかろうじて会員をつなぎとめていた「池田大作」というカリスマがいなくなって、もう思念をまとめるものはないのではないか。「何をする団体なのか」という根本的な問いに対する答えを組織は探すことになる。
が「ナイス!」と言っています。
チェアー
鬱になるタイミングやイベントはそこここに溢れている。毎日小テストを受けて、失敗したり落第点を取ったら社会からはじかれ、鬱への道が開く。うつへの道はそこここに口を開けて待っている。 そんな時、本は役に立たない。本が鬱とどんな縁戚関係にあるのかをいろんな人が描いてみた本と思ったほうがいい。
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チェアー
「大全」というほど柱立てて古本について描いているわけではないが、ほぼ古本が乗り移ったかのような古本者という当事者としてのエッセイとして楽しい。
が「ナイス!」と言っています。
チェアー
ハルノさんの猫屋台、いちどぜひ行ってみたい。食べ物がとても美味しそうで、吉本隆明と関係なく、食べてみたい。 食や料理そのものよりも、誰かにおいしいものを食べさせて喜んでもらうことが好きなのだろう。だって1人だったらファミレスで一杯飲んで、つまみを食べればそれで充分なのだから。
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チェアー
おりることをよしとしながら、おりるための具体的な方法を提示していないから、しっくりこなかった。金儲けとか働くと言う事から脱落し、人間の本来の生き方はそこにはないと言い切らず、文学評論の形でおりるを語っているから、心に入ってこないのだと思う。
が「ナイス!」と言っています。
チェアー
子どもとの暮らし、老いる両親。子どもの大学進学と一人暮らし。それぞれが生活の局面を描いているのだが、読み手の想像に委ねる歌が少なくて残念。散文を読んでいる印象だった。
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チェアー
冒険という行為と書くという行為を埋めるためには、生命を賭けるしかないのか。究極、合一させるためには、死ぬしかないのか、と考える。
が「ナイス!」と言っています。
チェアー
SFのような、オカルトのような、奇妙な味わいの作品に、作者はうまく平凡を埋め込んでいる。奇跡はすぐそばで起きている。だが、自分も含めてほとんどの人間がそのことに気づかない。たまたま奇跡が見える人にとって、この世は煩わしいかもしれない。あまりに奇跡が多すぎて。そんな見えない奇跡を日々生きている私たちの小説だ。
が「ナイス!」と言っています。
チェアー
生き物は生命のやりとりをするものだ。他者の生命をいただき、あるときには、自分の生命を差し出す。それは誰かに習ってわかることではなく、生き物の本質として、生まれた時から、もしくは生まれる前から埋め込まれているものだと思う。 命のやりとりから離れてしまった生き物は腐っていく。 のだ。不可思議な生命というものを限界まで力強く描いた作品に圧倒された。
が「ナイス!」と言っています。
チェアー
女であること。そんな厄介な事実と向き合い、女であることの最高の意味を求め、探し、なかなか得られないで苦しむ姿を見る。 わからないことが多すぎて。彼女の本当の姿を知らない、彼女の本当の思いを知らない、なのでうまく読んだ感想を記録できない。
が「ナイス!」と言っています。
チェアー
これがミステリーなのかはわからないが、不安と恐怖が違う事はわかる。この本に収められた11の短編は、すべて不安をテーマに描かれている。 不安は、誰もが日常的に抱えている。それを具体的行為や発言で外部に表明しているかどうかの違いはあっても、不安のない人はいないだろう。 不安は妄想と兄弟だ。自分がそうしないと言う保証は絶対にない。自分の心の闇の部分をさらに乗せて見せられているような気になる。
が「ナイス!」と言っています。
チェアー
シンボルスカの詩が一つの場所から拡散していく様子に感じ入る。池に石を投げ込んだように波紋が広がっていく。そんな小説だった。
が「ナイス!」と言っています。
チェアー
歯が立たなかった。「大脳分離と意識の統一」は面白そうな議論だった。身体の左右で違う認識と行動をしている時、それは意識が2つあると言ってよいかという議論。結論よりも、そのように問いを立てて考えることの大切さを思う。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/12/01(3072日経過)
記録初日
2012/08/02(4288日経過)
読んだ本
4081冊(1日平均0.95冊)
読んだページ
983400ページ(1日平均229ページ)
感想・レビュー
2851件(投稿率69.9%)
本棚
2棚
自己紹介

乱読しています。食わず嫌いにならないよう、面白そうな本を教えてください。

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