歴史の選択は人間の利益のためにされるわけではない。 投資家の利益のために行われた戦争は、戦争自体がアヘンのような商品になり得た。自由資本主義は完全無欠には程遠く、大西洋奴隷貿易はその歴史における唯一の汚点ではない。 1989年のソヴィエト連邦崩壊は平和的に進行した。ウクライナなどの領土をすんなりと手放した。とこの本にはかかれているが、現在ではウクライナに進行している。過去に対する私たちの見方が，直近の数年間の出来事によっていかに歪まられやすいかに気づきハッとさせられる。また、この著者はイスラエル生まれ。

歴史の選択は人間の利益のためにされるわけではない。 投資家の利益のために行われた戦争は、戦争自体がアヘンのような商品になり得た。自由資本主義は完全無欠には程遠く、大西洋奴隷貿易はその歴史における唯一の汚点ではない。 1989年のソヴィエト連邦崩壊は平和的に進行した。ウクライナなどの領土をすんなりと手放した。とこの本にはかかれているが、現在ではウクライナに進行している。過去に対する私たちの見方が，直近の数年間の出来事によっていかに歪まられやすいかに気づきハッとさせられる。また、この著者はイスラエル生まれ。

サラブレッドと言えば，華々しい世界しか知らなかった。毎年7,000頭の競走馬が生まれ6,000頭が行方不明になる世界。彼ら彼女たちのセカンドキャリアのために奮闘してきた人々のご苦労に頭が下がる。ウマヌシ、ホースセラピー、馬カフェ、ウマ娘などのことも初めて知った。テレビの競馬を見る視点が変わる本。

父はガンで亡くなった。今は本人に告知するのが基本だが、当時は本人に告知せず胃潰瘍と言って入院していた。当時は治療選択肢が少なく、ガンと診断された人の余命が短いというケースが少なくなかったからだ。家族は諦めるしかなかった。本人に気づかれないように自分ら兄弟は別々に帰省してたわいのない話をした。もう長くないと父は言った。ドキッとしたが、もう長くない時期に退院できると言う意味だった。父の死後に子供が生まれた、生まれ変わりだと思うことにした。でも不思議なことに父は今も心の中にいて、ずっと自分を見守ってくれている。

シリーズ第三弾、竜治は逞しくなり、研修医の凜子ちゃんも悩みながらも隆治の背中を必死で追いかけている。ステージ4の癌患者葵が健気で愛おしくなる。富士山登山に挑戦しご来光を3人で見れたのは良かった。途中ドキドキしながら読んだ。現実にはこんな無謀なことはしないだろうが、若くして癌になる人は結構いるのだろうと思いを馳せた。相変わらずプライベート時間でも緊急の呼び出し対応で忙しい外科医たち。これもまた近年問題になっている医師の過剰な労働を描いておりリアルだと思った。日本人は安易に病院に行く体質を改めるべき。

あせらず、おこらず、あきらめず、と言うタイトルが気に入って図書館で借りて斜め読み。メンタルヘルス対策になればと思って読んだ。著者の石井ふく子さんは知らなかった。渡る世間鬼ばかりなどホームドラマを多く作っている。懐かしい俳優との交流が中心だがこの時代に女性としてプロデューサーとして今も活躍。その源はタイトル通りのマインド。刺さった言葉は，時間がない時こそ、「もう時間がない」ではなく、残されている時間に対して「まだ時間がある」と思うようにしているとのこと。まさに今この瞬間を生きている人だと思った。見習いたい。