貧困の中必死に生きて、良いか悪いかも判断する間もない少女。臨場感があり、読めば読むほど苦しくなる。この作者のわざとらしい大阪弁の文章が合わず、読むのは２冊目。辛い終わり方のようで、花が家出する前の少女に戻れて安堵感もあった。④

職場の雇用環境、暗黙の了解について。まだまだこんな会社はあるだろうなと思わせる、現実味が高い文章。一見職場の嫌な人にも、それなりの事情があって、芯から嫌な奴と思わせないところが良い。④

エッセイかと思ったら違った。タイトルのまんまのシニカルな短編集。タイトル通りに感じさせる力はすごい。③

貧困の中必死に生きて、良いか悪いかも判断する間もない少女。臨場感があり、読めば読むほど苦しくなる。この作者のわざとらしい大阪弁の文章が合わず、読むのは２冊目。辛い終わり方のようで、花が家出する前の少女に戻れて安堵感もあった。④

定番の、類似事件から最終話。安定感なら抜群です。老老介護や引きこもり等、大変な家庭は増えている。どっちご正義で、どっちが悪か。この状況では選べないと思う。④

犬の方が何も語らないのに何でもわかっている。笠門の方がお世話され、導かれている感じ。この手の話は、犬も実は話せるなどのメルヘン感があるパターンが多いけど、これは現実的で無理がなく、楽しめた。④