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2024年3月の読書メーターまとめ

Nick Carraway
読んだ本
6
読んだページ
1618ページ
感想・レビュー
6
ナイス
11ナイス

2024年3月に読んだ本
6

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2024年3月のお気に入られ登録
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2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Nick Carraway
佐々木譲の警察小説はおもしろい!これは道警シリーズ第4弾。3弾までは昔読んだような気がするのだが、全く記憶になく、それでも4弾を読んでみた。いくつも錯綜する事件、それを各々追う道警刑事たち。メインの鎌田光也事件の影に潜むもう一つの事件。細かいところまでおろそかには描かない佐々木譲の筆遣いに感嘆する。道警シリーズに限らず、佐々木譲の警察小説を読んでいれば、幸せを感じる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
6

Nick Carraway
難解な折口信夫をいつかまた読みたいと思ってきて、まだ果たされていない。まずは『古代研究』からと思う。その恰好の指南書になると思う。折口の難解な思想と論文をこのように平易に解説してくれるガイドブックは、脈々と折口学を受け継いできた碩学たちの功績。本書では4回に渡り、「「他界」と「まれびと」」、「国文学の発生」、「ほかひびとの芸能史」、「「生活の古典」としての民俗学」と、折口学のキーワードを分かりやすく提示して解説。本当にためになったし、おもしろかった。
Nick Carraway
佐々木譲の警察小説はおもしろい!これは道警シリーズ第4弾。3弾までは昔読んだような気がするのだが、全く記憶になく、それでも4弾を読んでみた。いくつも錯綜する事件、それを各々追う道警刑事たち。メインの鎌田光也事件の影に潜むもう一つの事件。細かいところまでおろそかには描かない佐々木譲の筆遣いに感嘆する。道警シリーズに限らず、佐々木譲の警察小説を読んでいれば、幸せを感じる。
が「ナイス!」と言っています。
Nick Carraway
63歳の老人(「初老」と何度も書いてあるが、どうも違和感がある)が鎌倉に住みながら、故郷の新潟市内野に実際に出向いたり、また記憶の中の内野の風景に記憶を飛ばしたりして紡ぐ幻想的な短編群。新川や内野の神社、五十嵐浜などの風景が私にも生々しい。新潟弁も。とりわけ、新川を流れていくものへの追想を描く「抱き水」、嫌いな教師への反抗とその教師の死を描く「鷺」などの作品が味わい深かった。文章の香気に、藤沢周の熟練の手腕を感じ、十分に味わうことができた。
Nick Carraway
18世紀に発明された「青春」が燎原の火のように世界中を席巻するさまを、ある時は俯瞰的に、ある時はミクロな視点で描出、三浦雅士の博覧強記には舌を巻く。特に馬琴と香川景樹が日本における青春を描く嚆矢となったという指摘、また郷愁や教養も日本において馬琴の頃から注目されていたという指摘に瞠目。馬琴や景樹を徹底的に批判し否定した坪内逍遙や正岡子規が、馬琴の愛読者であり、馬琴の影響なしにはその後の文学活動はなかったということもおもしろい。 哲学の話も多々語られるのだが、哲学の知識は皆無なのでほとんど理解できなかった。
Nick Carraway
著者山田氏の、順徳天皇に対する敬愛の情溢れる一冊。佐渡という島の歴史は多様でおもしろすぎる。以前から関心を持っていた順徳天皇の生涯とその周辺のことが、歴史の素人である自分にもとてもよくわかったし、順徳天皇に関する古今の歌や句や文章が全編にちりばめられて、さながらアンソロジーのようでもある。順徳天皇という人物の入門書として、まことに最適な一冊。
Nick Carraway
今回の四季派学会論集は講演記録2編、論文5編、書評2編で148ページという読み応えのある一冊となっている。各論文の問題の提示とその追究が多様でおもしろい。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/04/22(2929日経過)
記録初日
2016/05/05(2916日経過)
読んだ本
368冊(1日平均0.13冊)
読んだページ
116856ページ(1日平均40ページ)
感想・レビュー
366件(投稿率99.5%)
本棚
0棚
性別
URL/ブログ
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