読書メーター KADOKAWA Group

2024年3月の読書メーターまとめ

レイコ
読んだ本
4
読んだページ
1420ページ
感想・レビュー
4
ナイス
186ナイス

2024年3月に読んだ本
4

2024年3月のお気に入られ登録
1

  • ゴリ人

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

レイコ
読書好き界隈でちょいちょい話題になっていて興味をひかれた一冊。事実は小説より奇なり、とはまさにこの事件の為にあるような。トレッキングに慣れた、体力もあり聡明な若者達でもこんな結末を迎えてしまうのは悲しくそして恐ろしい。著者の粘り強い取材でここまで明らかになったのは頭が下がる。とはいえ発見時の異様な状況にホラー的な興味を抱いてしまったのも事実。さらにソビエト、ロシア側の不気味な監視の様子に、次の展開が気になって仕方なかった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
4

レイコ
ネタバレIQ高い人の話かと思いきや、超能力の話だった。10年前初版。当時はギフテッドの定義も曖昧だったのだろうか。それはともかくとても興味深い話だった。ここでは超能力の是非だけど、現代日本でも何かしら持つ者、持たない者が存在する。表向きは共存が理想だけど実際一度でも綻びが生じたら大きな亀裂になるのかも。羨望の的だったギフテッドが恐怖の対象に変わる。この物語では伏線回収やラストに甘さが否めないけど、翻弄される当事者や周囲の人々、そして遠くから眺める群衆心理は切なく恐ろしく強く印象に残った。
が「ナイス!」と言っています。
レイコ
ネタバレ選評にもある通り、疎開先のリアリティは確かに薄いかもしれない。けど令和を生きる我々にはその時代の子供達の辛さ、切なさを少しでも知ることができた。ホラーパートは見つかる逃げる目録の繰り返し。妖の描写もとても恐ろしいまでは至らず物足りない。しかし話の根底にある家族愛、当時の思想に絡め取られた人々の人間ドラマが胸を打つ。「子供が大丈夫だと言えば大人の心は折れないから。」真面目で正義感の強い心造が背負った、背負わされたものがあまりにも悲しい。庄司先生生きてて欲しかった。
が「ナイス!」と言っています。
レイコ
何らかの病に罹患した父と同居する姉妹。父のあまりの上品さ、父というより母的ポジションに浮世離れした印象を抱く。読み進めていくと納得。淡々と語られる3人の静かで丁寧な暮らしは、だからこそ悲しみの輪郭を際立たせる。むるむるは必要な表現だったかは疑問。作者の若干の迷いが透けて見える。その意味ではらくだの掌のほうが潔い。社会の片隅でひっそり生きる人たち。笑う時は二人、目を瞑る時は一人。結局人は孤独。けどどんな形であれ、交じり合いながら生きていく。作者の世界の切り取り方が深く心に沁みた。
が「ナイス!」と言っています。
レイコ
読書好き界隈でちょいちょい話題になっていて興味をひかれた一冊。事実は小説より奇なり、とはまさにこの事件の為にあるような。トレッキングに慣れた、体力もあり聡明な若者達でもこんな結末を迎えてしまうのは悲しくそして恐ろしい。著者の粘り強い取材でここまで明らかになったのは頭が下がる。とはいえ発見時の異様な状況にホラー的な興味を抱いてしまったのも事実。さらにソビエト、ロシア側の不気味な監視の様子に、次の展開が気になって仕方なかった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/12/30(3043日経過)
記録初日
2012/07/07(4314日経過)
読んだ本
472冊(1日平均0.11冊)
読んだページ
138026ページ(1日平均31ページ)
感想・レビュー
407件(投稿率86.2%)
本棚
0棚
性別
現住所
東京都
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう