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2024年4月の読書メーターまとめ

ゴロチビ
読んだ本
18
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感想・レビュー
17
ナイス
147ナイス

2024年4月に読んだ本
18

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ゴロチビ
新聞広告から。何通りもの読み方というより、どの順番が正しいのかな?と思いつつ読んでしまった。上下ひっくり返ってるのは製本が難儀なだけでそれ程効果は無い気がした。普通に並んでいるだけで充分だと思う。始めの内は、毎度毎度奇を衒うのが好きだなぁこの人は…と作者の遊びに付き合う気分で読んでいたが、次第に面白くなっていき、特に外国が舞台の話は入り込んでしまった。単に自分が知らない世界なのでツッコミ所が分からなかっただけかもしれないけれど。結局、読む順番で何が変わるのか、分からずじまいだけど別にいいかなって感じ。
ゴロチビ
2024/04/09 17:35

ちなみに自分が読んだ順番は、落ちない魔球と鳥→飛べない雄蜂の嘘→眠らない刑事と犬→名のない毒液と花→笑わない少女の死→消えない硝子の星。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
17

ゴロチビ
最後の方だけ読んだ。要するに、実行犯は中村さんを殺すのではなく誘拐するつもりだったが、組んだ相手(主犯?)が殺してしまったと。そもそも中村さんの活動を目障りに思う勢力が襲撃を予告していた。政権に認められて名誉市民権を与えられた事も中村さんを目立たせてしまった。襲撃予告に対し一旦は国外に逃げたが中村さん自身が逃げ続けることを拒んだ。生涯を活動に捧げる覚悟だったのだろう。だからこそ巻き添えになった仲間の命を第一に心配していた。こんな立派な人を一体どんな奴等が?と思っていたが、政治紛争に巻き込まれたという事か。
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ゴロチビ
「16歳の語り部」から。2012年の発行。19年に読んだ「止まった刻 検証・大川小事故」はその後の遺族による訴訟、地裁判決、高裁判決を踏まえたものだったので、あの本の前日譚にあたる記録なのだな、と思いつつ読む。組織の保身に向けてしか動けない自治体や教育委の姿が遺族をいかに落胆させたか、ヒシヒシと伝わって来る。人格を疑問視されるような先生であっても平時であれば問題無く勤めを果たせていたかもしれず、教師がどんなに凡庸でも子供達の命を必ず守れる仕組みが必要だと思う。遺族の思いも過ちの糾弾ではなくそこなのでは。
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ゴロチビ
新装版だけど1996年発行。元のは1987年らしい。野田秀樹が「半神」を戯曲にしたと知ってから長年気になっていたのを、この際だからと読んでみた。「半神」だけでなく「モザイク・ラセン」など当時の作品複数を基にしていたと知る。野田秀樹の演劇を全く観た事ない自分が、脚本と画像だけで想像してもやはり虚しいだけなんだ…と痛感した。「半神」という深い作品を素材にしてどんな風に創り上げたのか興味があったのだが、いわゆる野田作品のイメージ通りだった。ただ、「四次元と五次元の間には給食がある」のセリフは凄い!流石と思った。
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ゴロチビ
湊さんの「人間標本」から。あの口絵があまりに衝撃的だったので思わず作者を検索し、遠い所から借りることが出来た。2019年の出版。「人間標本」は少年だったがこちらは少女。どうしてもサブカル臭を強く感じてしまった。だからどうということは全く無いけれど。"少年"の方はより立体作品ぽく見えたが、物語の内容に合わせたのだろうか?斎藤環の解説(?)に制作方法がほんのちょっと紹介されていた。私は無知なので、デジタルアートって絵心が無い人でも作れるのかなぁ?等と期待しかけていたのだが、全くとんでも無いと言う事がわかった。
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ゴロチビ
「東北モノローグ」から。高校生なのにみんな凄いな偉いな。立派な人って年齢関係ないのかな?なんて思ってしまう。特に雁部君の、自分達世代が自分の言葉で震災を伝えられる最後の世代だという認識は成る程と思う。彼らは大人達の姿を冷静に見ていて、中には浅ましい姿もあったのに、その行動を思い遣ることさえ出来ている。自分は、阪神淡路大震災の後に酒鬼薔薇聖斗が現れたように、大災害は人々の心を傷付けるものと思っていたが、このような若者の姿を見ると傷の中から逞しく育つものもあるのかなぁと未来が明るく思えて来た。読んで良かった。
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ゴロチビ
ネタバレタイトルも装丁も子供向けっぽいが充分面白かった。家族から「近畿地方のある場所について」に似てると聞いていたがそこまでではなく、むしろこっちの方がずっと読みやすく分かりやすいと感じた。どんどん読ませるところ、カクヨムってみんなこんな感じなのかなー?と思う。一ヶ所、伏線かなと思った部分が何でもなかった。それを使えばもう一ひねり展開出来そうと思ったのになぁ。(それは、歌枝と志朗の子が生まれたら名前をつけてええよと言われた部分。)始めから性格が破綻してるひかりの父親だけは死んで良かったと思う。
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ゴロチビ
ちょっと覗いて見ただけです。ずっと気になっていた有名なSFだったので。でも残念ながら自分には手に負えないのがすぐに分かりました。なので脱落します。未読棚へ入れます。
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ゴロチビ
77歳を読み返しながらそう言えば78歳出たのかなぁ?と調べたらとっくに出てた。でも先日行った書店には無かったので、かなりニッチな枠になってしまったのかなぁと思う。TVでハワイの特集を見れば富豪のひでじを思い出し、事故で夭折した友人画家の事もそう言えば◯十年前にそんな文章読んだなと思う。今回はあるシーンでのサイバラ🐻のビミョーな表情が印象的でした。かっちゃんの命の続く限り応援はしたいけど、見返しや扉の辺りにどアップのかつや写真を載せるのはやめてほしい。サイバラさんのかつや愛が高じてのこととは思いますがね。
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ゴロチビ
ネタバレ溜まってた中島京子を立て続けに読んでいる。いろいろ知らなかったことが多すぎる。入管で亡くなった女性のことが頭に浮かぶ。こんなの人道的じゃない!理不尽でしょ!入れる仕事と入れない仕事を同じ機関で出来るわけがない。そもそも入れる気が無いからでしょ!等と、登場人物の心情でドキドキ ムカムカしながら読み進む。読んだばかりの「ムーンライト・イン」では最後にビックリさせられた。タイトルのやさしい猫の意味も次第に見えてきたけれど、それが現実なのか理想で終わるのか判らんし…。なのでハッピーに着地して本当にホッとしました。
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ゴロチビ
面白くてほぼ一気読み。いつもそうですが、ドラマ化した映像を想像して読んでいました。自分は単純なので普通にハッピーな結末を予想していたのですが、予想に反して切なくって、肩透かしというか消化不良な気分になってしまいました。最後の最後にも逆転ハッピーエンドを期待してたのに。でもそれが人生のリアルなのかもしれません。こうなったら続編を読みたい!という思いもありますが、その後の展開は様々あり得るというのが作者の世界観なのでしょうね。どんな風に転ぶのか、自分であれこれ考えるのも、確かに良い読書なのかもしれませんね。
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ゴロチビ
「福島モノローグ」を読んだからには読まねばと。十年を経たからこその声だ。人数が倍になっている。半分位過ぎた頃、自分の中に被害の軽重を比べるみたいな感覚が現れてショックを受ける。人間の幸も不幸も、比べる事など出来ないのに。この人の、この本の中での位置づけは何だろう?とつい、考えてしまったり。立場で話してる部分もあるのかなぁとか。最終的には、この15人の方達を通して見えてくる震災の傷跡には違いないのだが。a volunteer、a folkloristが記憶に残った。復興は結局、元々の地域力に依る所大なのか?
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ゴロチビ
新聞広告から。何通りもの読み方というより、どの順番が正しいのかな?と思いつつ読んでしまった。上下ひっくり返ってるのは製本が難儀なだけでそれ程効果は無い気がした。普通に並んでいるだけで充分だと思う。始めの内は、毎度毎度奇を衒うのが好きだなぁこの人は…と作者の遊びに付き合う気分で読んでいたが、次第に面白くなっていき、特に外国が舞台の話は入り込んでしまった。単に自分が知らない世界なのでツッコミ所が分からなかっただけかもしれないけれど。結局、読む順番で何が変わるのか、分からずじまいだけど別にいいかなって感じ。
ゴロチビ
2024/04/09 17:35

ちなみに自分が読んだ順番は、落ちない魔球と鳥→飛べない雄蜂の嘘→眠らない刑事と犬→名のない毒液と花→笑わない少女の死→消えない硝子の星。

が「ナイス!」と言っています。
ゴロチビ
久しぶりの中島京子。そういえばしばらく読んで無いなぁと読みやすそうな短編集に手が伸びた。やっぱり面白い。1話目、自分だけが見ている世界の愚かしさ。3話目はちょっと「小さいおうち」っぽいなぁとか。まるで異種婚姻譚のような読後感の「ガリップ」。本タイトルの5話目も、最後の6話目も読後は暖かい気分になった。6つの話を振り返ってみると、様々な男女というか家族の関係が描かれていた。あり得ないような話も含めて、全て本当に誰かに取材して書いたもののようで、中島京子いいなぁやっぱり好きだなぁと思う。
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ゴロチビ
TVでたまたま大根おろしの天ぷらの回を見かけてその意外さにへぇ〜と驚き、図書館にあったので借りてみました。美味しそうな春夏秋冬の野菜料理がたくさん紹介されています。番組は、生産者など普段から素材を沢山食べている人達のおすすめレシピのイメージ。美味しい旬の野菜を主役に…という意図は感じました。出来れば更に野菜が主体、野菜をメインにしたものであって欲しい、と思いましたが。揚げ物や高カロリーのものが多い気がするのは、出演者を満足させたいという思いの現れかな。面白そうでシンプルなものをいくつか選んで作ってみたい。
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ゴロチビ
途中まで読みましたが、思ってた内容と違ったので脱落しました。ケアを担当する人向けの、て言うか自分が得た知見を整理するための自分向けの論文なんだろうなぁと思いました。
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ゴロチビ
前作(魔女とディナー)から5年という久しぶりの傑作集。初出一覧を見ると2018年から年一回の掲載をまとめたもの。それにしても今回もおっさんだらけだった。ビッグコミックオリジナルの購読者層の主流は最早おっさんなんだ!とあらためて認識した次第。
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ゴロチビ
どこまで本当なのかなぁ?と思いつつ読んだ。聞き取りや投稿の形のものには、なんだかここまで来ると逆に嘘っぽいなぁと思うような話もあって…出来過ぎって言うか。でも、最後の方の、伝聞ではなく著者本人の体験として載っている「八甲田山」や「千日前」関連の話はイベントやライブ、配信番組などの名前も挙げられていて、流石にこれみんな作りものって事はないでしょう、って思う。逆にもしこれ等全てがフィクションだったらエンターテイメントとして、スゲーな大したもんですと言わざるを得ない。直接的な"怪"ではないから余計に本当っぽい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/02/13(3002日経過)
記録初日
2016/01/31(3015日経過)
読んだ本
1228冊(1日平均0.41冊)
読んだページ
287883ページ(1日平均95ページ)
感想・レビュー
1199件(投稿率97.6%)
本棚
51棚
自己紹介

読メ9年目。基本、図書館本です。ジャケ借りするも中途脱落する本が最近増えていますが、読書記録としてここを利用しているので未読了本も棚に入れます。好きな人、米原万里、星野道夫、杉浦日向子、井上ひさし、渡辺京二、坂口恭平さん、中野京子さんなど。美術関連書も興味本位で読みます。
面倒くさがりなので、ナイスは滅多にしません。ただ、新たな本との出会いがあれば望外の喜び。

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