ネタバレこの作家さんは初読みでした。本屋大賞２位ということです。主人公の橘樹は社命を受けて音楽教室でスパイとしてチェロを習うことになります。橘はチェロに関して暗い過去があります。講師の浅場先生ほか仲間の方たちと接するうちにスパイとして教室に通うのが辛くなります。みんなチェロが好きないい人たちだからです。しかし、著作権がこういう趣味の教室にも及ぶとは知りませんでした。ただ、この教室に通うことで橘が良い方向に進む感じの終わり方で良かったです。浅場先生や仲間とも再び上手くいきそうです。

ネタバレ本編終了後の特別編、上巻です。４つの（４人）に焦点をあてたそれぞれのお話でよかったです。幸と別れ江戸で両替商として現れた惣次、商才の強さのはてに奥さんの幸の商才にまで嫉妬していたのが別れた原因だったとは。佐助の思い、年齢の違いを超えてちかと結ばれよかったです。お竹は生涯、五鈴屋似、幸に尽くすのが自分の幸せと思えるのでした。大七、優秀な人は商売人でもお医者さんでも求められてしまうみたいです。そして、幸と賢輔、どうなってしまうのか。上手く行くのか。特別編下巻が待ち遠しいです。

ネタバレ面白かったです。たくさんのことが詰め込まれていました。宙（そら）には二人のお母さんがいて、育ての母が海外に行くことになりそれを機会に、産みの母、花野（かの）と生活することになります。そこに佐伯が加わって、この佐伯が宙をいろいろ助けてくれます。親子の葛藤や、加害者と被害者の関係、親が違う姉妹の複雑な仲。最後の方で佐伯が事故で亡くなり、その加害者の子供が、親の代わりに謝罪にきます。でも被害者の方は簡単にはそれを受け入れられなくて…。とにかく答えが簡単には出ないことを考え考えしながら生きること。難しいけど。

ネタバレ既読、「私たちの金曜日」の男性版ということです。仕事という視点で４つの短編とマンガが１編。自分には夏川草介のダリア・ダイアリーがすっきりきました。夏川さんのものはいくつか読んでいますがハズレがありません。お医者さんの仕事は想像するにやはり苦労が絶えないようです。医療技術の発展で老人はますます死ななく成るようです。しかし進んでいる医療でも現場では、死にそうな老人と将来があるかもしれない若者のどちらを生かすか、究極の選択が迫られるときがあり…。死神の異名がある谷崎先生、この人の本音が聞きたいです。

ネタバレこの作家さんは初読みでした。本屋大賞２位ということです。主人公の橘樹は社命を受けて音楽教室でスパイとしてチェロを習うことになります。橘はチェロに関して暗い過去があります。講師の浅場先生ほか仲間の方たちと接するうちにスパイとして教室に通うのが辛くなります。みんなチェロが好きないい人たちだからです。しかし、著作権がこういう趣味の教室にも及ぶとは知りませんでした。ただ、この教室に通うことで橘が良い方向に進む感じの終わり方で良かったです。浅場先生や仲間とも再び上手くいきそうです。