アラフォーで離婚した女性の物語 1人で身軽に生きていくことに魅力を感じていても、何か欠けている気がして異性を求めてしまうのはリアルな気がした 千早さんの作品には香りの表現が出てくることが多くて、人との距離感を掴むときに嗅覚を重視しているのが伝わってくる

団地で育った女の子3人の物語 中学、高校、大学生、社会人 進む道はバラバラで、何年も会わず連絡取らずの関係性でも どこかで常に彼女の存在は影を落としている あなたの1番でありたいから、あなたのために、人殺しをしてあげる 3人の関係性がどんどん絡み合って、「特別な友達」の度を超えていく

一穂さん作品を読みたくて購入 一穂さんの「カーマンライン」は、双子の兄妹の、超えては行けない一線で揺れる気持ちが切なかった 印象的だったのは初読みの綿矢さん「深夜のスパチュラ」 好きな人のために一生懸命になって、うまくいかなくて焦って、まさかのスパチュラに泣かされる可愛らしいお話 最後のオチも面白かった

アラフォーで離婚した女性の物語 1人で身軽に生きていくことに魅力を感じていても、何か欠けている気がして異性を求めてしまうのはリアルな気がした 千早さんの作品には香りの表現が出てくることが多くて、人との距離感を掴むときに嗅覚を重視しているのが伝わってくる

誠実が失踪した弟・希望を探す物語 他人の中で形成された自分のイメージを壊さないように生きてきた希望は、やがて自分の実態が分からなくなってしまう 暴力的な父親から逃げてきたくみ子との出会いによって、自分の意志を持って自分の中身を満たしたいと願うようになる 兄と弟がすれ違うシーン 希望のゆくえは、誰にも影響されずに自分の思うままでいてほしいと願う誠実の様子が伝わった