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2024年3月の読書メーターまとめ

rosetta
読んだ本
33
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9948ページ
感想・レビュー
32
ナイス
1717ナイス

2024年3月に読んだ本
33

2024年3月のお気に入り登録
3

  • 中玉ケビン砂糖
  • NADIA
  • スリーピージーン

2024年3月のお気に入られ登録
4

  • Masuhiro Harada
  • tonpie
  • 名古屋ケムンパス
  • 中玉ケビン砂糖

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

rosetta
★★★✮☆大ヒットデビュー作の続編。ブームのうちにさっさと出版しようとしたのだろうなという薄さ。前作は読んでないけ大体想像がつく。表情に変化がなく言葉遣いもぶっきらぼうだけど滅茶苦茶変人で滅茶苦茶頭のいい高校三年生思い浮かぶような知り合いがいるな笑。膳所高校から京大って具体的過ぎて興味唆るゎ。成瀬自身の視点はなく周りの人間から見た成瀬像で話が進む。ファンになった小学生、娘コンの軽はずみな父親、バイト先のお客、一緒に観光大使になったパートナー、幼なじみ。ここまで突き抜けるとスカッとする。ヒットする訳もわかる
rosetta
2024/03/04 01:41

それにしても大ヒットで10万部かぁ。バズったYouTubeの再生回数や人気のTwitterのフォロワー数なんかを思うと、出版業界の数字の小ささよ😢

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

rosetta

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2024年3月の感想・レビュー一覧
32

rosetta
★★★★✮期待と評判にたがわぬ面白さ!文体も読みやすいし描写や表現も変な癖がなくて物語に入り込める。六篇どれにもコロナの影が薄らと差すが、特に「さざなみドライブ」ではあの騒ぎのバカバカしさがキーになっている。初めの二篇はホラーテイストでこのまま続くのかと思えば、「燐光」ではホラー風味を残したままユーモアもある幽霊話。一番のお気に入りは「祝福の歌」。高校生の娘が妊娠してしまった五十絡みの父親の懊悩が、自らの出生の秘密に繋がるハートフルな一編。頭の回転が早く父親がとても敵わない口の達者な娘のキャラがいい
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rosetta
★★★★☆内容ではなく、なんだか活字のフォントが細くてインクが薄く感じ目が疲れて読み辛かくて時間がかかった。編集者には猛省を促したい!4年ぶりのシリーズ新作。今作も楽しませてもらったけどジョーってこんなに能天気な性格だったっけ?ボヘミヤのプリンスから持ち込まれた依頼は「かつてある女性と自分との間に愛はあったか?」というあやふやなもの。超セレブばかりを集めた婚活パーティを主催する美貌のバイジェンダーエイレネ。王室を巻き込み幾重にも隠された国際的な闇の活動。堪能しました。けどシリーズはもっと間隔短く出してね笑
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rosetta
★★★★☆ウエスタンハードボイルド。文芸社と言うと自費出版のイメージで正直期待値は高くなかった。冒頭からも文章に癖があって読み辛いなあと感じた。だが人間関係がある程度掴めるようになるとがぜん物語に引き込まれる。開拓時代のアメリカ西部で生きる伝説のお尋ね者ジャックTheスターダスト。対峙した相手をみな星屑に変えてきた。奴の逮捕(生死に関わらず)を命じられてやって来たピンカートン探偵社の四人。主人公のテリー・ウェイン21歳。早く一人前になりたくて突っ張るガキンチョが二ヒルを気取って可愛らしい(笑)
るい
2024/03/29 13:18

初期のピンカートン探偵社のドラマをケーブルテレビで見たことがあり懐かしくなりました。何を隠そうご存知だといいのですが、ディーンフジオカさんが英語で出演してましたのが見たくて。🤭これは、日本人が書いた西部劇?🤔

rosetta
2024/03/29 18:27

すみません、テレビは見ないのでご存知ではありませんでした💦 おっしゃる通り日本人が書いた西部劇です。皮肉と諧謔が効いていて自分にはかなり面白かったです

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rosetta
★★★☆☆駆け出しで未だ連載も持てず編集者にボコボコに指導される漫画家。いつかヒットを飛ばし有名になってお金持ちになるのを妄想している。そんな彼女が自分そっくりの女と会った事からアイデアを思いつき売れっ子への道を歩み始める。パラレルワールドとタイムスリップを組み合わせた彼女の漫画のように現実があやふやになって行く…あの人は今もどこかの並行世界を旅しているのかもしれないと思えば疾走にも救いをもてるね。非常に軽い、小中学生が対象ならオススメな小説だが読み応えはあまりない
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rosetta
★★★☆☆初読みの作家さんだが「SFからSMまで」と幅広いジャンルで結構本を出している様子。この本もスポーツ新聞か漫画ゴラクにでも載っていそうなノリで冒頭近くに濃密な性描写があったりーの。刑事が転生して表紙のメイドコスに生まれ変わるのかと思ったらそうではなく表紙に意味はない。殺されて一年前にタイムスリップした西多摩署の悪徳刑事が一年後の自分の身を守るため色々と足掻く中で管内のカルトの犯罪を暴くことに。教祖の後妻の不義の子やら格闘シーンやらなんやらドタバタしまくるエンタメではあるが、一冊でお腹いっぱい
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rosetta
★★★✮☆人口百万人程の北欧の島国の王子が日本で刑事の真似事。死んだはずの第一王子かも知れない天才テロリストを追って、奴に触発された犯罪者たちを取り調べる。マフィアや黒企業が力を持つこの国で王室だけが唯一の抵抗組織であった。日本のアニメや漫画に毒された黒幕のセリフはヲタクネタの宝庫なんだろうけど自分には半分くらいしか元ネタが分からず残念💦ミステリーとしてはいつもの似鳥さんらしいちょっとおバカで本格派。相変わらず楽しい。ちなみに王子は表紙のような格好をしておらず小説内では普通に高級スーツを着ております
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rosetta
★★★✮☆初読みで、この本に凄く夢中になったという訳ではないけれどなんだかこの作家さん好きだな。地に足がついたというより頭の中でこねくり回した感がプンプンするんだけれど、会話とか空気とかキャラが好き。小さい頃から人を殺したい気持ちを持っていた双子。全てを共有していた片割れに14歳で死なれた後、大学生になったアリオはある女性と出会い自分と同じ顔をした男子と知り合う。殺人衝動を埋め込まれて産まれた人工授精児たちは何を託されていたのか。この人の本をもっと読んでみたい気持ちになった
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rosetta
ネタバレ★★★✮☆直木賞という下駄を外して読もうとするから余計厳しい見方になってしまうのかもしれない。読んでいてあまり感情が揺すぶられず、なんだか観察記録みたい。日露戦争前の北海道白糠付近の山で暮らす言葉の通じる獣といった感じの猟師の主人公熊爪がなんだかんだして、女を攫って最後には殺されるって言うだけの話。主人公以外の登場人物が役割を果たすだけの書き割りみたい。嫌いじゃないけどね、まあなんというか普通
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rosetta
★★✮☆☆1989年と2019年を行き来しながら物語は進む。学生運動の終末期と公安のスパイになった大学生。とても面白くなりそうな魅力的な題材だと思うが仕掛けに凝りすぎていてうっとおしい。話をややこしくすることだけを目的にトリックに凝る新本格派みたい。かなり重要なキーマンが主要登場人物になかったりするのも仕掛け?それとも編集の怠惰?実際の学生運動と公安の丁々発止はここまで複雑化されていたのか、当時学生だった自分にも分からないが、もっと話をスッキリと絞ればもっと傑作になったのにと思う
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rosetta
★★★☆☆タイトルに騙されてはいけない、これはれっきとした古川日出男による小説です。現代に紫式部を甦らせ『紫式部日記』を語らせるという体で、もちろん紫式部日記の本文を全部読んだことは無いからどこが創作なのかは判断できないけれど、日記部分は多分そのままなんだと思う。その上で紫式部はこう考えこう感じたのだろうなと想像しているのだ。清少納言や赤染衛門らのキャラクターへの批判なんかは教科書とかでも読んで面白かったな。なんにしろ今年は平安文学の大盛況
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rosetta
★★★✮☆久しぶりに読んだ天童荒太は凄くスタンダードな警察小説。先日読んだ『監禁依存症』を連想するような下列な性犯罪とそれを示談に持ち込ませる弁護士らの圧迫。かつてレイプ事件を犯した男の父親が殺され体内から「目には目を」のメモが。被害者の関係者による犯行なのか。正義感と道徳観に溢れた柔道猛者のベテラン刑事がちょっと嫌味な若手とコンビを組む。天童作品とも思えないユーモラスなやり取りもありとても読みやすいが、やはり作者らしく非常にシリアスな問題を取り扱っている。逆に300ページほどでは物足りない(笑)
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rosetta
ネタバレ★★★☆☆うーん、イヤミスだねぇ(笑)売れっ子エッセイストでサロンを運営しているカリスマを巡り大勢の人から話を聞く。ある人は神の如く崇め癒されると言い、ある人は人を踏み躙って心に傷もつかない悪魔だと言う。古い知り合いとの間のエピソードもお互いに言っている内容が正反対だからどちらが正しいのか判断できない。まあ、「藪の中」だわな。そのエッセイストが自己愛性パーソナリティ障害であることを結論付けるのが結論らしいのだが、この本自体がどの様にも読めると思う。どんな宗教も似たようなもんだ
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rosetta
ネタバレ★★★✮☆大好きなタイプの貴志さんだった。法廷サスペンス。敵役の刑事や検事が凄く嫌な奴に作られているので奴らがコテンパンに叩きのめされるのは快感。叔父を殺したとして逮捕された栄之は強引で暴力を伴った取り調べで調書にサインしてしまう。実は栄之の父も殺人の冤罪で有罪判決を受けていた。失業中の主人公の垂水は弁護士本郷に頼まれ栄之の恋人の千春と共に調査に協力する…実に緻密に計画された罠に警察検察を嵌め父の無念を晴らそうとする栄之。最初から栄之の無罪を確信できないまま読み進めこの結末!騙されはしなかったけどスッキリ
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rosetta
★★★✮☆やっぱりこのシリーズ面白い。スポック博士かデータ少佐かという竜崎のキャラがいい。しかも自分は常識外れなのではないかという疑問をうっすらと抱いているところがいい(笑)。まあ実際こんなに捜査本部にべったりな刑事部長はいないだろうが。小田原に住む有名純文作家が誘拐されるが犯人からの要求は誘拐事件を公表すること。一方その頃東京では元ライターの年寄りが殺される。竜崎はやはり小田原に住む誘拐被害者と親しいエンタメ作家の協力を得て…二人の被害者の関係が分かった途端謎は解けてしまうがそれでも飽きずに読み通せる
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rosetta
★★★✮☆ダークでもノワールでもお笑いやおふざけでもない、切なくて胸が締め付けられる方の東山さん。1部は台湾を舞台にした一編とメキシコが舞台の二編、2部は日本(福岡)の三編。一生独身で兄の家族を養ってくれた暁叔父さんとアメリカ産まれのワタシの娘、犯罪と背中合わせのメキシコで正義を語ると生き辛い。日本編では少しユーモラスな部分もありーの、コロナ騒ぎで職を失い自分の存在意義を見つめ直す登場人物たち。比喩とか言い回しとかも好きだけど、どの話も8ミリフィルムの映画の画面が似合いそうな空気感がとても好きだ
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rosetta
★★★☆☆「やすらわでねなましものを」の歌で知られる赤染衛門と、不倫の果の貴族の落し子頼賢を主人公とした平安絵巻。流行りだねぇ。藤原道長に退位を迫られる三条天皇の意地。後宮で自分を育ててくれた女御の横死の真相を探る頼賢の行動には謎解きの趣きも。人間関係のドロドロはしつこく描かれるけど絵巻という程の景色は目に見えてこない
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rosetta
★★★★☆以前はラノベっぽいバカミスを書いていた人、というイメージがあってしばらく読んでいなかった作家さんなんだけど今作には大満足。シリーズ4作目とのことで今まで読まず嫌いだったのが勿体なかった!多摩署生安課少年係の仲田蛍は事件関係者の気持ちを“想像”して素晴らしい推理を繰り広げ最適な解決を見つけようとする、凄く誠実で有能な警察官。その彼女の原点となるタイトル作を始め5篇の短編どれもがミステリーとして上出来だし、ひっそりと笑いどころも潜ませて読みやすく、切なさや人の大切さが伝わってくる。前作までも読みたい
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rosetta
★★★★☆阿部定事件。自分も何が起きたかだけは知っていたけど、それを懇切丁寧に仕上げてくれた。ある意味、絶対真似したくはないけれど究極の愛情なのかと。阿部定に殺された料亭の主人の妾の息子が事件の真実を知りたいと関係者に会って調べまくる。阿部定事件を映画にしたいと願う監督のRとは脚本家として永年の腐れ縁。あの事件で阿部定は六年の懲役(恩赦で結局五年)の刑しか受けなかったのか?!どこまでが創作なのかも分からないほど執拗に調べ挙げられた労作。ここまで行きつきたくはないけれど少しは羨ましくもある執着かも💦
ミカママ
2024/03/15 04:17

あー、読みたい😌

rosetta
2024/03/15 10:17

早くお手元に届きますように❤

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rosetta
★★★✮☆まるで水戸黄門の様な安定感の道警大通署シリーズ。毎回札幌を懐かしく思いながら読んでます。前回までの粗筋はいつも忘れてしまうのですが、本文の中で丁寧に掬ってくれるのでストレスなく読み進めることが出来ます。闇バイトで集められ訴えられる心配のない金を狙って育成牧場を襲った4人組だが中の一人が猟銃欲しさに住人を殺してしまう。殺人事件になると流石に警察が出動。一方市内では携帯強奪事件が続発。2つの事件が繋がると…最近の警察は警告なしで発砲も許可するのか。まあこんな頭のおかしい犯人は問答無用で射殺して欲しい
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rosetta
ネタバレ★★★☆☆ハートフルホームドラマ。DVやネグレクトでもないし特別な事件は何も起こらない。父と子の関係、誤解や感情の表し方で受け取る側の印象もガラッと変わる。子供の人生に干渉するものやりたい事をやらせるのもどちらも親の愛情であった。盛岡の南部鉄器の工房の70過ぎの親方孝雄が裁判所の補導委託で仙台の16歳の少年春斗を息子悟との二人暮らしの家庭に受け入れる。でまあ最初は心を閉ざしていた少年が次第に心を開いていくわけだね、よくあるストーリ。でその過程で悟と孝雄の長年の蟠りも解けていくわけだぁな(*¯ ^¯*)フン
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rosetta
★★★✮☆相変わらずの文献探偵シリーズ(と勝手に呼んでいる)の最新刊。内容はかなり高度なんだけど飄々とした語り口でスルスル知識が入ってくる。主人公は最早ベテランと頼られる編集者になっているが何歳の設定だったっけ?夏目漱石が「ILoveYou」を「月が綺麗ですね」と訳したと言う都市伝説を膨大な文献を引っ張り出してきて否定する。落語の話が引っ張られ、三遊亭圓生は子供の頃一番好きな噺家さんだったからこうして取り上げられて嬉しい。挟まれる下らない駄洒落もいかにも北村センセが言いそうで、その様が目に浮かぶよう(笑)
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rosetta
★★★✮☆明治初めの産まれで売れない文士の那珂川二坊がキーパーソンとなって明治中期から終戦にかけて五つの謎に出会う。それぞれの謎を解くのが後に有名になるあの人、という趣向。どの話もスッキリとして、やっぱりこの作家さん好きだなぁ。それにしても、愛読者としては今までの本とガラリと雰囲気を変えてきた装丁。新規読者の獲得を狙っているのかも知れないが、内容の端正さと逆方向の頭の悪そうな下手くそな漫画のみたいな装画は逆効果だと思う。言わせてもらう、編集者無能!
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rosetta
★★★★☆7年に渡り出版社を跨いで色々な媒体に発表された13編を纏めた短編集。バラエティ豊かだけど、どれを読んでもやっぱり自分は宮内さん大好きだなぁ。短い物は見開きの2頁。PC初期を扱った何遍かは『ラウリ・クースク』の原型の表題作や、憧れで自慢の従兄との懐かしい記憶とブラック企業での現在が対比される「夢・を・殺す」、子供の頃から絵を書かず図形ばかり描いていたデザイナーの話「国境の子」等とシリーズの味わいもあるし、しっとり叙情的な「南極」や、歴史改変ユーモア小説「パニック」など、手元に置いて読み返したい本
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rosetta
★★★☆☆ホラー系YouTuberとの事だが特別に怖くはなかった。むしろ真っ当なミステリーとかサスペンス。優秀な編集者が実は人を殺したくてたまらないサイコキラー。美しい殺人を求める様はそこだけ見ると求道者のよう。文学出版についてかなり詳しく熱意も持って書いているが、そんな本に何ヶ所も誤植があるのがご愛嬌。毒親、虐待でなくても親の期待を子供に押し付けるのではなく徹頭徹尾子供の味方をすること。子育てについても随分一家言あるようだがそれが作者の本当の考えなのか小説を成立させるための仕掛けなのか
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rosetta
★★★★☆6人の作家さんがフーダニット、ハウダニット、ホワイダニットのテーマで二人づつ競作。読者への挑戦状は珍しくないけれど、この本では相方の作家さんにも推理させているところが性格悪い(笑)。ほぼドンピシャに当てる人、清々しいほど見事に空振りする人。プロの作家でさえ外すこともあるんだから(もしかしてこれって後期クイーン問題?)そりゃ素人の読者にわかるわけが無いよね。というか自分は初めから当てようなんて気は無かったけどw どの話もその作家さんの持ち味がよく分かって面白かった
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rosetta
★★★★☆上出来のバイオパニックホラー。次々に襲ってくるクリーチャーとの戦いや意外な犯人のバッチリ納得の動機。自分のような素人には凄くリアリティを感じる生物たちの変容の原因。コロナ騒ぎの数少ないレガシーとしてはウイルスの知識が多少増えたことかな。日本の南端の瑠璃島の研究所に職を得た七海。所長を初めとして10人の職員の半分が自ら転落死した原因を探ると未知の生物に汚染されていたことがわかる。感染された生物やそこから派生したキメラのモンスター。最終的に恐ろしいのは人間の欲望。今までのこの作家の作品の中で一番
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rosetta
★★✮☆☆44回小説推理新人賞。自分には全くダメだった!(個人の感想です)まずリーダビリティが圧倒的に悪い。表現の指向が自分と合わず文章の上で視線が滑る。 映像に残った歩容から100%人物を特定出来るとかあらゆるカメラの映像を同時にスキャンできるとか3歳の時の記憶が鮮明に残っているとか、そんなん有り得へん無理やろ〜という設定に目をつぶるにしても。自分で作り上げたシステム「ラミダス」を人格の様に扱う主人公も気持ち悪いし、自ら鼻を潰すとか意味わからん。これ投稿したらちょっくら他の人の感想見てこよう
rosetta
2024/03/04 22:12

東大教授とはいえ小説家としては素人なんだから編集者がしっかり教えてやって欲しい、編集者にその能力があるのならば、だけど…

fuku3
2024/03/04 22:34

おしゃる通り!本と云う世間の流通に乗せるのら、それなりの物をだせ!編集者はチャント仕事をしろ!

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rosetta
ISBNで検索して何でこんなメルカリ見たいな画像が出てくるのだろう? 最近になってピーター・スピアという絵本作家を知って安野光雅と似ているなぁと思いこの本を改めて手にした。ちなみに二人の作家は安野が1年早く産まれたほぼ同年齢。1977年初版の本で2009年に作者自身の解説が各ページ毎にあって、それを読むと画面の細かい書き込みに改めて気付く。ああ、こんなに仕掛けたっぷりだったんだなぁ。そして実は見開き毎に道が緩やかに繋がっていることも今回発見した。多分何度読み直してもその度に新鮮な本だろう
が「ナイス!」と言っています。
rosetta
★★★✮☆大ヒットデビュー作の続編。ブームのうちにさっさと出版しようとしたのだろうなという薄さ。前作は読んでないけ大体想像がつく。表情に変化がなく言葉遣いもぶっきらぼうだけど滅茶苦茶変人で滅茶苦茶頭のいい高校三年生思い浮かぶような知り合いがいるな笑。膳所高校から京大って具体的過ぎて興味唆るゎ。成瀬自身の視点はなく周りの人間から見た成瀬像で話が進む。ファンになった小学生、娘コンの軽はずみな父親、バイト先のお客、一緒に観光大使になったパートナー、幼なじみ。ここまで突き抜けるとスカッとする。ヒットする訳もわかる
rosetta
2024/03/04 01:41

それにしても大ヒットで10万部かぁ。バズったYouTubeの再生回数や人気のTwitterのフォロワー数なんかを思うと、出版業界の数字の小ささよ😢

が「ナイス!」と言っています。
rosetta
★★★✮☆相変わらず気の触れたような読点の使い方は健在(編集者が口出しできないほどの大家でも売れっ子でもないだろうになぜ指摘しない)だがストーリはそこそこ面白い。連続放火事件の解決のために東京の研究室に福岡から呼び出された変人プロファイラー田所。その手足となって動く元警官の小田健。先輩を殴って一日で辞めたのだから警察学校は出ているにしろ警官としての経験は全くないのではあるまいか?真犯人は福岡の地上げに絡むプロ犯罪者。最後の監禁ゲームもそんなんあり?という不自然さだし動機も納得できない
rosetta
2024/03/04 01:38

表紙の地図もそうだけど、放火事件の現場はほぼしょっちゅう通る地元で、登場人物の移動もほとんど追えてしまう。具体的な現実の街が舞台だと土地勘があるかないかでかなり臨場感が違ってくるよね。この本では自分には必要なかったけれど、知らない地方都市が作品の舞台になる時には地図をつけて欲しいよな

が「ナイス!」と言っています。
rosetta
★★★★☆大学同窓の佐川さんの新作。謎がある訳でもミステリでもない、朝の連ドラの様な世界なんだけど登場人物が全員気持ちがいい、とても嬉しい気持ちで読了した。次々に立ちはだかる人生の壁に打ちのめされることなく必死で食らいつき、努力と才能で道を切り開いていく主人公真記と取り巻く優しい人々。尾道から夢を追って上京してくる辺りまでは女版横道世之介かと思った、大学も同じ法政だし。親の破産、大学中退、看護学校から看護師になりハワイまでのクルーズ船でナースとして働き伴侶と出会う。真記ならきっと何処でも何時でも大丈夫
が「ナイス!」と言っています。
rosetta
★★★☆☆お笑い芸人6人に小説を書かせてみました、というだけの企画。多分編集者が内容に何にも口出さなかったんだろうなってレベルのものばかり。最近お笑い見ないから知っている芸人もいないし。よくもここまで中身のない話を書けたなという布川作品、イロニーが効いたSF風の上田作品、実体験だろうか?と思わせる恋愛下手な男の子の石橋作品、発達障害のコンビの仲が取りざたされるニシダ作品、物の名前と存在を考える実存的なぴろ作品、普通にオチのある吉住作品とバラエティ豊かな、高校の文芸部の部誌を読むようだ
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/04/08(2943日経過)
記録初日
2016/04/08(2943日経過)
読んだ本
2828冊(1日平均0.96冊)
読んだページ
885304ページ(1日平均300ページ)
感想・レビュー
2713件(投稿率95.9%)
本棚
18棚
性別
血液型
A型
職業
サービス業
現住所
東京都
外部サイト
自己紹介

神楽坂でバーテンダーやってます。国内ミステリーの新刊を年間最低200冊は読むことを目標にしております。基本的にジュンブンとか現代詩は理解できません(笑) 読メは内容を忘れないよう備忘録代わり。手元に新刊がないときに旧作やノンフィクションなどを読んだりします。

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