大河ドラマは見ていないけれど、これなら読めそうと、ついに手に取りました。しかしこの話。原文だと風流に見えても現代語訳だと、主人公の奔放さが度を超していて、溜息つきながら読みました。不倫、略奪愛、幼女誘拐と犯罪者にしか見えません。生まれ持った身分と容姿があれば、平安時代は無敵なのかな。全八巻なので順、読み進めたいと思います。

津村さんの短編集です。多くの作品は、どこか自分の立ち位置に自信が持てない人が主人公。私たちも、絶対的な自信を持って生きているわけでは無いですよね。そんななかで本書をよむと、ちょっぴり救われたような気がします。

二巻目も読みやすい文体で、躓くことなく読み終わりました。光君の女性遍歴も極まれりという感じ。しかし、源氏物語は、当時の宮中の人々に読まれたのでしょうから、これが非常識なこととは受け止められなかったのですね。位の高い生まれと優れた容貌があれば、できないことはなかったのでしょう。三巻目に進みます

大河ドラマは見ていないけれど、これなら読めそうと、ついに手に取りました。しかしこの話。原文だと風流に見えても現代語訳だと、主人公の奔放さが度を超していて、溜息つきながら読みました。不倫、略奪愛、幼女誘拐と犯罪者にしか見えません。生まれ持った身分と容姿があれば、平安時代は無敵なのかな。全八巻なので順、読み進めたいと思います。

画家とモデルと聞くと男性画家とその愛人の構図を思い浮かべてしまいますが、これもアンコンシャスバイアスのひとつなのでしょう。著者も後書きで多様な関係性を意識したとの記述をしています。取り上げられているのが有名画家ばかりなので新鮮味は少ないですが、テンポ感のいい文体に、いつもながら引き込まれてしまいました。