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2024年4月の読書メーターまとめ

みなもと
読んだ本
7
読んだページ
2002ページ
感想・レビュー
7
ナイス
15ナイス

2024年4月に読んだ本
7

2024年4月のお気に入られ登録
1

  • カオルーン

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

みなもと
大倉喜八郎の豪快な一生が見ていてとても面白かった。鉄砲を津軽まで運んだり、嵐の中小舟で対馬海峡を渡ったり、だいぶ危ない博打を潜り抜けるところは圧巻。今でならイーロン・マスクみたいな経営者(リスクラバー?)だったんだろうか。今のサラリーマン的な経営陣が多い日本とはとても対照的だ。ただ、小説自体は淡白に終わってしまってちょっと物足りない。もっと色んなエピソードが読みたかった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
7

みなもと
大倉喜八郎の豪快な一生が見ていてとても面白かった。鉄砲を津軽まで運んだり、嵐の中小舟で対馬海峡を渡ったり、だいぶ危ない博打を潜り抜けるところは圧巻。今でならイーロン・マスクみたいな経営者(リスクラバー?)だったんだろうか。今のサラリーマン的な経営陣が多い日本とはとても対照的だ。ただ、小説自体は淡白に終わってしまってちょっと物足りない。もっと色んなエピソードが読みたかった。
が「ナイス!」と言っています。
みなもと
「明治時代は凄かった!」と賛美するだけの本かと思ってたが意外に今に繋がる示唆に富む。日露戦争講和のために奔走した金子堅太郎の仕事ぶりは今でも外交問題で通用しそう。「とにかく色んな人に出会い、誠実にフェアプレーで臨む」「アメリカ(中立国)の国民性を理解し、その価値観に訴えかける」「現地の人脈をフル活用する」これらをやり尽くす姿は読み応えあり。一方で「戦争は外交の延長であり、外交は言葉による戦争である。武力による裏付けがなければどんなに口達者でも外交では勝てない」という現実は非情でもある。
みなもと
2024/04/29 22:46

最終章のウィッテの活躍も見応えあり。日本が最後の最後で見事にしてやられた、その対比が印象的。小村寿太郎が割と洒落にならない失策を犯していたと知り、意外な感じがした。

みなもと
もう10年も前に出版された本なのであまり期待していなかったが、現在との答え合わせのつもりで読んだら結構面白い。若い女性が居なくなった地方は消滅するという話も、現在の消滅可能性都市の議論で驚き。また、ロシアについても書かれていたが、「(ロシア人は資本主義社会にほとんど触れたことがないので)商品などに付加価値をつけることがどういうことか分かってない。だから資源を売るだけで終わったり、他国からの略奪で強引に利益を得ようとする」という話には流石に嘘だろと思いつつも妙な説得力が…今に繋がる話が多い印象だ
みなもと
第二次大戦後の世界情勢の中でいかにNATOが生まれ、その役割を果たしたのかが教科書的に説明されている。現状に対する問題提起というよりは知識の要約みたいな内容でまとまっていて、踏み込んだ内容を期待してる人には微妙かも知れない。ウクライナ戦争が始まって半年くらいの頃に書かれているのでその辺の描写については時間的な古さも感じる。あれから2年経過したがロシアに崩れる様子が見えない辺り、戦争の行末を予見することが難しいことが痛感できる。
みなもと
睡眠不足がいかに身体へ重大なデメリットをもたらすか、最新の研究成果を豊富に引用しながら解説されていてとても面白かった。眠れないとまずいのか?と不安になりそうだが最後の方に「眠れてないと思っても案外眠れてたりする。気にしすぎなくて大丈夫」みたいなことも書いてあるので大抵の読者は心配しなくても良さそう。良質な睡眠の重要性がわかって良かった。
が「ナイス!」と言っています。
みなもと
下田での大地震と津波に襲われた川路達が非常時の中でも連携を失わず、全力を尽くして対露交渉に臨むのは公僕の在り方として印象的だった。改めて、川路の存在の稀有を実感できる。というのも、解説に外交官としての素質で挙げられている「誠実」「正確さ」「平常心」「良い機嫌」「忍耐」「謙虚」「忠誠」の7つは、本作で描かれている川路そのものだからだ。それだけに、安政の大獄で隠居後、目ぼしい活躍がなかったのが実に勿体無い。健在であれば、不平等条約改正の交渉もまた変わったのかも知れない、そう感じさせる魅力的な人物だったと思う。
が「ナイス!」と言っています。
みなもと
残りわずかな命で大切な人に何を伝えるか。自分にはまだ実感の湧かない話だが、いつかそんな時が来たらどうしようと考えるきっかけになるかも知れない。人はいつかは死ぬわけで、それは数十年後かも知れないが、ひょっとしたら明日かも知れない。「いかに良く生きるか?」を考えることは毎日の暮らしに繋がってくると感じた。その一方で働いて得たお金は投資や貯金に回すなどする必要性を説いていたり、とても現実的。「もう死ぬ」という筆者の実感が単なる自己啓発本とは一線を画した雰囲気を与えている。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/01/22(3035日経過)
記録初日
2016/04/29(2937日経過)
読んだ本
92冊(1日平均0.03冊)
読んだページ
26909ページ(1日平均9ページ)
感想・レビュー
86件(投稿率93.5%)
本棚
1棚
自己紹介

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