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2024年4月の読書メーターまとめ

reo
読んだ本
9
読んだページ
2928ページ
感想・レビュー
9
ナイス
1187ナイス

2024年4月に読んだ本
9

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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山菜や木の実、兎や栗鼠、鹿や熊そして人、生きとし生けるものがこの自然のなかでは平等でそれぞれが互いに少しづつ干渉しあい今日を生きる。そして今日生きてきたものが明日は誰かにバトンタッチする訳だが、積極的に後世に残すか、消極的な形で繋がるかは誰も分からない。都会に暮らそうが田舎で終えようがそこのところも変わらない。この哲学的問題はどこまでいっても結論がでない。この物語の場合熊漁師の熊爪が太一が良輔が穴持たずが赤毛がそして陽子が生まれ生きてそして死んでゆく…。ある意味「ともぐい」と言えるのかも。河崎秋子初読み。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
9

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この「幾代の鈴」と特別編上の「契り橋」とがあって、あきない世傳 金と銀が終了したという感じ。特に第三話『行合の空』では結のその後が物語られており、何となく安心した。それにしても、みな長生きだよなァ。治兵衛さんが九十六でお竹さんが九十二、菊栄さんが何ぼやったか…。幸が還暦やというし。マァめでたいこっちゃ😄
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競馬は全然分からないが、宮本輝著『優駿』などのお話は大好きなのだ。この著者氏の前作『黄金旅程』も面白く読ませてもらったが、この本編「ロスト・イン・ザ・ターフ」の軽さは(いい意味)どうよ。『少年と犬』で直木賞を取ったからという訳でもないだろうが、優しさ系が矢鱈目につく。『不夜城』のようなギラギラ系はもう書かないのだろうか、もう一度読みたいのだが…。までも、これはこれで頭休めには格好😄
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地下都市WANOKUNIお披露目パーティが終わった途端、その地下都市はマグニチュード7.2の地震に見舞われる。地下は地震には強いはずなのだが『活断層地震』だったので、地滑りが起き地下の構造物を剪断した。その地下五階に”目が見えず、耳が聞こえず、話せない”という三重障害を持った女性が一人だけ取り残される。その女性を災害救助ドローン、アリアドネSVR-Ⅲで捜索救助し、地下三階のシェルターまで誘導するという。なんともはや想像がつかないほどのミッション。地下はバックドラフト状態‼果たして🙏。滅茶苦茶面白い😃
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幼馴染の妻倭子の死があまりにも唐突過ぎ忘れられないでいた壮一郎。死者を呼び寄せる力のある巫女に、倭子を呼んでもらうが、巫女が言うには「奥さんの霊、何や降ろしにくいんですわ…」と。中盤から後半にかけての流れは、死者を喰らう”エリマキ”と壮一郎と巫女とで、倭子がこの世に残した怨念を探るというミステリー仕立て。ま、読みやすいので楽しめる。夜中に読んだが特に怖さは感じなかった😅
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山菜や木の実、兎や栗鼠、鹿や熊そして人、生きとし生けるものがこの自然のなかでは平等でそれぞれが互いに少しづつ干渉しあい今日を生きる。そして今日生きてきたものが明日は誰かにバトンタッチする訳だが、積極的に後世に残すか、消極的な形で繋がるかは誰も分からない。都会に暮らそうが田舎で終えようがそこのところも変わらない。この哲学的問題はどこまでいっても結論がでない。この物語の場合熊漁師の熊爪が太一が良輔が穴持たずが赤毛がそして陽子が生まれ生きてそして死んでゆく…。ある意味「ともぐい」と言えるのかも。河崎秋子初読み。
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普通のトロそうなオバサン沙代子。実家の印刷屋が倒産しそうなので夫の俊則に金策をお願いしたらケンモホロロに断られる。仕方なくオンボロラパンで市内をウロウロしていると、年増のキャバクラ嬢苑紫と接触してしまう。その紫苑の命令で三千万入りの袋を盗み取ることに😅そこに紫苑の客のヘタレホスト竣が仲間入り。そうしたら今度は女子高校生陽向が誘拐犯から逃げて来たといって転がり込んできた。さて!ジョーカーは三千万か、オバサンか、はたまた年増のキャバ嬢か、ヘタレホストか、女子高生なのか❓宇佐美まこといつも通りの面白さです😄
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「見て見ぬふり」「保護」…以下、六作品の短編集。いずれの作品も最初は正しい、若しくは正しいと思われる事例が、後半12ページでひっくり返るというもの。なかには、うーん🤔どうなんだろう?というものもあるが、最後の「死は朝、羽ばたく」は一読の価値あり。それと最後から二作目の「罪の相続」は幼少期の教育の大切さを考えさせられる。終いになるほど良い話になってくるという…。本は最後まで読まないとだね😀
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姫川玲子シリーズ10作目。今回は魚住久江巡査部長をゲストに迎え、武見諒太と寝た後の少し弱気になった玲子がその気を打ち捨て、監禁されていた男が何者かに顔面の造作が分からないくらい潰された事件の捜索にあたる。捜査が進んでいく過程で『慰安婦問題』などの報道による、在日三世、四世の惨状が浮かび上がってくる。罪作りだよ…ったくマスゴミは。で中盤以降思いがけない方向に真相が彰かになってなってくる。今回の残虐シーンは抑え目😄次また読んでしまうだろうな😅
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「海の子」「僕はエスパーじゃない」...「堕ちる」など六編の短編集。表題の「暗い引力」という作品はない、この六編全てのテーマが『暗い引力』なんだ。「海の子」なんて”後悔はないと思っていたが、最後に一つだけ悔いが残った。やっぱり━あの女には堕ろさせればよかった。”「極楽」では”「自分の名前言えるか」男が失礼極まりない質問をする。こちらが多少歳を食っているからといって…〈中略〉「当たり前やろ、私は…」━私の名前は…言うべき単語を思いつかない…。”こんなんばっか六編です。岩井圭也外れなしやね😄
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/04/27(2927日経過)
記録初日
2016/04/30(2924日経過)
読んだ本
1169冊(1日平均0.40冊)
読んだページ
447337ページ(1日平均152ページ)
感想・レビュー
1169件(投稿率100.0%)
本棚
30棚
性別
年齢
76歳
血液型
A型
職業
販売系
現住所
岡山県
自己紹介

2016年4月末日に読書メーターデビューしました。
入会以降、読んだ本の感想は必ず入れるようにしております。再読も同様です。

図書館本が主体です。

読書傾向:乱読の極みです。ファンタジーものは苦手です。

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