ネタバレなぜか読み終えてひどくどんよりとした気分になった。主人公「花」の人生を覗き見して、金金金の人生に本当にうんざりしてしまう。最初は順調に暮らしていた4人だが徐々に崩壊していく様は、まさに人生そのもののような気がする。人はいずれ別れがくるものだけど、こんな風にラストを迎えるのはちょっと忍びない気がする。多少はラストでハッピーエンド的な場面ではあったけど、それにしても何か切なすぎる。もう少し「花」の人生に”光”があってもいいんじゃないかと思える。すごく落ち込む小説だと思う。そしてちょっと長すぎた。

ネタバレなぜか読み終えてひどくどんよりとした気分になった。主人公「花」の人生を覗き見して、金金金の人生に本当にうんざりしてしまう。最初は順調に暮らしていた4人だが徐々に崩壊していく様は、まさに人生そのもののような気がする。人はいずれ別れがくるものだけど、こんな風にラストを迎えるのはちょっと忍びない気がする。多少はラストでハッピーエンド的な場面ではあったけど、それにしても何か切なすぎる。もう少し「花」の人生に”光”があってもいいんじゃないかと思える。すごく落ち込む小説だと思う。そしてちょっと長すぎた。

ネタバレ本屋大賞ノミネート作品ではあるが、よく読んだら「小川哲エッセイ集」みたいな感じで、最初のプロローグで落ちてしまいそうになった。なんとか我慢しつつ、やっと最後まで読破できたのはノミネートされていたからかもしれない。私個人としては、こういう小説はあまり好きではない！というより嫌いだ。フィクションではなくて事実のような感がしてくる。唯一、興味を持ったのは、漫画家「ババリュージ」。彼の存在が面白過ぎる。何もかもが虚飾で飾られた人間みたいで、好きか？嫌いか？と言えば当然嫌いだけど、よくいる人種だと思う。

ネタバレ久しぶりの「原田マハ」作品、最新刊。今回は「棟方志功」～名前は聞いたことはあったが、実際には全くの無知識。版画作家ということしか知らなかった。この本は彼の人生そのもとを書いた伝記ともいえるような作品。妻の「チヤ」の語りから始まる夫婦、家族を中心にした心温まる物語である。ゴッホに魅入られた棟方の人となりを妻の目線で語るというおはなし。一番の山場は、終戦まじか、富山に疎開するに際して東京大空襲で板木を守れなかったチヤとの再会の場面。ちょっとウルウルさせらる場面。原田さんの小説は家族愛溢れるものが多いのも事実だ

ネタバレ八咫烏シリーズ最新版。第1シリーズと同様に　金烏の后を選ぶ「登殿の儀」が行われる宮中の儀式から始まる今回も、いろいろ物騒な事件が起こる展開に、結構躍らされる。どこまで続くかわからないごたごたに驚くばかりだ。シリーズ途中から読む読者には少し分かり辛い面もあるとは思うが継読している読者にはワクワクドキドキものだろうと思う。この世界にハマった人は多々いると思うけど、それこそ好き嫌いがあるとは思う。個人的には私はハマってしまった方だと思う。